レコードが聴きたい!おすすめのレコードプレーヤーの紹介 レコードプレーヤーを選ぶコツ

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「レコードが聴ききたい」というニーズが増えている昨今です。これはゆったりとした時間を過ごしたいという、現代人の心の声かもしれません。ということで、これからレコードを聴いてみたい、もう一度レコードが聴きたいという方のために、ケース別のおすすめのレコードプレーヤーをご紹介します。

レコードを聴きたい人が増えている

最近は若い人を中心に、「レコードを聴きたい!」という人が増えているようです。

そのせいもあってか、新しくリリースされる昨品のバリエーションにレコードが含まれていたり、過去の作品がリマスタリングされてレコードで再リリースされる、などというのもよく見かけます。

中古市場で高値の付いている山下達郎の1976~82年にリリースされた初期のアルバム8作も、なんと2023年に最新リマスターされレコードで再リリースされますしね。

ちなみに、レコードのこと、最近では「ヴァイナル」というのをご存知ですか?

そもそもレコードとは「記録」という意味であって、海外ではレコードとは呼ばれてはおらずヴァイナルと呼ばれているそうです。

ヴァイナルとは「ビニール」のこと。つまりビニール素材でできているからのようです。

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レコードプレーヤーを選ぶコツ

では続いて、レコードプレーヤーを選ぶコツについて解説していきましょう。

レコードプレーヤーは1万円程度のものから10万円以上するものまで様々あります。

もちろん1万円のプレーヤーよりも、10万円のプレーヤーのほうが良いのは当たり前なのですが、とは言え予算もあると思いますので、その点を考慮してお伝えしたいと思います。

まず、安いプレーヤーはレコード針にかかる重さ(針圧)の調整ができません。

針圧を調整する機能は、レコードのアームの、針とは反対側に付いています。

ここを回すことで荷重を調整し針圧を調整するわけですが、安いプレーヤーにはこの機能が付いていません。

この針圧調整の機能がないとどうなるかというと、レコードの溝の具合によっては、針飛びが起こります。

安定した音でレコードを聴きたいのなら、針圧調整の機能がついたプレーヤーの購入をおすすめします。

ケース別おすすめレコードプレーヤー紹介

レコードプレーヤーは目的と予算で選ぶことをおすすめします。

ということで、ケース別のおすすめプレーヤーをご紹介しましょう。

とにかく低予算でレコードを聴いてみたい人におすすめ

まず、とりあえずレコードを聴いてみたい、聴ける状況にしたい、かつ低予算でという人には、こちらのモデルがおすすめです。

ION Audio レコードプレーヤー(USB、ヘッドホン端子、スピーカー内蔵)

通常、レコードプレーヤーでレコードを聴くには、別途アンプとスピーカーを必要とします。しかし、こちらのモデルはスピーカー内臓なので、これ1台でレコードが聴けてしまいます。便利!

しかもヘッドホン端子もついているので、スピーカーから鳴らさずともヘッドホンで静かにレコード鑑賞ができてしまうという優れものです。

USB接続でPCと繋げれば、レコードの音源をPCに取り込むこともできます。

これで価格は1万円ちょっとですので、コスパの良さは最高ですね!

このモデルにはプレーヤーを覆う透明のカバーがついているものとないものとがありますが、おすすめはカバーありの方です。カバーがないとプレーヤーがホコリだらけになってしまいます。ホコリは機器はもちろんレコード盤にもよろしくないので、避けたいところです。

また、価格からも想像できるように、このモデルは針圧調整はできません。なのでレコードの状態によっては音飛び等なども発生する可能性はありますが、レコード自体のホコリをよく取り除けば、さほど心配するレベルではないと思います。めちゃ売れています!

低予算でありながらもう少しだけ良い音で聞きたい人におすすめ

低予算でありながらもう少しだけ良い音で聞きたい人におすすめなのが、こちらのモデルです。

オーディオテクニカ フルオートレコードプレーヤー AT-LP60X DGM

メーカーも安心のオーディオテクニカ製で、価格も13000円程度とかなりリーズナブルです。

アンプがない人はパワードのアクティブスピーカーを繋げて聴くこともできます。その場合のスピーカーとして、こちらがおすすめです。

オーディオテクニカ アクティブスピーカー(ヘッドホン端子あり)AT-SP95

このスピーカーは3000円程度で購入できます。

オーディオテクニカのAT-LP60Xには、Blootoothモデルもあり、こちらだと手持ちのワイヤレススピーカーと繋いで聴くこともできます。

オーディオテクニカ フルオートレコードプレーヤー Bluetooth対応モデル AT-LP60XBT

こちらのモデルの価格は2万円程度です。

これら2モデルも針圧の調整はできません。

針圧の調整機能がついたもう少しだけ上位レベルのモデルとしておすすめなのがこちら。

オーディオテクニカ フルオートレコードプレーヤー(Bluetooth対応)AT-LP3XBT

こちらは針圧調整が可能で、Bluetooth対応にも対応しています。

個人的には、入門モデルとしては、このモデルが良いと思います。

価格は33000円程度です。

見た目も性能ももう少し本格的なものが欲しい人におすすめ

見た目にも少し高級で、プレーヤーとしても上位モデルに見られる安定の良いS字型トーンアームを持つおすすめモデルがこちら。

TEAC フォノアンプ内蔵アナログターンテーブル TN-350-SE

ただし、USB接続はできますがBluetoothは付いていないので、このプレーヤーを使ってレコードを聴くにはアンプもしくはアクティブスピーカーを必要とします。

価格は4万円程度です。

このティアックのTNシリーズには更に上位シリーズが用意されていますが、評判もよく中級者のプレーヤーとしておすすめです。

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ディープなレコードプレーヤーな世界

オーディオの世界は奥が深く、レコードプレーヤーの中には10万円を超えるモデルも多数あります。

しかしそういった高級プレーヤーは、今後レコードが生活に欠かさない存在となってから、じっくりと選ぶと良いでしょう。

こうした高級モデルの性能を活かすためには、プレーヤーだけでなく、アンプやスピーカーもそれ相応のものを容易知る必要が出てきます。

ただ、アンプやスピーカーを用意したところで、昨今の住宅事情を考えると、「どれだけ音を出して聴けるか」という近所への騒音問題も考える必要が出てきます。

なので、個人的にはここで紹介したモデルで、普通にレコードを聴くなら十分かなという気がしています。

また、レコードプレーヤーの中にはDJ用のプレーヤーというものも存在します。ターンテーブルと呼ばれているものです。

DJ用のターンテーブルは、通常の観賞用プレーヤーとは駆動方式などが異なり、扱いとしては楽器のジャンルに入るようです。

もちろん、DJ用ターンテーブルでも普通にレコードは聴けますが、ここで紹介したレコードプレーヤよりも、価格が断然高くなります。

以前こちらの記事でDJ用のターンテーブルについてもご紹介していますので、よかったら参考にしてみてください。

DJ用ターンテーブルの定番と現在のおすすめ機種は?DJ用と普通のレコードプレーヤーの違いとは?

まとめ

最近は、レコードやカセットテープで音楽を聴くという若い人が増えているそうです。

これは忙しい現代において、ゆっくりと何かを楽しみたいという現れなのではないかと思います。

若い人の感覚というのは、いつだって時代が求めているものを誰よりも早く敏感に察知します。

つまり、この忙しすぎる現代において、みんなが望んでいることは、「もっとゆっくりと生きたい」ということなのでしょう。

昔は音楽を聴くときはレコードジャケットを眺め、中のライナーノーツや歌詞などを読み、ステレオの前に座って音楽を聴くことだけに集中していました。

このようにレコードをゆったりと聴くような時間を持つ習慣こそが、実はとても大切であり、人を幸せにするものなのではないかという気がします。

もう一度、レコードに帰りましょう!

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