公立小学校教員採用試験の全国倍率が下がり続けて過去最低を更新!ブラック公務員が知れ渡る?

ますますヤバイ状況ということでしょうか。

憧れの職業として、いつも上位にランクされる小学校教員ですが、ここ最近はブラック公務員の代表とも言える印象です。

特に親族に、まさしく現役の公立小学校教員がいるわけですから、採用試験の全国倍率が過去最低というのも頷けます。

我が子には絶対に付かせたくない職業でもありますし(汗)

こうなってしまったのも、原因はひとつです。

そこで今回は、小学校教員採用試験をメインに、小学校教員の実態をお届けします。

2000年度は12.5倍

参考までに書いておくと、2000年度は12.5倍という倍率でしたが、2005年度にかけて急降下し、以降、ジリジリと倍率は下がっています。

数年後には2倍を切ることは確実なのではないでしょうか。

その間に労働環境は大きく変わるとは思えませんし、大きな組織ですから、硬直化した体制が柔軟に対応する期待も持てません。

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倍率が下がり続ける原因

単純に労働時間の長時間化、親の考え方の多様化(悪い意味で)、教員としての仕事の範囲の広さなど、いろいろです。

ここまで教師がやること?ってたくさんありますし、親がすぐ学校にイチャモンつけるようになってきたことも要因としては無視できません。

ホントに、いろいろと難癖つけてくる親がいると面倒くさいそうです。

そのような親は中学校へ申し送りするとかしないとか・・・。

採用試験の実態

今年度の実態を、文科省が公開しているデータを引用してみると、

【小学校】
競争率(採用倍率)は、2.5倍(過去最低)で、前年度の2.6倍から減少
・採用者数は、16,152人で、前年度に比較して288人減少
・受験者数は、40,636人で、前年度に比較して2,812人減少(うち 新卒256人増加、既卒3,068人減少)

【中学校】
競争率(採用倍率)は、4.7倍で、前年度の4.4倍から増加
・採用者数は、9,140人で、前年度に比較して909人減少
・受験者数は、42,587人で、前年度に比較して1,518人減少(うち 新卒1,196人増加、既卒2,714人減少)

【高等学校】
競争率(採用倍率)は、5.4倍で、前年度の6.6倍から減少
・採用者数は、4,479人で、前年度に比較して523人増加
・受験者数は、23,991人で、前年度に比較して2,172人減少(うち 新卒324人減少、既卒1,848人減少)

小学校だけが減少のオンパレードです。

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講師から正規教員へは狭き門

講師の登録者数も少ないので、欠員補充もままならない自治体もあるようですが、ともかく人材不足という話を良く聞きます。

産休で臨時雇用された講師に妊娠が発覚してしまい、更なる補充がいないために、結局は他の担任、教務主任、教頭などで分担してカバーするということも珍しくないそうです。

さらに講師であっても平気で担任を任命されます。

担任を持つからといって手当てが出るわけではありません。

そのうち正規教員へと意気込んでも、モチベーションが続かずに去って行く人も多いと聞きます。

ただし講師のメリットは1年ごとの契約で、次年度からイヤだと感じたら仕事を断れば良いという身分であることです。

教員の仕事の魅力はどこに?

子どもの成長が楽しみだとか、誇りを持っていた人も多かったでしょうけど、ここまで職場が荒れてしまうと誰も振り向きません。

特に学生には魅力的とは言えないでしょう。

今頃、教育大学や教育学部に入学したことを後悔している人もいるかも。

仮に大学卒業して新採で赴任したとしても、いきなりOJTもなく担任という重責を担わされる体制も、そろそろ「おかしい」と気付くべきなのではないかなと思うわけです。

学生のうちに半年ぐらい、希望する小学校で担任のサポートを続けるといったことで単位を習得できる施策があるならば、座学より得るものがありますよ、きっと。

たった2週間、3週間の教育実習が、本気で学生のために役立ってると思ってるのでしょうか?

レポートには何とでも書けますからね。

自治体ごとに事情が違う

全国の採用倍率は過去最低を記録していますが、都道府県や政令指定都市単位まで掘り下げる必要はあります。

地域ごとに諸事情はありますが、あくまでも全体の傾向としては倍率は下がり気味なのだなという認識で良いのではないでしょうか。

ただし文科省が相変わらず、教員としての資質や魅力向上云々を対策として掲げているのならば、労働環境の改善見込みはゼロと思って間違いないと、個人的には感じます。

何より認識が世間や現場とズレまくっているわけですからね。

まとめ

「公立小学校教員採用試験の全国倍率が下がり続けて過去最低を更新!ブラック公務員が知れ渡る?」というテーマで、採用試験と現場の実態などをお伝えしました。

小学校教員の親族いわく、担任になると地獄というようなことを言っています。

早くて帰宅は20時で、土日のサービス出勤は、時期によってはほぼ当たり前となるからです。

その時期とは、成績表を付ける時期と言えばわかりやすいでしょう。

子どもひとりひとりにコメントを書く作業など、めちゃくちゃ大変です。

大規模校と小規模校でも労働量の差が大きいことも問題にならないのは、ホントに不思議なんですよね・・・。

参照

令和4年度(令和3年度実施)公立学校教員採用選考試験の実施状況について:文部科学省

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