スキー場が年々減少している!今ではピーク時の3分の2に 誰か私をスキーに連れてって
スキー場が年々減少しているそうです。コロナ禍で、スキー場減少にさらに拍車をかけるかもしれません。今ではピーク時の3分の2に減ったスキー場。誰か、私たちはスキーに連れてって!←この表現が分かる人は、おじさん・おばさんです(笑)。
もくじ
スキー・スノボー人気が減少
かつて、ウインタースポーツの王様といったら、1995年くらいまではスキーでした。
大学生になったら、スキーをしないとモテないくらい。と言うか、モテたいならスキーをしろ!(そしてマイカーを持てたら最強!)
というくらい、あたり前のことでした。
神田はスキー屋街と呼ばれ、スキー用品点がたくさんあり、シーズン前は新作のスキー板を買いに、大勢の人達で賑わっていました。
ゲレンデではユーミンなどの爽やかなポップスが流れ、若い男女が仲良くスキーを滑るという光景が見られました。
1996年ころになると、1990年ころから人気を得始めたスノーボードが一気にブレイク。スキーからスノボーに転向する人や、それまでスキーには興味はなかったものの、サーフィンやスケボーをやっていたという若者たちも、スノボーを始め、ゲレンデは大賑わいでした。
しかし、1998年をピークに、以降はスキー・スノボーの人気が減少。
ピーク時は1800万人いたスキー・スノボー人口は、2020年には430万人にまで減少しています。
約20年で4分の1まで激減したわけです。
スキー場も年々減少中
スキー・スノボー人口が減少したことで、全国のスキー場もどんどんと閉鎖されていきました。
全国のスキー場の数は、今ではピーク時の3分の2ほどになっているそうです。
それでも3分の2が営業してこれたのは、外国人観光客の利用が増えたからです。
とは言えコロナ禍で、外国人観光客の利用が望めず、ここ2年は利用客が激減しています。
それでも現存するスキー場は営業しているので、これは往年のスキーファン、スノボーファンにとっては、ゲレンデがガラ空き状態なので、思い存分滑れるスキー天国・スノボー天国とも言えますね。
どうしてスキー・スノボー人口は減ったのか
1998年頃からどうしてスキー・スノボー人口は減っていったのでしょう。
そもそもスキーやスノボーが流行ったのは、バブルの影響があると思います。
スキーは都会ではできません。それをわざわざ車で高速に乗ってやってきて、それなりにする道具を揃え、高いリフト券を買って雪山を滑るわけです。
なんともお金のかかる贅沢な遊びなわけです。
当時の日本にはお金がありました。しかし1991年にバブルが崩壊し、その後企業の業績もどんどんと落ちていきます。
スキーに行っていた若者も、特に学生は親からたくさんの小遣いをもらっていたり、車を与えてもらっていた人たちが相当数いたと思うのですが、親の財政が傾くことでその恩恵に預かれる者たちも減り、なかなか自分の力のみでスキーやスノボーを楽しむのも困難になってきました。
また、レジャーの多様化、そしてデフレ下による所得の低迷。少子高齢化なんかも少なからず影響していることでしょう。
若者の車離れも、スキー離れと密接な関係がありそうです。
初めは親に連れられて行くことでしょうから、親がやらなければ子供もやらず、すると経験者が減るので、彼らが大学生いなってもスキーに行こうという話は少なくなるでしょう。
そういった連鎖が起こり、スキー人気はどんどんと下向きのスパイラルを描いていったたのでしょうね。
3月でも全国のスキー場の8割が滑走可能
春スキーという言葉があります。
スキーはだいたい2月くらいまでがシーズンなのですが、好きな人は3月に入っても雪が残っている遠くのスキー場を目指して行ったりしていました。
ところが、今のスキー場は、なんと3月でも全国のスキー場の8割が滑走可能なのだそうです。
これってなかなか魅力的じゃないですか?
意外と1月・2月のスキー場って、午後陽が陰ってくると結構寒くなるんですよね。
でも、3月ならだいぶ暖かいし、小さい子供でも体調を気にせずに楽しめるような気がします。
きっとスノーマシンの性能も上がっているんでしょうね。
もちろん、雪質はピーク時ほどは望めないでしょうが、ファミリーやゆっくり滑るのには、春スキーはうってつけな気がします。
まとめ
あの混み合った状況で、人を避けるように滑っていたゲレンデではなく、ガラガラのスキー場で思う存分滑ってみたいと思っていた人にとって、今は正に狙い目とも言えるかもしれませんね。
ただ、体もあの頃から20年以上が経過しているわけですから、よほど気をつけて滑らないと、大変なことになりそうです。
また当時得意だったからと張り切らず、ぼちぼち楽しむようにしてくださいね。
滑って、温泉入って、美味しいもの食べて…。思い出すと、行ってみたくなりますね。
オリンピックでもスノーボード競技は大変盛り上がりました。
あのすごい技を見て、興味を持った子どもたちも少なくないと思います。
さすがに子供だけではスノボーには行けません。
だったら、一度連れて行ってあげてみてはどうでしょう?