脈拍数が多いか少ないか気になる50代は更年期・自律神経・高血圧が原因か?
1970年の製品である筆者は、ちょうど50歳(今年で51歳)です。
ちまたでは「オッサン」の部類に所属しますが、気持ちや精神年齢は20代や30代の頃とは、ちっとも変わっていません。
成長していないと言われればそれまでですが(汗)
見た目は結構若いと思います!!
そう言わせてください!!(切にお願い)
しかし、ありがたいことに50代に突入しても、更年期や高血圧などの症状は見られません。
若干、自律神経が弱い面がありますが、繊細なハートの持ち主なのだと良い方向に解釈しています。
ただし運動不足は否めず、ちょっとのウォーキングでも脈拍数が上がります。
脈拍数が上がるといっても、90ぐらいでしょうか。
それが多いか少ないかは別として、より運動の習慣を身につけなければならないと自覚するのも50代ではないでしょうかね。
ただ脈拍数に関しては、平常時はどの程度なのかは、実は把握はしていません。
医学的な観点から50代の脈拍数や気になる数字などを、今回は調査の上で情報提供したいと思います。
もくじ
脈拍数と心拍数に違いはあるのか?
まず認識の違いを改めます。
私も誤認していたのですが、心拍数と脈拍数は違います。
心拍数・・心臓が血液を送り出す際に拍動する回数
脈拍数・・心臓が血液を送り出す際に動脈が脈動する回数
つまり心臓の拍動回数が心拍数、動脈の脈動回数が脈拍数です。
通常は心拍数と脈拍数は同じカウント、または同じ意味とされますが、日本心臓財団では
不整脈があると心臓が拍動していても脈拍として伝わらないこともあり、必ずしも「心拍数=脈拍数」ではありません
となっていました。
脈拍数の基準値(正常値)を知ろう
まず一般的に脈拍数の基準値(正常値)を知ることからスタートします。
個人的な認識では、1秒に1回、つまり1分間に60回が何となく丁度いいよね、なんて思っていましたが、年齢や性別の違いを見込んで60~90の範囲だと問題なしとされています。
人間ドックの判定区分であれば、異常なしと判定されるのは45回~85回です。
ですからおおむね1分間に60回は、丁度いいかもしれません。
ちなみに生涯では30億回前後になります。
人間の心臓ってタフですね。
気になる数字として1分間に100を超えると頻脈、50回未満だと徐脈と言われるのですが、人間ドックの判定区分では、45回だと徐脈になりません。
このあたりは個人差もありますから、杓子定規に受け止めなくてもいのかも。
脈拍数が多いと自律神経の乱れや更年期症状以外の病気も?
健診を受けた人たちを対象に調査すると、心拍数の多い人ほど脳卒中、心筋梗塞、突然死の症状が現れやすいことが、福岡県田主丸町の調査でも立証されています。
心拍数(脈拍数)が1分間に90以上だと、その後の死亡率も高いとのことです。
ちょっと気になりますね。
更年期症状や自律神経の乱れで脈拍数が多くなることはありますが、重い病気の可能性もあるとなると、日ごろの生活習慣を見直すきっかけになるでしょう。
脈拍数が少ない原因は高血圧の人に多い?低血圧の人じゃないの?
低血圧気味な女性を見ると放っておけない男性は多いと聞きます。
逆に、低血圧で朝が苦手な女性に萌えるという、少し変わった趣向の男性もいるようですが、真相は定かではありません。
マニアックな世界では「あり」かもしれませんね。
さて、脈拍数が少ない原因は低血圧だろうというのが、私のような素人が持つイメージですが、実際は、
- 加齢
- 動脈硬化
- 甲状腺の異常
- 降圧剤などの薬の副作用
などが原因となりやすいです。
高血圧だから脈拍数も多いというのは、言葉のイメージだけで、間違いなんですね。
抗うつ薬や抗不整脈薬なども徐脈を引き起こす可能性があります。
ちなみにアタランタオリンピック女子マラソンの金メダリストの高橋尚子氏の心拍数は、平常時で最小38回という記録があるそうです。
心臓が強すぎ・・。
まとめ
脈拍数が多いか少ないか気になる50代に向けた情報を少しだけ提供させて頂きました。
更年期・自律神経・高血圧の降圧剤などが原因ということもわかりましたし、多くなると脳卒中、心筋梗塞などの重い病気の兆候とも取れるという調査結果もありました。
脈拍数の正常値(基準値)や人間ドックの正常判定区分を知っておけば、心拍数がいつもと違うと感じた時に脈を取って現状を知ることができます。
その上で休息をとるか病院へ行くか、判断できることが重要ではないかなと思います。
ストレスが積み重なっても脈拍数は90を超えるなんてあり得ますから、ストレス解消にも努めましょう。