教職員志望の人はよく知っておこう!人事異動は希望を出しても1ミリも叶わないということを!

※広告

公立学校の教職員は、今の時期、すでに人事の内定が下っており、新しい職場とコンタクトを取っている先生方も多いです。

正規職員は、大体、3年周期での異動が定番です。

講師の場合は、1年ごとの契約ですが、これも同一の学校に居られるのは3年間という、全く意味不明な制限がかけられています。

働きやすかった職場に感じるのは長くても3年という、実に過酷な環境が公立学校という世界です。

働き方改革は絶対に進まないであろう世界と断言しておきます。

ということで今回は、公立学校の人事異動について、ほぼ、真実を書いていこうと思います。

教職員志望は考え直した方が絶対にプラスになるよ。

人事異動の内定時期

公立学校の教職員の人事異動の内定は、自治体によって多少のズレや違いはあるかと思いますが、春休みに入る2.3日前には、ほぼ確定されます。

で、学校での修了式の際に離任式も兼ねて、去っていく教職員が全校生徒に挨拶をするわけです。

子どもたちは春休みですが、教職員は通常勤務で、身のまわりの片付けや新学期の準備に負われまくります。

一方、管理職連中は、人事異動後のクラス担任の編成に頭を悩ます時期でもあります。

どの学校も教職員不足だから。

足りないピースは講師を充て込むわけですが、この講師も登録者が少ないので、思ったように集まらないという悪循環。

その一方、貴重な存在でもあるので、講師でも働きのよい人は担任を持たされます。

それがイヤで講師の仕事をキャンセルする人が多いということ、付け加えておきます。

広告

講師が担任を持つこと

講師が担任を持つことがイヤで仕事を辞退する利用は何か?

安月給で正規職員と全く同じ仕事量をしなければならないことが、最も大きいでしょう。

家庭の事情も後回し気味になります。

教職員なんて平日は20時頃まで残業は当たり前ですから、子どもが小さいうちは、例えば保育園の送迎とか、まあ無理ですわ。

さらに子どもの学校のイベントも職場の学校と日程がかぶるなんて、珍しいことではありません。

ゆえに貴重な子どもイベントを泣く泣くスルーせざるを得ない事態となります。

これが平気な人は講師でも担任を持てば良いですが、ぶっちゃけ、デメリットはあってもめりっとは一切ないのが講師の担任もちです。

ですから家族が、その要請を受けるたびに、筆者は断固反対してきました。

担任拒否が通らないときは、無職になって、つまり講師登録をはずれて、別の仕事をした方がスキルも知見も広がるので、その方向を勧めています。

ともかく講師に担任を持たせるという校長の組織編成は、ある意味、パワハラだと考えています。

本人が勤務の条件として担任は持たない、持てない理由を明記している場合は特にです。

人事と組合は期待薄

教職員の人事は教育委員会が握っています。

簡単に言えば鶴の一声。

講師の場合は校長を経由して、異動の希望などを面談します。

大体、同一校には3年間が限度って、何の意味があるのか?

どうせ文科省などは、検証もしていない、それらしい理由をならべ立てるでしょうが、期限を設けているから余計な仕事が増えているハズなんです。

居心地よく勤務しているなら、どうぞどうぞ、存分にその学校で力量を発揮してください的な方針のほうが良いに決まってます。

わざわざ能力を発揮しているところに水を差すから、精神的に疲弊する教職員が出てくるわけですよ。

すべてがモンペとか発達障がい児の増加とかだけじゃないですよ、教職員の退職や休職が増えているのは。

しかも杓子定規な人事しかできないことから、その異動について、ワーワーとクレームのような相談がどんどん舞い込む。

民間企業のように人事についての研修や組織論を学んだわけでもない連中が、これも人事異動で、たまたま担当になっているだけなので、そりゃ、コマを動かすレベルでしかできっこないです。

だからヘンチクリンな人事が多発しています。

家族の場合、今回のことは組合にも相談していますが、これも期待は薄い・・・。

ということで、講師登録を一旦、外れて新しい仕事に付く公算です。

広告

まとめ

「教職員志望の人はよく知っておこう!人事異動は希望を出しても1ミリも叶わないということを!」というテーマで、公立学校の人事異動について書きました。

人事異動は組織に所属する以上は仕方がない、という声を出すヤツは、多分、昭和の思考からアップデートできていない人です。

東京海上のように、国が先頭に立って人事異動についても率先して改善しなきゃならんのに、30年ぐいは少なくとも変化はないですよ。

オワコンですな。

関連記事

今も公立学校の教職員を希望する学生が多いが現実は?オワコンと言われる現実とは!

公立学校教職員の人事異動で内示が出た模様!3年周期の法則ってホントなの?

公立小学校教師に未来なし?文科省はさらなる資質向上に躍起!もっと働かせるつもりらしい

参考になったらシェアしてくださいね!