原材料高騰で値上げラッシュ うまい棒も10円から12円へと2割値上げ 物価上昇は避けられない?

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原材料の高騰で様々な食品の値上げが続いています。うまい棒もこれまでの10円から12円へと2割値上げされるそうです。ガソリンも昨年より2割アップし、電気代なども軒並み上昇しています。この先、物価上昇は避けられないのでしょうか?その答えは諸外国との物価の差にあります。

ついにうまい棒も値上げ

駄菓子屋界の救世主、やおきんのうまい棒も、原料高騰を理由に、2022年の4月1日から、ついに10円から12円へ値上げされることになりました。

うまい棒の原料である、主原料のコーンや植物油が値上がりしていること、また、それ以外の、包装資材や配送費なども大幅に上昇していることが、主な要因のようです。

こうした薄利多売の商品は1円、2円の世界で利益を取っているので、原料等の高騰は影響も大きく、それでも製造を続けていくなら価格に反映せざるを得ないのでしょう。

安い価格帯のものが中心となる駄菓子のようなものは、うまい棒以外にも今後軒並み値上がりすることが予測されます。

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あらゆるものの価格上昇が続いている

値上がりするのは駄菓子ばかりではありません。

原油高や円安もあって、輸入品は特に価格が上昇しています。

ガソリンや灯油などの燃料の他、食品や日用品など、スーパーに出かけてみると価格が上がっているのがよくわかります。

小麦が原料のパンや麺類、野菜、肉、鮮魚、加工食品など、格安が売りのスーパーでもじわじわと、ここ数ヶ月のあいだ価格が上がってきています。

家計簿をつけている人などは、この変化を如実に感じているのではないでしょうか。

価格据え置きのものも、よく見ると量が減っていたりといった、実質的に値上げされている商品も少なくありません。

原材料の価格が上昇するということは、当然、飲食店の価格も上がってきます。

そこにコロナによる不況も重なり、余計に財布の紐は固くなる?

これでは経済は回らないと、政府が対策を設けても、その予算の出どころは国民の税金と考えると、喜んでもいられないという悪循環です。

「安いニッポン」が原因

いま日本は諸外国から「安いニッポン」と呼ばれています。それはどういう意味かと言うと、諸外国と比べて日本の物価がとても安いということです。

ここ数年、欧米諸国はもちろん、新興国も好景気が続き、多くの国で物価が上昇しています。そんな世界の物価上昇率に対し、日本は物価を上げないようにしていました。

そうこうするうちに、世界の国々と日本の物価との間には格差が産まれ、今ではそれが相当な差となっているのです。

少し前も「ウッドショック」と言って、輸入木材の価格が高騰し、木材が輸入できずに家が建てられないなどといった問題が話題に上がりましたが、これもこうしたことが原因となっています。

わかりやすい例で言うと、スイスの大卒の初任給は日本円に換算すると年収で900万円だそうです。これって日本の場合の3倍以上です!

また日本の一等地の値段も諸外国からすると割安感があるため、いま銀座などの土地が外国人に買われまくっているという話も耳にします。

これまで長く続いたデフレの結果が、今この様なしわ寄せとなって現れ始めているのでしょう。

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今後ますます物価は上がる

これまでのことから、この先も諸外国の物価上昇を無視して日本は日本というスタンスでやっていくのは、もう難しくなってきているのが現実です。

なのでこれからの日本は、ほぼ確実にインフレ化が急激に進むでしょう。

政府は企業に賃金を上げることを要求し始めています。それに対する税の優遇措置なども提案しつつ。

そうは言っても無い袖は振れないというのも、企業側の意見としてあるでしょう。

この変化の時期による混乱は、しばらくの間は私たちを苦しめることになるはずです。心のどこかで少し覚悟をしておく必要があるかもしれません。

まとめ

10円、20円で買える喜びが得られる駄菓子の単価が、それぞれ1円、2円と値上がりすると、これまでの予算では1点減らさざるを得ないようなこともできてきますから、子どもたちの笑顔も暗くなります。

駄菓子以外にも、食品などを始めさまざまなものが値上がりし始めていますが、これまでデフレが続いてきた日本、いよいよデフレの終焉ということなのでしょうか。

そうなると、給与もそれに合わせて上昇しないと、生活はますます厳しくなっていきますね。

節約には限界があります。となるとやはり、給与が上がってくれないことには、どうしようもありません。

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