SEO対策でウェブページ品質評価に高い影響を及ぼすのE-A-Tについてポイントを解説
SEO対策に四苦八苦している個人・法人様はめちゃんこ多いと思います。
その理由は至ってシンプルで、Googleの定めている検索エンジンのアルゴリズムやウェプページの品質評価が、あまりにもブラックボックス過ぎるからです。
ゆえにSEO対策は、事象から仮説を立てて真相に迫るプロセス、いわゆるリバースエンジニアリングってやつでしか、有効な手立てを見出していくことはできないと言えます。
だけども、それはあくまでテクニカルな話で、ここ最近は「E-A-T」なしではSEO対策の施策が難しくなってきました。
そこで今回は、SEO対策でホットな「E-A-T」について、触れてみたいと思います。
もくじ
E-A-Tとは
Googleがサービスとして情報公開している、検索品質評価ガイドラインでも触れてますが、当該箇所を引用すると、
3.2 Expertise, Authoritativeness, and Trustworthiness (E-A-T)
The amount of expertise, authoritativeness, and trustworthiness (E-A-T) is very important. Please consider:
● The expertise of the creator of the MC.
● The authoritativeness of the creator of the MC, the MC itself, and the website.
● The trustworthiness of the creator of the MC, the MC itself, and the website.
と書かれています。
引用:検索品質評価ガイドライン
日本語訳すると
3.2 専門性、権威性、信頼性(E-A-T)
専門性、権威性、信頼性(E-A-T)がどれだけあるかは非常に重要です。
●MC作成者の専門性。
●MC作成者、MC、ウェブサイトの権威性。
●MC作成者、MC、ウェブサイトの信頼性。
となります。
- Expertise:専門性
- Authoritativeness:権威性
- Trustworthiness:信頼性
それぞれの頭文字でE-A-Tです。
ちなみにMCは、マスター・オブ・セレモニーではなく、メインコンテンツと推測するほうが適切なのは言わずもがなでしょう。
E-A-T導入の背景
これは推測でしかありません。
日本だけを見てみると、大手企業によって運営されていた医療系キュレーションサイトが著作権や倫理的なものを一切無視したコンテンツを公開していたことで大問題になりました。
当然、Googleはシカトするわけにはいきません。
根拠を示す出典や引用もなされていないような医療コンテンツが、軒並み検索の上位に挙がっていれば、はっきりって検索という技術と運営に支障は出ます。
下手すると命にかかわるわけですから。
日本だけでなく、海外でも懸念されることではあったのでしょうが、大きなトリガーのひとつだったのではないかと思うのです。
E-A-Tの概念は医療系だけに留まらず、YMYLのジャンル全般におよぶと考えてよいでしょう。
YMYLとは
E-A-Tより少し前に出できたYMYLは「Your Money or Your Life」の短縮形で、お金と生活に関する分野を指します。
間違った情報が掲載されていると多大な影響を及ぼすジャンルを指しており、特に注視されるようになりました。
具体的には、
- ニュース(時事問題)
- 医療
- 健康
- お金(金融)
- 法律
など、倫理観やコンプライアンスが求められるジャンルを指しますが、明確な定義づけはありません。
ゆえに、どのようなジャンルであってもコンテンツ作成には、E-A-Tを上手く利用しながら適切な表現が求められます。
まとめ
「SEO対策でウェブページ品質評価に高い影響を及ぼすのE-A-Tについてポイントを解説」というテーマで、SEO対策の専門的な話に少しだけ触れてみました。
SEO対策ではYMYLとE-A-Tを避けては通れないため、ますますSEOの知見が無い個人や法人様は、外部の協力者との連携の必要性を実感することもあるのではないでしょうか。