整体院の開業は副業に適するか?年収や必要な資格のほか女性整体師の活躍について

手技のみで体調を整える整体師。
いろいろな施術や流派?がたくさんあるように感じるため、飛び込みで行くのには若干の勇気が必要になりますよね。

YouTubeで患者の身体をボキボキ鳴らしまくっている整体院の動画を見ると、気持ちよさそうだけど、首がヘンな事にならないのかなんてネガティブな考えが頭に(汗)

筆者が通っている整体院は開業して数年ですが、院長をはじめスタッフさんの雰囲気が良いので気に入ってます。
もちろんボキボキ系じゃないですし、しっかり施術の効果も上がってます。

足のむくみが取れましたからね。

整体院は専業が多いですが、副業の可能性は無いのでしょうか。

今回は、整体院の開業までのステップや副業の可能性について、探ってみたいと思います。

整体院と整骨院の違いは国家資格にあり

簡単に言えば、国家資格があるかないかです。

整骨院では柔道整復師が開業しているのが一般的です。

行き付けの整体院の院長とスタッフも柔道整復師の資格を持っていて、その証明書(免許)が壁に掲示してあります。
屋号も「〇〇整体院・整骨院」と併記していますので、電気治療器もあります。

整体院の開業には特に資格は不要で、極論、整体師と名乗れば整体師なのです。

施術の内容についても違いがあり、整骨院は関節や骨、靭帯などの損傷に対応します。
整体院では医療行為が禁じられているので、あくまでも身体のゆがみを整えることが中心となります。

整体院の開業届け

個人事業主として開業届けを税務署に提出するだけです。
整体院は個人経営が多いため、たったひとりでも開業が可能です。

開業に必要なのは、

• 施術スペース
• 施術用ベッド
• 白衣などのユニフォーム
• タオルなどの衛生用品
• 技術
• コミュ力
• 営業力

が最低限の準備となるでしょう。

自宅の一室を施術スペースにしている整体院も多いため、比較的、開業については難しくないはずです。

副業としての整体院の年収相場を予測

専業と違って副業となると、時間が限られるため、多くの患者さんをケアすることは難しいです。
土日の週末だけ整体師として活動する場合、施術料をひとり1時間5,000円と設定し、1日の予約を5組に限定すると月収は20万円です。

年収にすると240万ですから副業としては稼げる可能性を秘めています。

ただし、施術方法を身に付けるための投資が必要で、その費用の目安は学びの場によります。
何人かの整体師さんに聞きましたが、技術の習得は専門学校と現役整体師のセミナーなどで半々でした。

女性整体師の活躍の可能性

確かに女性整体師は少ないですが、決して活躍できない業界ではありません。
筆者も女性整体師の施術を受けた経験はありますが、男性整体師と違って、細やかな気配りがありましたし、コミュ力も高い印象です。

今のご時世、女性整体師として男性患者と狭い施術スペースで時間を共有することに抵抗を感じることもあるかと思います。

そんな時はYouTubeでの広告素材、自身の研究材料と称してビデオ撮影を行うなどの工夫ができます。
また同志がいれば2人体制で運営するという方法もあります。

前述の月収シミュレーションだと、受付のバイトとして知人を雇ってもメリットはあるのではないでしょうか。

まとめ

整体院の開業は副業に適すると考えてよいでしょう。

まず技術と施術スペースだけを確保すれば、営業活動は開業後でもできます。
施術スペースが見つからなければ、雇ってくれる整体院を探せばよいです。

女性も整体師を副業とする可能性はゼロではありません。

肩こりや眼精疲労に悩んでいる女性も多いので、女性患者だけをターゲットにしても良いのではないでしょうか。