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テレワークや配信で自室の防音が気になりはじめたら 防音対策について 遮音・吸音とは?

いまコロナ禍で増えたテレワークや配信による騒音問題が急増中だそうです。そんな自室の防音が気になりはじめときに行うべき防音対策についてお伝えします。防音対策で知っておくべき遮音と吸音の違いと対策、自分でもできる適切な防音対策の手順などもご紹介します。

テレワークや配信で防音が気になりはじめた

コロナ禍以降、急速に進んだテレワークでのオンライン会議や、YouTubeやポッドキャストなどで配信をおこな人の数が急増した昨今、家庭内や隣室に対する防音が気になり始めている人も増えているようです。

テレワークや配信を始めたばかりの頃は、ネットとツールの接続方法や使い方への興味でいっぱいだった人たちも、慣れてくると徐々により便利な機材などへと興味の対象が移り、そして現在は環境に対する配慮に意識が向き始めているということですね。

実際、これまではあまり在宅していなかっただけに、話し声だけでもけっこう気になりますし、それがネット会議や配信などを頻繁に行うようになると、余計に気になりだすものです。

ただ本格的な防音工事を施すとなると、多額な費用が必要となりますので、なかなか難しいところ。

ということで、自室に施せる防音対策についてご紹介していきます。

防音対策の基礎知識

よく「防音」と一言で呼ばれますが、実は防音は目的によって遮音と吸音の2つの対策方法があります。

遮音とは

遮音とは空気中に伝わる音を遮断し、外へ音が漏れないようにすることです。

遮音は防音対策の中で最も簡単に行える手段のひとつとされており、気密性を高くすることや密度の高い材などにより、伝わる音を跳ね返すことで音を遮断させる方法です。

イメージとしては、厚くて硬い材質で囲まれた部屋は、外に音が伝わりにくいという感じですね。

吸音とは

吸音とは音を吸収・拡散させて、音の反射を防ぐことです。

遮音が材により音のエネルギーを反射させるのに対し、吸音は、材の性質や構造を通して音のエネルギーを取り込んでいきます。

分厚い毛布に顔を埋めて大声を出すと、音が毛布に吸い込まれて小さくなりますよね。あのイメージです。

自分でできる防音対策

防音効果を高めるには、吸音材→遮音材→壁の順になるよう設すと効果が高いとされています。

音が部屋の外に向かって発散されるのに対し、壁や床・天井張り巡らされた遮音材が音を跳ね返します。

その跳ね返った音を吸音材でキャッチし、音を小さくするという流れです。

一般的に遮音効果の高い材質は、面密度が高く質量のある材質とされています。例えば、鉛などの金属製やコンクリート、ゴムなどです。

おすすめの遮音材は塩化ビニルシート素材の遮音材です。3mm厚程度のもので十分遮音効果があります。

防音対策の段取りとしては、遮音材を壁などに貼ったら、その上に吸音材を貼っていきます。

吸音材は主にウレタン樹脂やメラミン樹脂でできた小さな突起のあるスポンジのタイルのようなものが一般的です。

吸音材を貼ることで、空気を伝わる音の振動が吸収され、部屋に響く音が反射しにくくなりデッドな環境になります。

出入り口や窓などの気密性を高めたのち、遮音材と吸音材を部屋の壁・天井・床に張り巡らせるのが防音上ベストなのですが、現実的にはなかなか難しいと思います。

なので、テレワークや配信の際に向かう壁側の面だけでも、1メートル四方程度の範囲で遮音材と吸音材を貼ってみてください。それだけでも、かなりの防音効果が期待できると思います。

また、部屋のカーテンを厚手の生地のものに変えたり、フローリングの部屋の場合は、床にカーペットを敷き詰めることでもかなり防音効果が高まります

忘れてはならない防振について

防音とは少し異なりますが、防振にも少し気を使うと騒音対策になるでしょう。

モーターやファンなどを使用する機材等を硬い床の上などに直接配置すると、材が音を反射させ部屋の中に不要なノイズを響かせることがあります。

そういった振動や共鳴音を発生するようなものの下には、振動を吸収するようなゴムを敷いたり、響く場合は柔らかな布やフェルトなどを敷くようにしましょう。

これにより、階下や隣室に不要なノイズを伝播させることを軽減することができます。

まとめ

テレワークが始まって以降、騒音による近隣トラブルが急増しているそうです。

お互い気持ちよく生活するためにも、大きめの音を出す必要がある方は、近隣の迷惑にならないよう防音対策を施すべきです。

比較的簡単にできる遮音と吸音による防音対策をお伝えしましたが、それでも少しハードルは高めだったかもしれません。

その場合は、カーペットを敷いたり、厚手のカーテンに変えたり、音を出す時間を決めて、あまり早朝や深夜には音を出さないよう心がける、といったできることから始めてみてください。

また普段から近所との良好な関係を気づいておくことも、深刻なトラブルの回避のためには重要です。

出会ったら挨拶を交わすなど、コミュニケーションも欠かさないようにしましょう。

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