社会保険の加入条件である月額88,000円という数字の意味とは?106万円の壁!

テレビ番組の「99人の壁」は非常に面白いですね。

ところが「106万円の壁」は面白いどころか、どういう壁なのか非常にわかりにくい印象を受けます。

ちなみに進撃の巨人にも壁は出現しますが、壁が打ち破られたことで市中は大騒ぎとなりました。

106万円の壁も打ち破ってしまうと、いったいどうなるのでしょうか?

今回は、扶養の範囲内で働く際の目安となる「106万円の壁」についてシェアしたいと思います。

106万円の壁とは

社会保険加入の目安となる年収を指しています。

社会保険とは公的な社会保障の制度で、具体的には、

  • 医療保険(健康保険)
  • 年金保険
  • 介護保険
  • 雇用保険
  • 労災保険

で構成されています。

つまり求人情報で社会保険完備という文言があれば、社会保険に加入して公的な保障を受けられますからがんばってくださいね、ということです。

106万円の壁に戻りますと、年収が106万円以上になる場合は社会保険の加入が必須という意味があります。

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社会保険加入の条件

5つの条件があります。

  1. 週の所定労働時間が20時間以上
  2. 月給88,000円以上(通勤手当等は含まず)
  3. 1年以上の雇用が見込まれる
    ※2022年10月より「2ヶ月を超える」に変更
  4. 従業員501名以上の企業で働いている
    ※2022年10月より「101名以上」に変更
  5. 学生でない

つまり従業員が数十名の中小企業の場合は、その会社の意向によります。

社会保険は加入した方が得?

損得で言えば両面あります。

損な面は手取りが減ることです。

社会保険料として給与の大体2割前後が天引きされますから、それが何となくイヤなら扶養の範囲内で働くしかありません。

しかし得られる上限は、どんなに働いても年収106万円以下です。

稼げるのだったら稼いだ方が良くないですかね。

得な面としては、

  • 傷病手当金がある
  • 厚生年金が受け取れる
  • 出産手当金がある
  • 育休中は社会保険料が免除
  • 退職した後は失業給付などもある

といった保障がありますので、入れるもんだったら入っておく方が良いです。

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月額賃金88,000円の内容

まず、前提知識として整理しておきたいのは、

  • 給与:給料+諸手当+残業代+賞与(ボーナス)など支給総額
  • 給料:基本給
  • 月額賃金:基本給+諸手当
  • 賃金(※):労働基準法における労働者の労働対価

といった用語の定義です。

賃金とは|労働法の基礎知識【労働トラブル解決センター】

月額賃金は、残業代、休日出勤手当、賞与、結婚祝い金など臨時的な支払いは含みません。

また交通費も対象ではありませんので、総支給額が88,000円を超えていても、月額賃金が88,000円以下なら社会保険加入対象とはなりません。

面接時の担当者が間違った解釈をするケースを想定して、よく覚えておくと良いです。

学校では教えてくれないですし、社会人ましてや会社員自身も知らない人が多いのが相場です。

高校、大学では基礎教育や専門教育一辺倒じゃなく、社会で必要な基礎知識の習得を必修にして欲しい!

まとめ

「社会保険の加入条件である月額88,000円という数字の意味とは?106万円の壁!」というテーマで、扶養の範囲内で働く人には気になる「月額賃金88,000円」「106万円の壁」について言及しました。

社会保険加入を損得で考えると、あきらかに得が多いことが理解できたのではないでしょうか。

家庭の事情で扶養の範囲内に留めることは否定しません。

しかし良い機会があれば、どーんと稼ぐことも目標にしても良いのではないでしょうか。

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