お葬式の後の回忌や周忌について その違いやお布施、香典、お供えの相場、いつまで法事を営むかについて

※広告

お葬式の後の回忌や周忌について。回忌と周忌の意味と違や、法事の際のお布施やお供え、また、いつまで回忌の法要は営むものなのか、昨今の動向も含めお伝えします。

周期と回忌の違い

お葬式の後に回忌や周忌と呼ばれる法要を行うことがありますが、この回忌と周忌の違いは何でしょう。

回忌とは、亡くなった当日を1回目と数え、その日を1回忌とします。なので、翌年が2回忌となります。いわゆる「数え歳」で数えるわけです。

そして2回忌のことを、何故か1周忌と呼びます。命日から一周したからでしょうか。

ちなみに、周忌が付くのは1周忌のみで、あとは回忌となります。

広告

法要を行う回忌について

法要は命日以降、毎年行うわけではなく、ルールに則って営みます。そのインターバルは次のようになっています。

一周忌
三回忌
七回忌
十三回忌
十七回忌
二十三回忌
二十七回忌
三十三回忌
三十七回忌
五十回忌

回忌の法要はどのように行うか

回忌の法要には、誰を呼ぶべきで、どのように営めばよいのでしょう。

一般的には、七回忌の法要までは、家族や故人と近しい親族までが参列します。また、回忌は葬儀とは異なり、喪主から声を掛けられた人しか参列できません。

服装は3回忌までは喪服での参列が一般的で、それ以降はカジュアル過ぎなければ平服でも構いません。

法要を行う場所は、菩提寺または自宅で営むのが一般的ですが、法事専門会館も利用されます。

広告

回忌のお布施や香典・お供えについて

法事の際にお坊さんに渡すお布施の相場は3万~5万円です。食事を出すか出さないかによって多少差をつけます。

また、参列する場合の香典は、2親等までの場合、法要後に会食があるなら1万~3万円、ないなら5000~2万円、3親等以降もしくは血縁関係以外の場合、会食ありなら1万~3万円、ないなら5000~1万円程度が相場のようです。

お供えは故人の好きだった品や果物、菓子といったものが適当で、5000~1万円程度が相場です。

香典の他にお供えを渡す場合は、トータルの額で考えると良いでしょう。

法事はいつまで営むのが一般的か

法事は、一般的には三十三回忌を「弔い上げ」として盛大に行い、そこで永代供養として法要を終えるようです。

ただ、宗派や地域により異なりますし、近年では3回忌以降は省略することも増えています。特にここ最近はコロナにより、ますます省略する傾向にあるようです。

まとめ

近年では少子高齢化と親族間の関係性の希薄化により、葬儀のミニマル化が進み、年々家族葬が増加する傾向にありました。

そこへ新型コロナの流行が訪れ、より人が集まることを避けるため、家族葬で執り行われる傾向が強まりました。当然、その後年の法要も同様です。

おそらくコロナ後も、この流れが一般的となり、もうあまり大勢の参列者が集まる葬儀は執り行われなくなるのではないかと思われます。

葬儀や法要の在り方も、時代と共に今後も変化し続けていくのでしょうね。

参考になったらシェアしてくださいね!