成功するには、急がずゆっくりがキモ 全てを一度に手に入れることをやめたら目的達成できた!
早く成功したい!とばかりに、日々寝る間も惜しんで様々なことにチャレンジしているという人もいることでしょう。それなのに、全く結果が出ず、もっと頑張らねば!と思っている方、ちょっと待った!その自分に更に拍車をかけていくスパイラルこそが、あなたを成功から遠ざけている原因かもしれませんよ。
というより、そもそも「成功」とはどういったものを指すのか、ここでもう一度考えてみませんか?他人の成功像とあなたの成功像とは、きっと同じではないはずです。
もくじ
急いては事を仕損じる
常に何かに追われている。あれもこれも、やらなくてはと、焦ってしまう。そのせいか、心がいつも落ち着かない。
努力しているのに結果が出ない。これって、まだまだ自分の努力が足りないせいなのだろうか…。もっとやる必要がある?根性が足りない?
頑張り屋さんの多くは、人よりも多くのことを自信努力でカバーして、結果を出したいと日夜頑張っていることと思います。
それなのに、思いの他、結果が着いてこない…。
そんな悩みを抱えている人も、いるのではないでしょうか。
スピードアップして物事をどんどんこなしていると、一見「自分には何でもできる」という錯覚を起こします。
それなのに思うような結果が伴わないと、もっと自分に鞭を振るってより懸命となり、毎日はどんどんと慌ただしくなっていきます。
でも本当に大事なのは、スピードアップよりも、スローダウンすることなのです。
テイク・イット・イージーの本当の意味
テイク・イット・イージー(Take it easy.)という言葉があります。洋画などを見ていると、よく出てくる言葉です。
これはよく「落ち着いて」といった訳をされることがありますが、本当は「ゆっくりとやり遂げよ」という意味なのです。
「ゆっくりと」、そして「やり遂げる」とは、「慌てずに、確実にやり遂げろ」ということです。
慌ててやると、ヌケやモレも生じます。そしてスピードを上げて物事に取り組むと、多くのことがこなせるので、そのぶん成功するような気になりますが、実はそうではありません。
成功にはタイミングもありますし、自分が何をやっているのかを把握せずに闇雲に行動しても、それは意味を成さないどころか、人間らしさを失い、自らを傷つけることにもつながるのです。
全てを一度に手に入れようとするのをやめる
慌てず、確実にやり遂げる。ゆっくりと、何をやっているのか把握しながら進める。
そうすることで、1つのことをじっくりとやるのには、意外と時間が掛かるということに気付かされます。
それ故に、多くのことをやろうとするのではなく、優先順位を決めて、最も重要なものにのみ取り組み、2番目以降は諦めることが大事です。「選択と集中」です。
何かこれという1つに絞ることで、余計なことを考えたり、そのための余分な行動を排除できますから、常に1つのことだけを考え行動することができます。
そうすれば、ゆっくりとでも確実に前に進むことができますし、現状がどのような状態で、次にやるべきことは何なのかも明確になります。
成功が目的ではない
時に人は、誰もが羨む状態を手に入れることを「成功」だと考えます。
そして自分も成功したいと望むのです。
しかし、人が羨む状態になることや、名声を得ることは、あなたを幸せにするものとは限りません。
むしろ、ほとんど無関係です。
では何が目的なのかというと、「自分が望む状態になる」ことです。
これは人それぞれ違います。
例えば「お金持ちになれば成功」ではなく、自分が望む形でお金を必要なだけ稼げるようになるのが、目的であり、あなたにとっての成功です。
成功者はキラキラと輝いて見え、一見派手に見えますが、それは本来のあなた自身が求める成功ではなく、あなたの成功はもっと別のところにあり、そして事実はいつも地味なものなのです。
まとめ
何かで結果を出した人を見ると、つい自分もそれで結果を出してやる!と飛びついて、しばらくは頑張るものの、あまり結果が出ないと、また別のことを始めて…。
そんなことを常に、2つ、3つと並行して、やってみては、どれも中途半端に終わるなんていう経験はありませんか?
「大金を得る」といったような結果にばかり注目して選択してしまうと、その結果を出すための過程に意味が見いだせず、自分にとって本当の意味では望んでいないものにチャレンジしてしまうことになりかねません。
ずっと続けたいと思うことや、本当にスキルを身に着けたいもので、結果が出るまでの過程にも意味のあるものを1つだけ選び、じっくりと時間を掛けて確実に取り組んでいきましょう。
実はこれが一番無駄なく、軸もブレずに続けられ、結果へとつながる方法です。