リヴァー・フェニックスとスタンドバイミー タイタニックや漫画の主人公アッシュとの関係について

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23歳でこの世を去った伝説の俳優リヴァー・フェニックス。スタンドバイミーを代表とする出演映画や、リヴァー・フェニックスにまつわる映画タイタニックや漫画の主人公アッシュに関することついて解説します。

リヴァー・フェニックスとスタンドバイミー

1986年公開の映画『スタンド・バイ・ミー』は、少年4人によるひと夏の冒険が描かれた青春映画の傑作です。

監督はロブ・ライナー、原作はホラー作家で有名なスティーブン・キングによるもの。

ベン・E・キングが歌う同名の主題歌『スタンド・バイ・ミー』と、映画の内容が妙にマッチして、見た者の心に深く残る名作映画のひとつです。

その『スタンド・バイ・ミー』に、リヴァー・フェニックスはクリスという少年役で出演しています。

クリスは主人公ではないのですが、正義感が強く、頭がが良く、4人のリーダー的存在で、主人公ゴーディのよき理解者でした。

リヴァー・フェニックスにとって『スタンド・バイ・ミー』は、出演映画2作目にあたります。

公開時、リヴァー・フェニックスは15、16歳。

撮影時期はもう少し前なのか、まだ幼さの残る少年のような顔をしています。

しかし、この『スタンド・バイ・ミー』は、リヴァー・フェニックスの短い俳優人生の中でも代表作品の1つであることは間違いないでしょう。

絶対に観て損はない映画です。

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映画「タイタニック」と漫画の主人公アッシュ

映画「タイタニック」といえば、1997年公開のジェームズ・キャメロン監督による作品です。

主人公のジャックはレオナルド・ディカプリオが演じています。

しかし、実はこのジャック役、当初はリヴァー・フェニックスが候補にあがっていたそうです。

しかし、1993年10月にリヴァー・フェニックスは急逝したため、ジャック役を演じることはありませんでした。

そして日本でカルト的人気を誇る吉田秋生による漫画『BANANA FISH』(バナナフィッシュ)に出てくるアッシュとういう人気キャラクターは、リヴァー・フェニックスがモデルとのこと。

この漫画も、非常に面白い作品なので、ぜひご一読をお勧めします。

リヴァー・フェニックス出演の映画について

リヴァー・フェニックスは1985年から1993年の8年間という短い俳優人生において、14本の映画に出演しています。

『スタンド・バイ・ミー』以外の代表作は、『旅立ちの時』、『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』、『マイ・プライベート・アイダホ』といったところでしょう。

なかでも『マイ・プライベート・アイダホ』は必見です。

この作品ではリヴァー・フェニックスと共にキアヌ・リーブスが主演しています。

リヴァー・フェニックスとキアヌ・リーブスは、プライベートでも非常に仲が良かったので、リヴァー・フェニックスの死は、今もキアヌの中では大きな出来事として記憶に残っていることでしょう。

もしも、リヴァー・フェニックスが今も生存していたなら、ハリウッドの関係図もまた違ったものになっていたことでしょうね。

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リヴァー・フェニックスの死の原因

リヴァー・フェニックスは若干23歳にしてこの世を去りました。

死因はヘロインとコカインの過剰摂取による心不全です。

当時、反麻薬活動をおこなっていたリヴァー自身が、急性麻薬中毒により倒れたという事実は大きな衝撃を与えました。

しかし、リヴァー自身は以前から麻薬に手を染めていたようで、『スタンド・バイ・ミー』の撮影時に楽屋でマリファナを吸っていたという話もあるほどです。

反麻薬活動は、自身が麻薬を断ち切れないが故に行っていた、実は自分自身を麻薬から逃れたいと葛藤していた表れなのかもしれません。

ちなみに急性麻薬中毒を起こしたのは、ジョニー・デップが経営していたナイトクラブ「ザ・ヴァイパー・ルーム」でした。

まとめ

リヴァー・フェニックスというと、まなざしが鋭く、どこか孤独と繊細さを抱えた若者といういった感じでした。

ちょうど『マイ・プライベート・アイダホ』のマイクのように。

リヴァー・フェニックス自身、ヒッピーの親に育てられ、幼少時代はカルト教団で過ごしていたという過去がある点も、『マイ・プライベート・アイダホ』のマイクととても似ています。

薬物に溺れてしまったのも、そういった幼少期の複雑な環境も無関係ではないように思えます。

でもふしぎなもので、リヴァー・フェニックス亡き今も、映画という作品の中でいつでも会えるというのは、役者という職業を選んだゆえ。

これから先も、ずっと人々の心の中で生き続けるのでしょうね。

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