頭皮のにおいってどんな匂い? 原因と対策 「頭が臭い」と言われないためのセルフチェック法 頭皮の加齢臭とは
汗ばむ季節になると、頭皮のにおいも気になりはじめます。頭皮のにおいとは、いったいどんな匂いがするのでしょうか。また頭皮のにおいの原因と対策や、臭いのセルフチェック法、頭皮のにおいと加齢臭の関係などもお伝えします。
もくじ
頭の匂いが気になると
夏場など、汗をかく季節は、頭皮にも汗をかきます。そんな季節は特に頭の匂いが気になります。
もしも誰かに「頭が臭い」なんて思われていたらどうしよう。そう思うと、自ずと人との距離も離れてしまいます。
そんな頭の匂いについて、解決していきたいと思います。
頭皮のにおいってどんな匂い?
気になる頭のにおいって、どんな匂いでしょうか。
頭にも当然皮膚があります。そして頭皮は意外にも汗や皮脂が多く出る部位でもあります。
そのため、頭皮からはある程度の臭いはあるのが普通です。そして意外とそのにおいに、自分では気づきにくいものだったりします。
だからといって気にせずに放っておくと、知らぬ間に「頭の臭い人」なんて陰で呼ばれてしまうかもしれません。そうなったら嫌ですよね。
ただ、「頭皮のにおい」と言っても、いくつか系統があるようです。
例えば、
- 酸っぱい感じのにおい
- 古い油のようなねっとりとしたにおい
- 青臭いようなにおい
といった感じです。
これら匂いの違いは、その原因がそれぞれ異なるためです。
頭皮の匂いのセルフチェック法
頭のにおいに種類がいくつかあるとして、その前にその匂いが気になるほどのものかどうか、自分で知ることが大切です。
そのためには頭皮のにおいの「セルフチェック」を行うと良いでしょう。ということで、簡単な頭皮の匂いのセルフチェック法をお伝えします。
最もな簡単な方法は次のとおりです。
- まずは、石鹸等を使わずにお湯で手を洗い、自身の手の匂いが何もしないことを確認します。
- 次に、5本の指を少し立たせ、指の腹を頭皮に押し付けるようにし、やや強めに5往復ほど擦ります。この際、髪をかき分けて、指先が頭皮に着くようにしてから擦るのがポイントです。
- そしてその指の匂いを、自分で嗅いでみます。このときに、なんだか脂っぽいような不快な匂いがしたならケアが必要です。
また、枕カバーや帽子など、普段頭によく触れているものの匂いも嗅いでみてください。
このようにして自分で自分の頭皮のにおいを嗅いだときに、自分でも「なんだか臭いな」と感じたなら、他人はもっと臭いと感じるはずです。
頭皮が臭くなる原因
なぜ頭皮が臭くなるのでしょうか。
頭皮の匂いは、頭皮の皮脂量と関係があると言われています。
皮脂は洗髪後、およそ4時間くらいから徐々に頭の毛穴に溜まってきます。
この皮脂が過剰に分泌されると、その皮脂が原因で雑菌が増え、においのもととなります。
この頭皮の皮脂量の分泌が増える原因は、生活習慣の乱れが1つの要因です。
十分な食事や睡眠が取れていなかったり、生活リズムが崩れていると、ホルモノンバランスや自律神経の不調から、皮脂量が増すことがあります。
また皮脂以外にも、頭皮に炎症などができている場合、その皮膚炎がにおいの原因となっている可能性もあります。
その他、頭皮のにおいの原因として、加齢も考えられます。いわゆる「加齢臭」というものです。
加齢臭が発生する理由も普段の生活習慣と関係があります。
生活習慣に乱れがあると、体内で発生した活性酸素が皮脂腺内にある物質と結合し、「ノネナール」という物質を生成します。
このノネナールが加齢臭の正体です。
頭皮のにおい対策
頭皮のにおい対策にはいくつかの方法があります。
基本的な方法として、
- 生活習慣を整える(食事・睡眠・運動)
- 正しい洗髪方法をマスターする
- 髪を濡れた状態にしておかない
- 枕カバーを適期的に変える
といったことがあげられます。
生活習慣を整えるのは、ホルモンバランスや自律神経を整えることで、皮脂が過剰に分泌しないようにするためです。
生活習慣は頭皮のにおいだけでなく様々な病気に影響しますので、普段からある程度意識して生活することをおすめします。
洗髪後、髪の毛を濡れた状態にせず、タオルドライをした後はドライヤーで手早く乾かしましょう。
髪の毛をいつまでも濡れた状態にしておくと、雑菌が繁殖しやすくなり、匂いの発生の原因となります。
これは部屋干しの洗濯物をイメージするとわかりやすいと思いますが、生乾きのままの洗濯物って臭くなりますよね。あれは雑菌が繁殖するからです。
髪の毛をいつまでも乾かさないで生乾きの状態にしておくと、これと同じことが頭で起こります。
枕カバーを定期的に交換するのも、要は汚れて臭くなった枕カバーを使っていては、せっかく頭を洗っても意味がないからです。
正しい洗髪方法については、次で詳しく解説します。
頭皮のにおいを防ぐための洗髪時の注意点
頭皮のにおいを予防するための対策として有効な、洗髪時の注意点をお伝えします。
それは、
- シャンプー前はブラッシングをし、頭皮の血行を良くするとともに髪の毛についたホコリを落とす
- シャンプーは基本毎日行う(ただし、1日1回まで)
- シャンプーは髪の毛ではなく頭皮をしっかり洗う
- シャンプー後は洗剤をしっかり落とす
- リンスは少量を髪の毛にのみ付け(頭皮に付けない)、その後しっかり洗い流す
- 洗髪後は濡れた状態で放置せず、すぐにドライヤーで乾かす
といった点です。
髪の毛は洗いすぎると頭皮が乾燥し、フケの原因となります。
また乾燥しすぎると、頭皮は皮脂を出そうとするため、皮脂が過剰に分泌する原因にも繋がります。
なので、洗髪は1日に1回までにしましょう。
まとめ
頭皮のにおいは自分では気づかなくとも、他の人から臭いと思われている場合もあります。
自分の頭皮が臭いかどうかは、簡単なセルフチェックによりわかります。
頭皮のにおいの主な原因は、皮脂の過剰分泌です。
頭皮のにおいを抑えるには、正しい生活習慣を送ることと、正しい洗髪法を身につけることです。
また、洗髪後は放置せずに、すぐにドライヤーで乾かしましょう。
清潔さを保とうとして、1日になんども頭を洗うのは避けてください。
基本的に毎日頭を洗ったほうが良いですが、1日に洗うのは1回までとしましょう。