いざという時の護身術!女性でも簡単に身を守るために必要なことは格闘技?それとも
女性の夜道の一人歩きは危ないと言われましたが、今は全く意味がありません。
男性であっても集団で襲われると、どうしようもないからです。
だったら暗い夜道を歩かなければ良いという意見が出ますが、そんなことは解っていても避けられない事情があるから困っているわけです。
苦肉の策として、家族の出迎えなどがあるかもしれませんが、一人暮らしや家族が出られない場合は、自分で身を守るしかありません。
そこで今回は護身術について、どういう方法が最適なのかを考えてみたいと思います。
もくじ
護身術について
護身術と聞いてイメージされるのは、空手、合気道、柔道、柔術、レスリング、ボクシング、テコンドー、総合格闘技など対人の武道やスポーツです。
自衛隊や警察ではオリジナルの格闘術を習得するようですが、多くの人は何も体得はしていません。
その場合の護身としては、道具に頼るしか方法はありません。
前提としてトラブルの起こりやすい場所に出向かない、周囲の人に迷惑をかけないということで、あえて護身を意識することがないようにしたいものですが、今の時代は予期せぬことで被害者になることも珍しくありません。
あおり運転など、一方的な攻撃には対処のしようがないのです。
そういった場面に遭遇したときこそ、役に立つ方法があるのではないでしょうか。
護身を必要とする場面
仮に、あおり運転に遭遇して、相手が車から降りてきたときにできることは、せいぜい、
- ドラレコやスマホでの録画
- 警察への通報
- ウインドウやドアを開けないようにロック
という程度です。
これで身の安全が守れたとしても、怖い思いを我慢しつつ実行するという多大なストレスが発生します。
冷静に通報できない人もいるかもしれませんし、停車したときに誤ってパーキングにシフトチェンジしてドアロックが解除され、ドアを開けられて引きずり出されることも想定されます。
女性だと抵抗の術がありませんし、男性でも対処は難しいこともあるでしょう。
そういう時は護身用の道具が役立つのではないでしょうか。
護身用の道具
護身用の道具でイメージされるのは、やはりスタンガンでしょう。
その他には特殊警棒や催涙スプレーがありますが、護身用品専門店ではスタンガンをすすめられることが多いようです。
メリットとしては、
- 放電することにより相手の攻撃を止めることができる
- 確実に制圧(動けなくなる)することができる
ということになります。
しかし女性が防犯用または護身用として持ち歩いていたりすることは、ほとんど見かけません。
個人的にも一度も見たことも聞いたこともないのです。
それには理由がありました。
法律上使用場所が限定
スタンガンは護身用の道具でありながら、気軽に携帯できるものではないのです。
日本では軽犯罪法という法律がありまして、警察当局の公式見解では、
- 護身用品を予め護身のために携帯することは法律で禁止されている。
- 日本では護身のためということであっても正当な理由だとは認められない。
とされているのです。
ただし事務所、店舗、自宅(賃貸も含む)など占有エリア内においては、軽犯罪法の適応は除外されますが、警察の公式見解がある以上、購入したとしても屋外には持ち出せないという実情があります。
これでは護身用の道具として、役に立つ割合が大きく削られてしまいますよね。
日本で護身は無理?
護身術は使えない、護身用の道具も持ち歩けないとしたら、幸運を祈るしかないのでしょうか。
心身を傷つけられながらスマホで必死に通報するしか手段はないのでしょうか。
日本は世界的にも治安の良い国だと言われていますが、海外と比較しても何の意味もありません。
日本でも怖い思いをしたり、実際に危害を加えられたりしている人は後を絶たないわけですから、自分の身を守りたいと考えるのは当たり前です。
今のところ、日本で護身は無意味ということで、
- 危険な場所には行かない
- 夜道の一人歩きは避ける
という消極的な行動しか取れないという結論になり、運任せというということになります。
いまでも性善説に酔っているから被害者が浮かばれないんですけどね。
まとめ
いざという時の護身術ができないからこそ、女性でも簡単に身を守るために護身用の道具が必要なのに、実は法律がネックで使える場所が限定されると言う悲しい現実を知りました。
現代の護身はスマホで通報という、非常にハイリスクな方法しかありません。
もしくは逃げるという選択もありますが、逃げられない状況もあるでしょうが、電車内での事件などは。
日本の治安も過剰に期待してはいけませんね。