【シングルのお金事情】独身男女の年齢別貯金額をチェックすると意外な発見
貯金してますかー!
貯金したい人はたくさんいたとしてもコツコツ貯めていくことが苦手な人は多いもの。
- 欲しいものを買ってしまった
- ゲームに課金してしまった
- 自分ご褒美が多すぎた
- 安月給だから貯金できない
- 貢いだ・・・
貯金ができない言い分は人それぞれあるものですが、一方で堅実に貯めている人がいるのも事実。
独身でも既婚者でも関係なく、貯金のコツのようなものがある気がしてなりません。
そこで今回は、主に独身者の年齢別貯金額を含めた貯金事情を、金融広報中央委員会が公開している「家計の金融行動に関する世論調査」における令和2年の単身世帯調査を参照して突いてみたいと思います。
もくじ
独身者の保有口座
世の中、いろんな統計があるもんです・・・。
省庁はじめ政府筋の機関ってすげーな(汗)
さて、統計結果は20代から60代までが対象となっており、証券口座あるいは預金口座を保有している割合は全体で97.6%に上ります。
これは特に不思議なことではありませんが、逆に2.4%の人の状況が知りたいぐらい・・・。
具体的に保有している金融商品については、
- 預貯金:94.4%
- 株式:22.0%
- 積立型保険商品(生保・損保):20.2%
- 投資信託(MRF、MMF、REITなどを含む):20.1%
であり、投信の多さは意外でした。
50代、60代となると個人年金保険の保有が目立っています。
独身者の年代別金融資産保有額
さてメインディッシュの具体的な貯金額ですが、一応、各年代の平均と中央値を書いておきますので参考にしてください。
単位は万円です。
年代 | 平均 | 中央値 |
20代 | 203 | 81 |
30代 | 484 | 206 |
40代 | 1,066 | 400 |
50代 | 1,601 | 622 |
60代 | 1,872 | 860 |
けっこう「持ってるな」という印象を受けました。
ちなみに職業別だと「公務、教育、電気水道業」が、平均1,124万円と最も高い数字です。
公務員強し・・・。
独身者のNISAやiDeCoの保有額
気になる人も多いであろうNISA(少額投資非課税制度)と個人型確定拠出年金(iDeCo)の保有額についてもチェックしました。
単位は万円です。
年代 | 一般NISA | つみたてNISA | iDeCo |
20代 | 78 | 31 | 45 |
30代 | 110 | 33 | 27 |
40代 | 185 | 26 | 83 |
50代 | 187 | 39 | 143 |
60代 | 235 | 43 | 398 |
やはり50代、60代になるとiDeCoへの資金流入が多いですね。
意外なのは「つみたてNISA」が少なかったことです。
つみたてこそ貯金の極意と思うのですけど、魅力が無いのですかね?
金融資産残高が増加した理由
貯金額が増えるには理由がありますが、なかなか聞くことはできないですよね。
統計だと、ちゃっかり回答しています。
理由として多かった順に、
- 定例的な収入が増加したから:35.4%
- 定例的な収入から貯蓄する割合を引き上げたから:30.7%
- 配当や金利収入があったから:18.0%
となっており、特段、珍しいことではありませんでした。
貯金に魔法は無いということが証明されているわけです。
定期的な収入の増加には、会社から支給される給与の増加ではなく、副業による収入の可能性が高いと睨んでいます。
まとめ
「【シングルのお金事情】独身男女の年齢別貯金額をチェックすると意外な発見」というテーマで、独身者の貯金事情を探ってみました。
わかったことは貯金に魔法無しということと、つみたてNISAが、あまり活用されてなかったことですね。
貯金を増やすきっかけは副業による収入の増加と推測されますが、あながち間違いでもなさそうな気もします。