コロナ後に伸びる職業と衰退する職業 取得すべき資格と伸ばすべきスキルとは
これまでは斜陽産業もあれど、まだなんとかやってこれていました。しかしコロナ後には、この先も伸びる職業と衰退してなくなるであろう職業とが出てくることが予測されます。そんな中、生き残るために取得すべき資格と伸ばすべきスキルは何なのか、考えてみました。
もくじ
これまでとは明らかに変わる社会
コロナ後に今後も伸び続ける職業と、衰退しなくなるであろう職業とが出てくることは、誰もがうすうす感じていることでしょう。
つまり、この先のコロナ後に、食いっぱぐれる職業と、食いっぱぐれない職業とが出てくるということです。
ではどういった職業がそれぞれ該当するのか、また、この先私たちはどういった資格を取得したり、スキルを伸ばしたりしていくべきなのでしょうか。
今後衰退していくであろう職業
今後、衰退していくことが予測される職業が以下の関連業界のものです。
- 飲食業
- 金融
- アパレルなどの小売店舗
- 航空関連
- テレビ関連
- 士業
- 出版・印刷関連
飲食店や小売店は、実店舗の必要性が薄れ、ネットマーケティングを上手く活用できる企業のみが残ると予想できます。
テレビはネットに既に取って代わりつつあります。
紙による出版・印刷は既に衰退して、ペーパーレス化が進んでいます。
航空関連・士業はAIに大部分を取って代わられてしまうでしょう。
近い将来、今ある銀行システムはなくなるとも言われています。
この先も伸びるあろう職業と資格
反対にこの先伸びると言われている職業に次のようなものがあります。
- IT・EC
- 電子部品・半導体
- エンタメ
- 倉庫・物流
- 医療
- 介護・福祉
- フードデリバリーサービス
- 農業
主にITを活用する業界は伸びていきますので、ITと直接関係ある業種のみならず、PCと関係する半導体や電子部品の需要はなくならないでしょう。
エンタメといってもテレビの需要は減り、ネットを利用したものと、実際のライブ講演との需要に限ります。
高齢化に伴い、医療や介護・福祉の需要は増え、人手不足が起こるでしょう。医者はもちろん、看護師や保育士の需要も引き続きありそうです。
日本以外のアジアの国々の発展が目覚ましいため、日本円の力が今よりも衰え、海外から安く食料を仕入れることが難しくなることも予想できます。
そうなると、国内で農作物の生産性を上げていくことが必要になってきますから、農家の需要も増えるでしょう。
ただ、以前のように自身が農家となるには資本金の問題等で難しく、雇われ農家や農業従事者が増えるのではないかと予測されます。
物流がなくなることはないでしょうが、ドローンにより若干人の需要は減るかもしれません。
飲食店の減少の傍ら、フードデリバリーサービスが増えるのでしょう。
一言で言うと、IT関連ということですね。
業種に関係なく必要とされる人材とは
消えていく業種に従事していた場合、転職を余儀なくされることはいたし方ありません。
では、その際に転職ができる人とはどういった人であるか、今後どのようなスキルを持った人材が必要かということは知っておき、この先の時代に備える必要があると思います。
単純に資格面でいうと、
- IT系の資格(実務レベルでの資格)
- 英語をはじめとした語学力(特に中国語)
- 経理・経営系の資格(マーケティングスキル)
まとめると、語学力のあるITマーケッターは引く手あまたとなりそうです。
また業種に関係なく必要とされる人材としては、
- 人をまとめディレクションスキルのある人
- クリエイティブな発想ができる人
などが必要とされるでしょう。
また、心理カウンセラーの需要も増えそうです。
AIの発達により、人余りと人不足との両方が起きると言われています。
つまり、人間にしかできない臨機応変に「考える」という能力が求められるということです。
結局、いくらAIが発達しても、AIに何をやらせるかを考えるのは人間です。
そういった考える力を持つ人は、どんな時代になっても必要とされ続けるのです。
まとめ
これまでも時代と共に消えていった職業というものはあります。
そしてこれからも消えていく職業というのは出てくるでしょう。
それと同時に、新しく生まれる職業というのもあります。
若い人は恐れることはないと思いますが、ある程度の年齢を重ねた職業人は、これまでの知識やスキルで乗り切ろうと思っていたら、それは難しいかもしれません。
特にITが仕事の中でも占める割合が増えた昨今、使える知識やスキルの移り変わりが恐ろしいほどのスピードで変化していくからです。
これまでの職業人は、それこそ死ぬまで勉強する覚悟がない限り、単純作業はAIに取って代わられてしまうでしょう。
これまでのようになんとなく仕事をしていた人でも成り立っていたものが、コロナによりあぶりだされた感があります。
シビアな時代になるとは思いますが、前向きに努力する人が報われる時代ともいえるでしょう。
あきらめずに地道に努力し、新しいことにも積極的に取り組んでいきましょう!