仕事はシングルタスクがおすすめ マルチタスクの弊害、効率よく仕事をするための優先順位とバッファについて

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仕事をするときはシングルタスクがおすすめ。その理由と思いもよらないマルチタスクの弊害について解説します。また、より効率よく仕事をするために、予定を立てるときに意識しておきたい優先順位とバッファについてもお伝えします。

マルチタスクとシングルタスク

マルチタスク、シングルタスクという言葉は、よく耳にしますよね。

マルチタスクとは、複数の作業を同時に並行して行うことです。

イメージするならお皿をいくつも同時に落ちないように回す感じでしょうか。常に回っているお皿に注意をし、気を配りながら作業を進めます。

マルチタスクは時間短縮の肝とも言われていたりします。料理や家事などをする場合は、マルチタスクは有効かもしれませんね。

それに対し、シングルタスクとは、マルチタスクの反対で、同時に物事を進めず、ひとつずつ順番にこなしていくことです。

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マルチタスクの弊害

マルチタスクは時短にもつながり、無駄なくバリバリとこなすようにも思えますが、こと仕事においては最近は少し異なる考えも出てきています。

一見マルチタスクは、複数の仕事に着手しているが故に、とても生産的に物事が進んでいるように思えます。

しかし、効率を優先するが故に、注意が散漫となってしまい、思いがけないミスを誘発し、かえって手間が増えてしまうことも。

また、体や脳にかかる負荷も高く、そのためにストレスが増え、記憶力や想像力の低下、集中力が落ちるなどの弊害も起こりやすくなるようです。

言うなれば、器用にこなそうと張り切ったにもかかわらず、結果的には空回りして、努力が報われずに終わってしまいがちということですね。

仕事はシングルタスクがおすすめ

となると、おすすめはそう、シングルタスクです。

一見、1つずつこなす人を見ていると、なんだか効率が悪そうに見えてしまうかもしれませんが、余計なことを考えずにひとつのことに集中した方が、取り組んでいるもの自体は正確に短時間で終えることができます。

次の仕事に移った時も、それまでの作業のことは忘れ、今やるべきことだけに集中すればいいので、思考もぶれず無駄に脳を働かさないので疲れやストレスも少なくて済みます。

マルチタスクではなくシングルタスクを行うということは、言うなれば、急がば回れということですね。

予定もシングルタスクをベースにスケジュールを立てることで、計画に無理が出にくく、心穏やかに仕事を進めやすくなります。

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優先順位とバッファ

シングルタスクで仕事のスケジュールを組んだうえで、さらなる高効率を目指すなら、優先順位とバッファについても意識してみてください。

仕事には必ず優先順位というものがあるはずです。仕事を始める前に優先順位を確認しないと、いくらシングルタスクで進めても、途中で優先順位の高いものを先にやってくれと仕事を中断させられてしまい、シングルタスクを遂行できなくなります。

また1日の予定は、8割程度で立てるといったバッファ(余裕)を持たせてプランニングしましょう。

ものごとは大抵予期せぬことが起きるものです。バッファを持たせておけば、そこで吸収することができます。

何事も起きなかったときは、休憩して体や脳を休め、次の仕事のための英気を養う時間に充てます。こういった時間も、良い仕事をするうえでは重要な時間なのです。

まとめ

私も最近薄々と感づいてはいましたが、仕事はシングルタスクで行った方が、焦らずに良い仕事ができるんですよね。

ついつい無理してマルチタスクで回そうとすると、予定変更で納期が重なった場合など、体が1つではもたなくなり、それこそパニック状態になります。

ヘタすれば大失敗をして、クライアントからの信用を失うなんていくことにもなり兼ねませんし、何とか切り抜けたとしても、達成感よりもその後の脱力感の方が大きく、その後の仕事にも差し障りが出てきます。

マルチタスクを行うのは、家事と料理だけにとどめておきたいと思います(笑)。

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