契約書でアチコチに打たれている印鑑の名称と役割とは?紙ベースの契約書で大事な印鑑の話

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昨年、とあることがきっかけで、電子契約なるものを初めて経験しました。

これまでの契約書と言えば、賃貸物件の契約書のように、冊子のようなイメージがあり、印鑑の連打が緊張を増長させました。

そもそも契約書に関わる印鑑って記名押印(契約印)をはじめ、割印、捨印、消印、止め印、契印(見開き部分に押すアレ)って種類が多いのです。

その役割とか全く知らないのも問題っちゃ問題ですが、そもそも電子契約では印鑑を押す手間もないですし、契約書の保管もクラウド上ですから非常に楽になりました。

フリーランスや個人事業主は、今後、仕事と身を守るために契約書との付き合いが必須となるでしょうから、抜かりのないようにしたいところ。

電子契約と書面契約の違い

書面契約、いわゆる紙ベースの契約書に対して、電子契約の特徴としては、

  • ペーパーレス
  • 電子署名
  • 日付はタイムスタンプ
  • コピーが容易い

といったことが挙げられます。

紙ベースの契約書の場合は、収入印紙も貼られますし、ハンコも押しますし、自筆サインも求められます。

ハンコを押す場所がたくさんあるので、面倒ではありますが、その分、契約に対する重みと言いますか責任の実感があるっちゃあります。

かといって電子契約がチャラいという意味は一切ありませんwww

はっきり言ってめっちゃ便利です。

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契約書に関連する印鑑の種類

まず契約書には、これでもかと印鑑が打たれます。

ページ数が多いと大変です。

また場合によっては、前ページに印鑑を打つこともありますから、その労力たるや・・・。

大事な書類だからってのもあるのでしょうけど、ドが過ぎるんじゃないかと思ったりします。

で、どれぐらいの種類があるかと言えば、すでに冒頭に書いてありますが、

  • 契約印:記名押印とか署名捺印とか言われる甲と乙のところに押すヤツ
  • 割印:控えを含めて契約書が2通以上ある場合に紙をまたいだ形で押すアレ
  • 捨印:余白にポンと将来の訂正のために押すもので修正してもいいよという証
  • 消印:印紙税納付の証として一般的には収入印紙に少しかぶせて左上に押す
  • 止印:「以下余白」と書き記す代わりに文章末尾に押す
  • 契印:見開き部分に押すやつで契約書が2ページ以上ある場合は全ページに
  • 訂正印:訂正箇所を二重線で消して横などにひっそりと押す

という役割の元にバンバン押されます。

手慣れている人だと次々に押していくわけですが、一番押しにくいのは間違いなく割印ではないかと考えています・・・。

記名押印と署名捺印は違う

似たような意味かなと思っていたら大間違いなのが、記名押印と署名捺印です。

記名は一見、自分の手書きの名前のように感じますが、ゴム印などで押された名前を差します。

署名や自署が手書きの名前のことです。

捺印と押印は、印鑑を押すことに相違ないですが、署名の後に押すのが捺印、記名の後に押すのが押印になります。

ゆえに「捺印」「押印」と省略して表現されていても意味は同じなのです。

ちなみに署名押印や記名捺印という言葉は存在しません。

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認められないケース

印鑑はきれいに押されていないとダメ出しを食らいます。

これは銀行でも同様で、ちょっとでも陰影がかすれてしまうと「やり直し」することになります。

このやり直しも面倒臭くて、しくじった陰影に二重線を引いて訂正印を押し、その横に正しく陰影が映えるように押しなおすのがルールです。

面倒臭いでしょ?

日本ってホント、わざわざ面倒臭いしくみを運用したがる民族だなあと感じます。

用心深いにも関わらず、あっさりと「オレオレ詐欺」「フィッシングメール」なんぞに騙されるのは、しくみに頼りきって考えないからだと思いますね。

まとめ

「契約書でアチコチに打たれている印鑑の名称と役割とは?紙ベースの契約書で大事な印鑑の話」というテーマで、印鑑について押す種類と役割を書きました。

脱ハンコ、正解だと思います。

出社して、えらそうにハンコを押すだけのお仕事の人も排除できますし、一石二鳥以上の成果はあるのではないかと考えています。

参照

割印とは?割印の押印方法や契印との違いまとめ | クラウドサイン

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