学生時代に飲食店でアルバイトした経験が現在でも役に立っていることを挙げてみた
若い頃の苦労は買ってでもしろという、珍妙な格言は完全否定しますが、自ら行動を起こしての体験というのは貴重なものとなります。
特に学生時代のアルバイトは、社会の一端を垣間見ることができるため、積極的に取り組んでほしいものです。
社会の一端と括っていますが、それはそれは、いろんな人種に出会うわけですから、学生という枠組みでは異質な存在を目の当たりにすることも珍しくありません。
アルバイトをするならば、人はともかく、社会のしくみを見て知ってほしいものです。
ということで今回は、筆者自身が学生時代のアルバイトから学んだことをシェアしたいと思います。
もくじ
若い頃の苦労は買わなくていい
誰が言ったか知りませんが、訳知り顔で、
「若い頃の苦労は買ってでもしろ」
と言う人の話しは聞かなくて良いです。
実際に聞いたところで得るものは何もありません。
オレも苦労したから、お前も苦労しろという、悪の誘いでしかないのです。
なぜならば、その人自身が出来の悪さを認めずに、中途半端に終わってしまったことや挫折が絡むからです。
聞きたくないですよね、そんなマイナスでしかない話しは・・・。
教訓を与えてくれるならまだしも、ほとんどありませんので、期待してもムダなのです。
ゆえに、若いころは失敗を先に考えず、どうやれば目的を達成できるかという視点で、物事にチャレンジして欲しいものです。
責任は責任者が取ればよいだけの話。
飲食店で学んだこと
筆者の初めてのアルバイトは某ちゃんぽんのチェーン店でした。
新装開店からアルバイトとして働いていたので、研修も受けましたし、店舗運営に必要なマニュアルやルールなども身に付けました。
当時、時給は480円スタート(汗)
現在では考えられないほど安いでしょ?
そんな時代があったのです。
今は違いますので、文末の厚生労働省が公開している「令和4年度地域別最低賃金改定状況」を参照してみてください。
飲食店は客商売ですから、お客さんが楽しく食事をして満足して帰って頂くことが最大の結果となります。
もちろん売り上げも大切ですが、それは店長が気にすることであって、アルバイトの身分ならば、目の前にいるお客さんを満足させることに集中します。
マニュアルが通用しないこともありますから、そこはアドリブで対応するか、責任者に話しを通すかの二択なのですが、時代背景もあってアドリブで何とかなっていました。
とっさの判断というのは鍛えられた気がします。
アルバイトで気付いたこと
飲食店でのアルバイト経験から気付いたことは、
- 大抵の客は腰が低い
- 人と接する仕事は見かけ以上にキツイ
- 衛生面に気を配るようになった
- 手洗いのクセが離れない
- 同業者を自然にリスペクト
というものです。
当時はあまり意識していませんでしたが、社会人になってからコストや売り上げといったことに触れる機会が増えると、経営についても考えるようになります。
ただ最大の気付きは、人と接する仕事は向いてないというものでした(汗)
これは大きな気付きとなりました、皮肉なことに・・・。
なぜ向いてないのかと言えば、
- 知らない人への対応だけで擦り減る
- 人の世話が苦手
- できれば会話は避けたい
- 一点に集中して作業するほうが安定
- スマイルが苦痛
といったように、性格的なものや気質が大きく影響しています。
まとめ
「学生時代に飲食店でアルバイトした経験が現在でも役に立っていることを挙げてみた」というテーマで、アルバイトで得たことについてシェアしました。
飲食店は慢性的なに人手不足が叫ばれていたのですが、コロナ禍によって、その運営や環境も大きく様変わりしています。
しかし、飲食店は完全オートメーションは不可能であり、必ず「人」が中心となる業態である以上は、人材を枯らすわけにはいきません。
ゆえに学生時代のアルバイトで一度は飲食店をおすすめする次第です。