マツダ ロードスター NDのグレードの違いや特徴・中古車相場について 歴代ロードスターについても

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マツダ ロードスター NDのグレードの違いや特徴、中古車相場について調べました。1500ccコンパクトボディで、運転して楽しいのがマツダ ロードスター NDです。これまでの歴代ロードスターの歴史についても、少し触れています。

マツダ ロードスター NDとは?

マツダのロードスター NDとは、ロードスターの4代目モデルであり、現行販売中のモデルです。

NDは2015年5月にフルモデルチェンジとなり発売開始となりました。

マツダ ロードスターは初代がNA型で、その後、2代目、3代目モデルチェンジされるごとに、型式がNB型、NC型となり、4代目の現在がND型というわけです。

マツダ ロードスターは国産の2シーターオープンカーの代表格で、デビュー当時から絶大なる人気を得ています。

当時、絶滅寸前だったライトウェイトスポーツカーと言うジャンルを見事に復活させ、日本はもとより世界中で人気のモデルとなりました。

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NDの性能・スペック

4代目マツダ ロードスター NDの、簡単な性能・スペックを見ていきましょう。

まず、総排気量は1496㏄です。最高出力は132馬力/7000回転、最大トルクは152Nm/4500回転となっています。

駆動方式はFRで、6MTと6ATのモデルがあります。

ボディサイズは、全長3,915mm、全幅1,735mm、全高1,235mmで、初代ロードスターのNAと比べ、全長で40mm短く、全幅が60mm広くないといった感じです。

ちなみに、NDは歴代のマツダ ロードスターの中で、最も車体が短く、車幅は最も広く、排気量は最も小さいモデルです。

燃費はマイナーチェンジ後に少し改善され、MTで16.8km/L、ATで17.2km/Lとカタログ上ではなっていますが、実際のオーナーの実燃費データによると、実質は15.10~16.51km/Lくらいのようですね。

NDのグレードの種類

現行販売中のNDのグレードの種類は、通常モデルが9種類と、限定モデルが3種類の、計12種類あります。

〈現行モデル〉
S(MT_1.5)
NR-A(MT_1.5)
S スペシャルパッケージ(MT_1.5)
S スペシャルパッケージ(AT_1.5)
S レザーパッケージ(MT_1.5)
S レザーパッケージ ホワイトセレクション(MT_1.5)
S レザーパッケージ(AT_1.5)
S レザーパッケージ ホワイトセレクション(AT_1.5)
RS(MT_1.5)

〈限定モデル〉
990S(MT_1.5)
ネイビートップ(MT_1.5)
ネイビートップ(AT_1.5)

なお、990Sは販売期間や台数を定めていませんが、ネイビートップの方は2021年12月16日から2022年5月31日までの販売期間となるそうです。

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各グレードの特徴

各グレードの特徴の違いを見ていきましょう。

まずは走りに関して言うと、

S以外のグレードには、

  • リヤスタビライザー
  • トルセン式スーパーLSD
  • 大径ブレーキローター
  • ビルシュタイン製ダンパー

が装備されています。

また、

RSとNR-Aにのみ、

  • 大径ブレーキローター
  • ビルシュタイン製ダンパー

が装備されます。

そして気になるのが、限定モデルの990Sでしょう。

Sも同じ車重990kg(その他は1,010kg)ですが、990Sと何が異なるのかと言いますと、990Sは、

  • フロントにブレンボキャリパー&大型ローター
  • リヤブレーキのローター径アップ(キャリパーサイズは同一)

といった仕様となっています。

ちなみに、S、NR-A、RSはATは用意されておらず、MTのみとなっています。

シンプルに走りに特化してNDロードスターを楽しみたいのなら、限定モデルの990Sがオススメといった感じでしょうか。

NDの中古車相場

2015年5月にデビューしたNDも、早くも7年が経過し、中古相場もだいぶ熟れた感があります。

ND相場を見てみると、

  • MT
  • 修復歴なし
  • 走行5万キロ以下

といった条件で、

150万円台から中古車が見つかります。

新車価格が262.4万円からなので、新車よりも100万円ほど安く購入できるといった感じですね。

200万円以下で探せば、充分程度の良いNDの中古車が購入できそうです。球数も結構揃っています。

マツダ ロードスターの歴史と歴代モデルたち

最後にマツダ ロードスターの歴代モデルたちを振り返ってみましょう。

マツダ ロードスターの歴史は、1989年5月に始まります。当初アメリカで先行発売され(アメリカ名称はMX-5 Miata)、日本では同年の8月に先行予約が開始されました。

当時はユーノスロードスターという名称で、初代のNAは大ヒットしました。ロータス・エランのマネだと揶揄されもしましたが、現代車で何処かレトロな雰囲気の丸いスタイリングは、手頃な価格もあり若者から年配者まで一気に魅了しました。

1600ccという排気量で、まさにライトウェイトスポーツのリバイバルといった感じでしたが、1993年7月のマイナーチェンジ時に、排気量が1800ccにアップしました。

初代ロードスターは1989年から1998年まで販売され、1998年に2代目ロードスターNBへとバトンタッチします。

NBはNAで廃止された1600ccと1800ccの2種の排気量モデルで販売されました。

2003年12月には限定車としてターボモデルも販売されながら、2005年まで販売されました。

3代目ロードスターのNCは、2005年から2015年まで販売されました。

NCは排気量も2000ccとなり、馬力もかなりアップしました。こうなると、もうライトウェイトスポーツではありませんね。しかし、これまでのモデルの中で一番長く生産されたのがNCです。

各モデルの生産台数を見てみると、

NA:43万1506台
NB:29万123台
NC:23万1632台

やはり、NA人気がすごかったことが、この数字からも伺えます。

NDはどこまで売れるでしょうね。

まとめ

現在、旧車ブームの影響で、初代NAの価格が高騰しています。

NAと比べ、程度等を考えると、NDの中古車はかなりお買い得と言えそうです。

NBやNCよりも、このNDの人気は根強いものになりそうな気がします。

走りもデザインも評判が良いので、ロードスターをこれから手に入れるなら、NDの中古車はオススメだと思いますよ。

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