自己PRが苦手な人のために落ち着いて相手に自分を知ってもらうための簡単な方法
日本人は、自己PRが得意ではない国民性、というのが定番でした。
しかしSNSや動画・ライブ映像配信サービスなどの普及によって、簡単に、しかも無料で世界に自分自身を発信する環境が出来上がっています。
生まれた時には、その環境がある世代からすると、その常識は過去の遺物だと指摘されても不思議ではありません。
だがしかし、プライベートにおける自己PRと、就職などの面接の場での自己PRは全くの別物です。
今回は、自らを売り出す方法に腐心している人を対象に、自己RPについて参考となる情報をシェアしたいと思います。
もくじ
自己PRの勘違い
自己PRでよく勘違いされているのは、自分自身や自分の行動について、やや強引に売り込む姿勢や行為を見せると捉えられることです。
大抵、筋書きすら準備していないので、
- 元気の良さ
- 大きな声
- ハキハキとした挨拶
を前面に押し出して、名前と簡単な意気込みで終わってしまうケースが見受けられます。
これは勢い良く挨拶しただけでしかなく、自己PRでも何でもありません。
自己PRとは価値を伝えること
自己PRの目的は、相手に対して自分自身が提供できるスキルや経験を含めた価値を、関係者に自らの口で伝えることです。
自分の経験や能力を、これから共に時間を共有する人々に知ってもらうためのスピーチと言っても過言ではありません。
例えば、就職や転職での面接においては、必ず自己PRを述べる時間を提供されます。
1分なのか2分なのか不確定ではありますが、しっかりとしたシナリオを準備しておくことは必須です。
履歴書や職務経歴書に書かれている事の要約ではなく、
- 何に貢献できるか
- 何を提供できるか
を含めた展望を内容に取り入れると良いです。
自己PRの長さ
会議と全体朝礼での校長先生の話しは短い方が良いというのが、従来から日本では高評価につながるものでした。
長い話しは嫌われます。
自己PRも同様で、相場としては30秒から長くても1分以内に納めると、相手の頭にも内容が残りやすいです。
あまりに長い話は、論点がまとまっていないことが原因のひとつでもあるので、相手には一切、情報は入っていないと考えるのが自然です。
自分の身に置き換えてみると気付くのですが、
「話しが長かった・・・」
ということだけが頭に残ります。
自己PRはセルフプロモーション
自分のスキル、日々の業務を分析して、自己研鑽の糧とするプロセスをセルフプロモーションと言います。
セルフプロモーションは、キャリア育成に不可欠であることは、誰の目から見ても明らかです。
しかし、日本人には「控えめ」「従順」といった気質が、教育的な面や文化的な面から根付いているため、アピールが苦手という人は少なくありません。
だから就職活動などの面接で苦労する人が多いわけです。
皮肉にも就職というイスを勝ち取るためには、その苦手な自己PRがカギとなっているわけですから、もはや苦手だのと言っている暇はありません。
ライバルとの優位性を認めてもらいたいのなら、セルフプロモーションを重視するのは自然の成り行きと言えます。
「雇ってもらえるとわかる」
尖ったロックバンドの「曲を聞いてもらえればわかる」のようなセリフは、就職や転職の戦線では一切通用しません。
まとめ
自己PRが苦手な人のために落ち着いて相手に自分を知ってもらうための簡単な方法は、
30秒から長くても1分以内にまとめる
ことにあります。
シナリオを紙に書いて覚えるだけ。
ただし、日々改善が必要です。
参考情報
就職偏差値の高い大学生と互角以上に戦うには、大学ブランド以外、つまり中身と自己PRで勝負するしかありません。