ギネス認定の世界最高齢社員は90歳日本人女性課長!高年齢者雇用が当たり前に
家電量販店のノジマが、定年後の再雇用契約を65歳から80歳に延長したのが2020年7月です。
これは、ある意味では「定年退職後は悠々自適」な生活ができる保証がなくなっていくことの証明とも言えます。
もくじ
引きこもりの増加が労働年齢長期化の原因か
平成30年度調査結果では、全国の満40歳から満64歳までの61.3万人がひきこもり状態。
そのため、必然的に現在雇用されている人たちが、高齢者になって働かないと経済も回らないという図式が成り立っているのかも知れません。
労働力として脂が乗りきっている世代が働いていないわけですから、その分、高齢者層がカバーしなければならない側面もありそうです。
そこで今回は、企業の再雇用について一般的な情報をシェアしたいと思います。
アナタの会社も80歳まで働ける??
世界最高齢の総務部員は90歳の日本人女性
昭和31年に入社(筆者は生まれていない)して以来、勤続64年で現在もフルタイム勤務です。
役職は課長。
今でもエクセルを駆使して経理や庶務を担当しています。
70歳のころにIT化の波が押し寄せても「わくわく気分」で習得したとのこと。
「もう年だから」
と言って学びやチャレンジをしない人(我が両親)とは違い、尊敬に値します。
スマホでFacebookなどから情報収集も当たり前のようにやっているそうです。
そのうちYouTubeに出できそうですけどね。
かなりの宣伝効果はあると思いします。
改正高年齢者雇用安定法のポイント
2020年4月に施行されていて、70歳までの就業機会の確保が企業の努力義務となりました。
お年寄だからという理由だけで、隠居する時代は終わったと言えるでしょう。
企業は65歳までの雇用確保義務に加えて、65歳から70歳までの就業機会を確保することが求められます。
そのためには高年齢者就業確保措置として、
- 70歳までの定年引き上げ
- 定年制の廃止
- 70歳までの継続雇用制度(再雇用制度・勤務延長制度)の導入
(特殊関係事業主に加えて、他の事業主によるものを含む) - 70歳まで継続的に業務委託契約を締結する制度の導入
- 70歳まで継続的に以下の事業に従事できる制度の導入
a.事業主が自ら実施する社会貢献事業
b.事業主が委託、出資(資金提供)等する団体が行う社会貢献事業
これらのいずれかを講じるよう努める必要があるのです。
長年に渡って培ってきた経験とスキルを存分に発揮できる機会が延長されたとも考えられます。
ただし収入面で現状が維持されるのかは、各企業で方針が違うかもしれないですね。
まとめ
雇用延長も良いですが、出戻りもウエルカムな時代になって欲しいものです。