【飼い主マナー】コロナ禍で外出自粛中に癒し目的で購入したペットの飼育放棄
何となくイヤな情報が出ていました。
コロナ禍で外出も制限された中で、ストレス解消と癒しをペットに求めた人も多かったと思います。
確かにきっかけとしてはアリなのかもしれません。
ところが、コロナ禍が穏やかになってきた途端に、飼い主としてのマナーや責任を無視した飼育放棄が始まっていると言うのです。
あくまでも極めて稀な出来事であって欲しいものですが・・・。
今回は、そうしたコロナ禍のペットブームの反動について、考えてみたいと思います。
もくじ
自宅でペットと過ごしたい
家にいる機会が増えたからという理由で簡単にペットを飼ってしまうと、後々から、
- こんな大変だと思わなかった
- 飼育が面倒で癒しにならない
- 散歩がしんどい
- 予防接種などが健康維持費も高額
- ペットの食費が想定以上
といった現実を知ることになります。
頭ではわかっていても、想定外だったことが多く、結果として飼育放棄という流れは少なくないことでしょう。
癒しをペットに求めることは悪いことではありませんが、必ずしも飼い主の思惑通りにはいかないことは想定していて欲しいものです。
ペットの飼育はコロナ禍で増加
社団法人ペットフード協会によれば、
- ワンちゃん:約5万8000頭
- 猫ちゃん:約6万7000頭
が、コロナ前の2019年と比較して2020年には増加しています。
出典:令和2年 全国犬猫飼育実態調査|一般社団法人ペットフード協会
かなりの上昇率のように感じます。
恐らく、勢いで飼ってしまった印象です。
子どもも休校などで自宅にいる時間が多くなり、世話をするという約束の元で、親が飼い与えたケースも想像されます。
親に飼育経験があれば良かったのでしょうが、家族全員が、誘惑にかられてしまった場合、残念ながら飼育放棄の確率が高いのではないでしょうか。
動物の映像では物足りない?
外出自粛で動画やテレビの視聴時間も増え、動物や人間の赤ちゃんの映像コンテンツは人気ですから、目にする機会も増えたはずです。
映像では物足りず、実際にペットと触れあいたいという思いが強くなって、つい、飼うことにしたというケースも想像されます。
確かに、実物の方が圧倒的に感情移入するでしょう。
しかし感情はプラスだけではありません。
マイナスの感情だってあるわけですから、ワンちゃんが無駄吠えするタイプだった場合は、訓練させるより手放す方が手軽と考えてもおかしくはないのです。
まとめ
コロナ禍が少々収まってきた途端に、ペットの飼育放棄という問題が出てきました。
すでにペットを愛でている飼い主を見ると、簡単に飼育できると勘違いしてしまうことはあると思います。
しかし、それぞれに苦労があって、落ち着いて飼えているのかもしれません。
ワンちゃんや猫ちゃんは身近だからこそ、最初の半年や1年が重要な気がします。
参考情報
飼う人のモラルが問われます。
免許制を導入すべきかも・・・。