おひとりさまの老後の準備について いつから始める?老後準備に必要なお金の計算が重要

※広告

自分は生涯おひとりさまかもしれない。そう思い始めた場合、おひとりさまの老後の準備はいつ頃から始めると良いのでしょうか。特に、老後準備に必要なお金はどれくらいあればよいのでしょう。そんなおひとりさまの老後の資金計算を中心に、準備の流れなどをお伝えします。

おひとりさまの老後準備はいつから始める?

若い頃はさほど意識していなかったその先の人生も、段々と年令を重ねていくと、この先どう生きるかが少しずつ見え始めてきます。

その中で「結婚をどうするか」ということも、その1つとして上がってくることでしょう。

近年では生涯未婚率も高まり、結婚をしない人も増えています。「機会があればそのうちに…」と思う人もいる反面、ある程度の年齢以降から「もう結婚しなくてもいいかな」「一人で生きていくことにしよう」と決められる方も少なくないようです。

結婚願望の有無はさておき、ある程度の年齢を過ぎたなら、生涯おひとりさまを想定し、老後の準備を始める必要があります。

広告

おひとりさまの老後準備は40代から

では、おひとりさまの老後準備はいつから始めると良いかというと、これは40代から始めると良いとされています。

初婚の結婚年齢を世代別に見てみると、男性の場合、20代が50%、30代が38%と、20代~30代でおよそ9割を占めます。

そして、40代で9%、50代以降は1%です。

つまり、50代を超えて結婚する人は初婚で1%(再婚でも5%)と、かなり少ない数字となっていることから、やはり40代の後半には少なくとも生涯おひとりさまであることを想定した老後の準備を始める必要があると思われます。

まずはエンディングノートを書いてみる

老後準備と言われて頭に浮かぶのは、「終活」という言葉かと思いますが、終活はけっこう手間や時間がかかります。

終活までは行かずとも、エンディングノートを書くことは、一度やってみるといいと思います。エンディングノートを書くことのメリットは、自分の現状と考えをまとめることができ、客観的に今の自分を知ることができる点です。

そのうえで、実際の老後準備として、老後に必要なお金の計算をしてみてください。

広告

老後準備に必要なお金の計算

老後準備に必要なお金の計算をするにあたっての、流れについて説明します。

まずは現在の金融資産を把握します。それとともに負債がある場合はそれもしっかりと把握し、返済プランも明確にしましょう。

住宅ローンも負債ですので、いつ完済されるのか、繰り上げ返済を考えている場合は、そのプランを具体的にしてみましょう。

そのうえで、今後得られる資産を算出します。今の収入から老後のために貯蓄できる金額を決め、定年まで働いた場合どれくらい貯まるのかを計算します。役職定年や再雇用などで給料が減額することや、早期退職などを考えている場合など、自身のプランに沿った計画から想定される貯蓄額を計算してみてください。

また、老後に得られる年金額も大体で良いので算出し、把握しておきましょう。

そうやってリタイアするまでにどれくらいの老後の資金が溜まり、年金が得られるかを把握します。

それがわかったら、次に老後に必要な生活費を計算します。

老後はどういった暮らしを送るのかをイメージし、その生活にかかる費用おおまかに算出します。

現在、一人暮らしをしているのであれば、毎月の支出額というのはイメージできているでしょうから、現在の生活と老後の生活を比較してみて、その差額をイメージしてみるとよいかと思います。

ちなみに65歳以上の単身世帯の平均支出は月に15万円程度だそうです。この支出のうちにどれくらい住居費が割合を占めるかで、その他に使える額が変わってきます。

ランニングコストの低い持ち家を所有して65歳までに完済するか、老後は家賃の安いエリアに部屋を借りるかなど、老後の住居費に関するイメージは明確にしておいたほうが良いでしょう。

老後の資産が足りないと感じた場合

もしも老後準備に必要なお金が足りないと感じた場合は、改善が必要となってきます。その改善方法として、

  • 老後の生活のコストを下げる
  • 毎月の貯蓄額を増やす
  • 資産運用を行う
  • 65歳以降も働く

といった改善方法があげられます。

老後の生活のコストを下げるのも良いのですが、老後に何が起こるかわからないことも考えると、あまりここに改善点を置かないほうが良いように思います。

むしろ、現在の生活を見直すことでコストカットして、貯蓄額を増やす、更には資産運用を行うのが良いでしょう。

近年では、iDeCo(イデコ)やNISAといった税の優遇措置が得られる投資方法が用意されています。これらを上手に活用して老後の資金を増やすのに活用したいところです。

そのうえで更に不足の場合は、65歳以降も働くということを想定しておけば、事足りるのではないかと思います。

まとめ

おひとりさまの場合は、何よりも自身の健康が大きな資産となります。身体が健康であれば働くことができますし、病気による支出も抑えることができます。普段から健康維持を意識した生活を行うように心がけてください。

また、家族を持たないおひとりさまの場合、仕事を退職すると人間関係が減り、人と接する機会が格段に減ってきます。

そのことも想定し、現役時代から職場以外の交友関係なども増やしておくことをおすすめします。

そういう意味では、定年後も何かしらの仕事に従事するほうが、心身共に健康でいられるのかもしれませんね。

参考になったらシェアしてくださいね!