大根の栄養素や効能・効果を活かしたおすすめの食べ方 大根の葉っぱも捨てちゃだめ!【動画あり】
大根の栄養素や効能・効果は意外なほど豊富です。そんな大根の持つパワーを活かしたおすすめの食べ方をご紹介します。また大根の葉っぱも栄養価が高く、とても美味しい料理ができるので、捨てちゃだめですよ!
もくじ
大根の効能・効果とは
ポピュラーな冬の野菜として大根があります。そんな大根の栄養素や効能・効果には、どういったものがあるのでしょうか。
その前に「大根どきの医者いらず」ということわざをご存知ですか?
これは、「大根の収穫どきの頃は、誰もが大根を毎日食べるので、健康になり医者が必要ない」という意味です。
それくらい大根は体に良い野菜とされています。特にお腹の調子を整える大根の消化系への働きは、昔から注目されていたようですね。
そんな大根ですが、ではどんな栄養素や効能・効果があるのかみていきましょう。
大根の根の部分の栄養素と効能・効果
先程も触れましたが、大根の根には消化を促す「酵素酵素」があります。
大根にはデンプンを分解するアミラーゼ(ジアスターゼ)という消化酵素がたくさん含まれています。アミラーゼは、食べ物の消化を促し、また胸やけ・胃もたれの防止の働きをします。
よく焼き魚にも大根おろしが添えられていますが、あれは脂の多い焼き魚を食べた際に、胃の粘膜を油が覆い消化力が落ちて胃もたれしやすくなるため、それを防ぐために大根おろしが添えられているのです。なるほどね!
2つ目に「抗菌作用」があげられます。
大根をすりおろして大根の細胞を破壊すると、辛味の原因でもある「イソチオシアネート」というものが発生します。このイソチオシアネートには、優れた抗菌作用があるもです。
また、血栓予防の効果もあり、がん予防に効果的とも言われています。
3つ目に「抗酸化作用」があげられます。
大根には抗酸化作用のある「ビタミンC」が含まれています。ビタミンCは老化や免疫機能の低下を抑えてくれます。もちろん抗酸化作用は美肌効果にも欠かせない要素なので、アンチエイジング効果にも繋がります。
大根の葉っぱにも栄養素がいっぱい!
大根というと根の部分のみと思いきや、実は葉っぱにも多くの栄養素が含まれています。
大根の葉は青々としているのが特徴的ですが、実はここに緑黄色野菜に多く含まれるβ-カロチン(ビタミンA)が含まれています。
また、根の部分以上にビタミンCも多く含まれ、実は根の部分のおよそ5倍ほどのビタミンCがあるのです。びっくり!
ビタミンAもビタミンCも抗酸化作用がありますので、美肌効果が期待できます。
更に、大根の葉には骨や歯の形成に重要な「カルシウム」も豊富に含まれています。その含有量は野菜の中でもトップクラスとも言えるほどです。
そのうえ「カリウム」も含まれてることから、高血圧やむくみ解消の効果も期待できます。
こう聞くと、大根の葉もなんとかして食べたいですよね。
大根の栄養素を生かしたおすすめの食べ方
続いて、上で説明した大根の根や葉の持つ栄養素を生かした食べ方について説明していきましょう。
大根の根の部分の栄養素を最も効果的に摂取するには、大根おろしにすることです。
大根おろしは焼き魚の添え物といったイメージが強いかもしれませんが、できればもっとたくさん食べたいところです。
そんな大根おろしをたくさん無理なく食べる方法としておすすめなのが、「みぞれ鍋」です。
みぞれ鍋はみぞれのように大根おろしがたっぷりと入った鍋のことで、冬には体は温まるし消化も良いしで、最高の料理です。
作り方については、次の動画を参考にしてみてください。
材料も少ないので助かりますよね。大根の大量消費にも便利なメニューです。お肉は豚肉以外に、鶏肉でも美味しいですよ。
大根の葉の方は、「大根の葉のふりかけ」がおすすめです。
これは我が家でもよく作るのですが、保存も多少ききますし、ご飯がとても進み、家族みんなのお気に入りです。
この大根の葉のふりかけを一度でも作ると、大根の葉がもったいなくて二度と捨てることはなくなるでしょう(笑)。
作り方はこちらの動画を参考にしてみてください。
まとめ
こうやって見てみると、大根ってめちゃめちゃコスパの良い野菜ですよね。
冬は大根が安い時期なので、積極的に利用してみてください。
その他、千切りにしてサラダにして食べても美味しいです。青じそドレッシングがとても合います。
大根おろしは二日酔いにも良いと言いますので、忘年会シーズンは大根の常備をお願いします(笑)。