狭い部屋が若者に人気?都市生活では持たないことがオシャレに 浮いたお金は自己投資と未来貯金へ
いま都市部では狭い部屋が若者に人気だそうです。そして、持たないことがオシャレという考えが、徐々に浸透しているとか。浮いた時間やお金は自己投資と将来のための貯金へ。これがいまどきの若者の賢い未来戦略?
狭い部屋が若者に人気
最近、特に都市部に住む若い人には、狭い部屋が人気なのだそうです。
ただ狭いと言うだけではなく、都心に近い都内の駅チカであることも条件ではあります。
以前は、少しでも広い部屋に住むことに、なんとなく憧れを抱いている風潮がありました。
友だちの部屋に行っても、「部屋、広っ!」って驚きとともに、憧れたりして。
でも最近は、以前とちょっと価値観が変わってきているようです。
もちろん同じ条件なら、今の若者だって広い部屋のほうが良いでしょうけど、以前と比べて部屋を選ぶ際の「広さ」の優先順位が下がったということなんでしょうね。
持たないことがオシャレに
断捨離という言葉が数年前から流行り、最近はミニマリストというライフスタイルを良しとする人も増えています。
特に若い人にミニマリストは多いように感じます。
ミニマリストとはその名の通り、ミニマルに暮らす人で、極力ものを持たないシンプルな生活を良しとする人たちのことです。
物を持たないということには様々なメリットがあります。
例えば、
- 掃除がラク
- 部屋が散らかりにくい
- 故に、部屋の清潔を保ちやすい
- 所有物が少ないので部屋が狭くても良い
- 持っているものを把握しやすい
- 余計なランニングコストがかからない
- 故に、毎月の生活費が抑えられる
- 故に、収入が増えなくても貯金や自由なお金が増える
- 目の前に物が溢れていないことで、頭の中に邪念が湧きづらい
これらメリットに加え、なんとなく「ミニマリストはオシャレ」そして「知的」なイメージが浸透しつつあるようです。
そういえば、IT系のデキる人って無駄がなくて、ミニマリストな人が多いですよね。
ハイパーメディアクリエイターの高城剛さんとか、ホリエモンこと堀江貴文さんとか、故スティーブ・ジョブス氏とか。
都心暮らしはモノより便利さ重視
都市で暮らすということは、その近くに暮らすということでもあります。
都市部は給与も多いですが、そのぶん住宅費も高く、生活にかかるランニングコストが割高です。都内の駐車場の賃料で、地方では部屋が借りれるほどです。
なので、23区内在住で車を所有しているなんていう若い人は、相当稼いでいる証拠です。
ただ、そうやって車や家賃、駐車場に毎月高いお金を払っていては、お金は全く貯まりません。
そのために職場から遠く離れた場所に部屋を借りるというのも、毎日の通勤時間を考えると、なんだか矛盾している気がします。
時間もお金も有益に使おうと思ったら、職場からは近いところに住むことは必須です。
そうなると必然的に家賃は上がるので、車を諦め、部屋の広さを諦めとなっていきます。
実際のところ東京の都市部に住んでいれば、電車が縦横無尽に通っているので、車など必要ありません。
そして物を減らせば、その分狭い部屋でも大丈夫なので家賃も抑えられます。
といった流れから、都市部で時間とお金を有効に使おうと思うと、ミニマリストという選択を選ぶのが賢い考えではあるのです。
余ったお金は自己投資と未来貯金へ
中には健康管理のためにジムに通い、そのジムのお風呂を利用するから、部屋は風呂なしでもいい、そんな人もいるそうです。
たしかに風呂なし物件ならより格安で借りれそうですし、水道代もそのぶん掛かりませんから安上がりですね。うーん、賢い!
そうして余った時間とお金は、自己投資に使ったり、将来のために貯金をしたり資産を作るのに使うわけです。
自分のスキルをアップすれば、より条件の良い仕事に就けますし、貯金があれば将来の不安も減ります。
資産を作ってFIREしてしまえば、それこそ自由人なわけです。
こうした目的から、給与が低い若者だけでなく、高給取りの若者でさえも、あえて狭い部屋を選んで住んでいるという人もいるようです。
まとめ
若いうちは、自分ひとりの判断で生活スタイルも決められるので、自由を手に入れるためにこのように生活スタイルを思い切って舵を切ることもできます。
なかなか結婚して子どもが生まれると、そうはいきませんからね。
30歳くらいまでにある程度の理想と安心を手に入れる。そのために、あえてミニマリストとなり、狭い部屋に住む。
これは現代における賢い若者の戦略と言えるのかもしれませんね。