ランナーズハイ(ランニングハイ)のなり方について 起こるための条件やメカニズム 誰でも起こせる?

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ランナーズハイのなり方について。どうすればランナーズハイは起こるのか、その条件やメカニズムとはいったい?誰でも起こせるものなのでしょうか?

ランナーズハイ(ランニングハイ)とは

ランニングをしていると、ある時点から気持ちが良くなり陶酔状態になります。それをランナーズハイと呼びます。

走り始めてだいたい10分程度すると、身体が走っている状態に慣れ、ラクに走れる状態になります。これはセカンド・ウィンド(次息)と呼ばれる状態です。

そこからさらに走り続けること30分?とても気持ちの良いサード・ウィンド(第3息)という状態が突如として起こります。これがランナーズハイです。

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ランナーズハイのなり方

ある一定以上の距離を走っていると、いままで苦しかった呼吸が突然ラクになり、脚も軽くなってどこまでも走って行けるような、そんな気になってくるランナーズハイ。

これを体験できる人とそうでない人とがいるようです。では一体、どうすれば起こるのでしょう。

かなりの距離を走らないとランナーズハイは起こらないという人がいる半面、短時間でもハイになれるという人もいるようです。

しかしランナーズハイを体験した多くの人が言うには、そこそこ長めの距離と時間を走る必要がありそうです。

10分、20分くらい走っても、なかなかランナーズハイは起きません。時間にすると1時間くらいは走る必要がありそうです。

また、時間だけでなく、走るペースも関係してくるようです。「ちょっとキツいな」と感じるくらいのペースで、体に負荷をかけて走るのもポイントのよう。

これだとランナーズハイを経験するには、初心者にはなかなかハードルが高そうですね。

ランナーズハイはどうして起こるのか?

ところで、どうしてランナーズハイは起こるのでしょう?

ランナーズハイが起きている脳内では、α波とβ-エンドルフィンという快感ホルモンが満ちているそうで、特にβエンドルフィンの増大が、麻薬と同様のハイな気分を人体にもたらすのではないかとされていました。

しかし、2015年以降の研究により、ランナーズハイが起こるのはβエンドルフィンではなく、体内で生成される内在性カンナビノイドが関係しているのではないかとの説が有効とされ始めています。

内在性カンナビノイドは脳内麻薬の一種で、マリファナに含まれるTHCと同様な働きがあり、不安の緩和や痛みをを遠ざける性質があるそうです。

ただし、本当にこれが理由というところの確証は、まだないようですね。

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まとめ

ある程度の距離と時間、走るペースが関係するランナーズハイですが、時速3-4キロのスピードで30分程度歩く程度でも、α波やβ-エンドルフィンの増加は確認できたという研究結果もあるようです。

また、このような運動は、大脳の働きも高め、アンチエイジング効果もあるそうなので、健康維持にはじゅうぶんな効果あり。

ランナーズハイの状態まで激しく運動をしなくても、一般人はこれくらいがちょうど良さそうです。

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