毎日のようにフリーペーパーが自宅に投函されるのですが、いつも目にするのは求人コーナーです。
どういう職種が求められているのか、参考として見ているのですが、大体、決まって、
- 介護
- 警備
- 清掃
- 調理
といった職種で占められています。
資格なしでの応募という点で、相当な人手不足なんだろうなあという認識ではありますが、ぶっちゃけ賃金は高くありません。
斜めから見ると無資格や特段のスキルがないと、セカンドライフは苦労しそうだなあという印象です。
そこで今回は定年後の仕事という面で、個人的な考えを述べてみたいと思います。
国内企業の定年事情
会社員の定年は60歳が定番でしたが、2013年に高年齢者雇用安定法の改正によって、65歳まで引き上げられています。
実情としては、60歳定年と65歳定年の企業が混在している状況と言えそうです。
しかし2025年の4月からは、65歳での定年が実質義務化されることになっているので、安心感を覚えている人も少なくないのでは?
ところが、2021年4月に高年齢者雇用安定法がまたもや改正されて、70歳まで定年引き上げなど、企業への努力義務が盛り込まれました。
ようは年金だけじゃ頼りないから、長く働かせてあげてって、政府が言ってるようなものです。
年金がそもそもしょぼいし、頼りないから、健康のためにも働いていた方が良いと考えてる人も少なくない気もします。
60歳以降の給与は?
さて、問題なのは給与面です。
60歳で定年すべき人が、最長で10年も継続して正社員として働くことになるのですが、どんどん無条件に昇給し続けることは、さすがに会社もキツイはず。
となると、2.3割低い賃金でなら雇い続けますよ的な制度にすることは、まあ、想像に固くありません。
役職者のヒラの立場でという、ようはキャリアがリセットされる感じですよね。
そこまでして再雇用されたいかどうかは、人によりますが、もう自由に働きたいとなれば、再就職先を探さねばなりません。
この時点で無資格だったり、ニーズの多くないスキルで勝負するのは、ちょっと厳しいのではないでしょうか。
待っている求人は、前述のような職種ばかりです。
生涯メシが食える資格やスキル
年齢に関係なく、必要とされる人材となるには、やはり何らかのジャンルで重宝される存在でなければなりません。
例えば、人が悩んでいる事であるとか、プロがいないと成立しないことなどです。
特に、
- お金
- 教育
- 法律
- 不動産
- IT
などに関わる問題については、プロの助けがカギとなるジャンルです。
関連資格やスキルあれば、引く手あまたではないでしょうか。
あと、個人で仕事が完結できることもカギとなりそうです。
稼げる資格とスキル
資格とスキルがあれば稼げると断定はできませんが、資格とスキルがあれば仕事が選べる可能性はあります。
資格については国家資格が欲しいところ。
スキルについては営業力は絶対条件と言えます。
何しろ個人でやっていくならば営業力がゼロだと仕事が取れません(汗)
営業力は何も飛び込み営業が得意とか、そういうことではなく、ビジネスマッチングサイトで売り込みできるかどうかも、その範疇に入ります。
国家資格もない、営業力もないという場合、年齢を気にしないならYouTubeです。
しかしYouTubeチャンネルを広く周知させるにはSNSやブログを駆使することも必要なので、やはり、ある意味では営業力は重要ですね。
まとめ
「無資格だとシニアのセカンドライフに就ける職業は清掃・介護・学校給食に絞られる?」というテーマで、定年後の仕事ということについて書いてみました。
待遇が悪くなっても70歳まで雇用され続けるか、残った時間は自分の好きなライフスタイルを確立するか、迷うこともあるかと思います。
どのみち70歳まで雇用されたとしても平均寿命を考えると、まだ10年は生きていかなければなりません。
その10年、自分の好きな働き方をしながら過ごすことも、セカンドライフとしては有意義だと感じます。