ピンピンコロリが難しい人生100年時代をどう生きる?

理想的と言われるピンピンコロリが難しい時代になってきた?人生100年時代は長寿化でありながら、なかなかコロリと死なせてもらえない、そんな時代に突入したそうです。その理由は何故か?では、いったい、どうすればいい?

ピンピンコロリとは?

ピンピンコロリという言葉をご存じですか?

ピンピンコロリとは、死ぬ間際まで元気でピンピンと健康であり、ある日コロリとあっけなくなくなるという生き方のことで、残された家族にも迷惑をかけることなく、自身も長期間苦しむことなく天命を全うできるという、いわば理想的な生き方のことです。

そりゃそうですよね。苦しみながら寝たきり生活が続くのは想像するだけでも大変そうですし、残された家族の苦労を考えると、とても心苦しくもなります。

正直、自分が介護する側だと考えると、どんなに大切な人でも、金銭的、体力的、精神的な負担が溜まってくると、大切な人への思いやりも失ってしまいそうです。

現に、親の介護疲れによるストレスから思わず親に暴力をふるってしまった、という知人がいました。そのことが以降もずっと自分の中で嫌悪感として残っている、と苦しそうに話してくれたのを聞いたときは、本当に心苦しく感じました。

それぐらい大変なんですよね。長期間の介護って。する側も、される側も。

そんなこと思うと、「終わり良ければ全て良し」という言葉があるように、自分の死に際はあっけなくさらりと逝きたいと願うのは、私だけではないと思います。

広告

ピンピンコロリと逝ける人の割合

ピンピンコロリはPPKとも略されるそうですが、そんなPPKで人生を終える人はいったいどれくらいいると思いますか?

現在、PPKで亡くなる人の割合は、男性で10%、女性で2%程度なのだそうです。

男性で10人に1人の割合、女性なんて100人中2人ですよ。意外とピンピンコロリと逝くのは、思ったよりもハードルが高そうです。

以前はもっとPPKの人は多かったそうです。それが近年はPPKと逝けなくなったのには、ある理由があるようです。

ピンピンコロリが難しい人生100年時代

ピンピンコロリと逝けなくなった理由には、人生100年時代とも深い関係があります。

人生100年時代のいま、実は寿命が延びたと喜んでばかりいられない状況もあったりします。

というのは、医療の技術が発達したために、以前なら亡くなっていた病気が、延命されてしまうからなのです。

「延命されるなら良いではないか」と思われるかもしれませんね。もちろん良い面もたくさんあります。しかし、病気が発症し、治療により命は落とさなかったもの、以前の状態まで回復できず、寝たきり生活になることもあるんだということも考える必要があります。

ほとんど日常生活は行えない、もしくは寝たきりのままで、以降、元の生活に戻れる可能性もないまま、徐々に消耗し衰退していく状態で生きている。考えただけでも、なかなかしんどいですよね。

最近では「健康寿命」という言葉を、よく耳にするようになりました。

健康寿命とは、日常的・継続的な医療・介護に依存せずに、自分の心身で生命を維持し、自立した生活ができる生存期間のことを意味します。

つまり、健康寿命を超えて生きるということは、自分の力のみでは生きていけず、誰かに支えてもらいながら生きている状況です。

数字上の平均寿命は伸びたように見えますが、伸びた分だけ健康に生きていけるかというと、そうでもないのです。

広告

健康寿命と平均寿命

健康寿命と平均寿命について、男女それぞれについて見ていきましょう。

まず、平均寿命は、

男性:79.55歳
女性:86.30歳

これに対し、健康寿命は、

男性:70.42歳
女性:73.62歳

となっています。
※「平成26年版厚生労働白書」より

大体、健康寿命を失った後に生き続ける年月として、男性で9.13年、女性で12.68年ほどあります。ざっくりと約10年間、介護が必要となるわけです。

もちろんその間、医療費だってかかります。

人生100年時代こそ、親子3世代で暮らす

核家族化がスタンダードになって久しいですが、核家族で暮らすのはランニングコスト的に見てコスパが非常に悪いです。

そこでいま再び、昭和の頃のように、サザエさんの家ように、親子3世代で1つ屋根の下に暮らす生活を考えてみるのはどうでしょう。

1つの家に複数の収入をもたらす人がいて、子供の面倒を見てくれる老人がいて、それぞれがそれぞれの役割を果たしつつ、協力して生きていく。

そうすることで、無駄な手間や経費も削減でき、生活にゆとりが生まれる。

年老いてからも、一人老人ホームに入るのではなく、寝たきりになっても家族が最後まで家で世話をし看取る。

もちろん、昭和とは違ったルールも上手に取り入れながら、共存するという点では「サザエさん」的なスタイルで暮らす方法を目指す。

今後、再び日本の経済発展に過度な期待をせずとも、多少の余裕を持ちつつ明るく暮らしていく方法につながるのではないかと考えます。

昭和と違い、物質依存を減らし、シンプルに暮らすことを取り入れた、3世代暮らし。

こうした新しい共存スタイルが、今後の日本のスタンダードとなれば、少しは心の荷も下り、明るい希望の光が見出せそうに思えるのです。

ピンピンコロリが難しいのなら、他の方法で互いが少しでもストレスを貯めることなく、協力して生きていく方法を見つけていきましょう。

参考になったらシェアしてくださいね!