2度の転職で大手企業に就職!転職の実体験から得られた転職成功のポイントとは?
今の仕事に満足出来ず、転職を考えている人は多いと思います。
次に就く仕事は、今と似た職種を選ぶとしても、全然、仕事内容が違うかもしれません。
今回は、バスガイドから旅行会社に転職、さらに2度目の転職で、大手アパレル会社で働いた方から聞いた転職体験談を、若干の編集を加えて紹介します。
特別な資格が無くても大手企業へ辿り着けることの参考にされば幸いです。
もくじ
高卒でバスガイドとして就職
バスガイドという仕事を選んだのは、高校の先生からの提案でした。
求人票を見ていても、ときめく仕事が見つからず悩んでいたときに、
「君にはこれが向いてると思うよ」
とバス会社の求人票を持ってきてくれたことが決め手となりました。
それまではバスガイドという仕事は、特段の資格も必要なくなれる職業だと知ったのです。
善は急げと高校を通してバス会社の入社試験を受け、無事に採用の内定をもらい受け、卒業後すぐに、バスガイドとしてバス会社に就職。
未経験であっても、しっかりとした研修制度のお陰で問題なく働くことができていました。
ただ、前述したようにバスガイドには特に資格は必要ありませんが、長く働いても明確なキャリアアップが見えません。
バスガイドという仕事は大好きな反面、スキルアップしか道筋がなく、かといってそれが給与体系に反映されるわけでもないことに、どうしても将来を考えると不安を抱いてしまいます。
ゆえに資格をベースにした関連する仕事に就きたいと考え始めるようになったのが最初の転職のきっかけです。
そこで、観光ツアーで行動を共にすることが多かった添乗員という仕事に興味を持ち、転職に向けて動き出しました。
添乗員になるための転職活動
バスガイドの仕事をしながら求職活動は時間的に難しかったので、思い切ってまずはバス会社を退職。
辞める前に、添乗員になるには「旅程管理主任者」という資格がいることも調べていたので、勉強をしながら就職活動をしていました。
年齢的にも正社員として働けることを最優先に考えていると、タイミングよく、大手旅行代理店の支店から添乗員兼営業業務を行う正社員の募集という情報が見つかります。
入社の面接後、添乗員になるための資格は、入社後に取得するという条件で採用されました。
入社後に受けた最初の試験で旅程管理主任者の資格も取得し、これで一人前の添乗員になれると思った矢先、営業からスタートと言われてしまいます。
募集要項の添乗員という言葉だけが頭に広がっていたので、営業のことなどすっかり忘れていたのです。
はじめは周りの人からもらった仕事をしていましたが、社会人経験があるということだけで、早々に1人で営業に出されます。
観光案内の経験はありましたが、営業経験はまったくありません。
相談しても「経験者なんだから知ってるでしょ?」という返答しかもらえず、本当に困りました。
添乗員としては問題なく仕事はできましたが、営業としてはまったくの役立たず。
結局は試用期間で退職を促され、解雇されてしまいました。
「添乗員のみの業務がしたいのであれば派遣会社を紹介する。」
と言われましたが、正社員で働きたいということで頭がいっぱいで断り、次の仕事先を探すことにしたのです。
安定志向で大手アパレル会社に転職
長く続く不景気で、ほぼ未経験に近い人を 正社員として雇ってくれる観光関係の会社はなく、途方に暮れていました。
この際、非正規雇用でもしかたがないか、と考えていましたが妥協できずにズルズルと時間だけが過ぎていったものです。
生活に困ってからでは遅いと思い直して、大手アパレル会社にアルバイトとして就職。
実力があればどんどん上にあがれる会社の理念に惹かれ、転職活動も忘れて、そのまましばらく働き続けました。
その後、結婚し退職しましたが、全国各地に店舗があるアパレルチェーンなので、子育てが落ち着いたら復帰もできるということで、飛び込んだのは正解だったようです。
体験談から見た転職のポイント
体験談から得られた転職活動のポイントとしては、転職先の会社に対して、
- 期待する業務や成果は何か
- 研修や転職者のフォロー体制は十分か
- 子育て後の復職についての制度はあるか
を確認することも必要だとわかります。
また、やりたいことかできるかどうかも、面接段階ではっきりと確認しておくべきかもしれません。
ただ、やりたいことを主張するからには、過去に成果を出したことを伝えて信頼を得なければなりません。
また、少なくともやりたいことについては、実績がなくても、どのように貢献できるかを伝えなければ、会社側としても採用にメリットを感じない可能性があります。
まとめ
「2度の転職で大手企業に就職!転職の実体験から得られた転職成功のポイントとは?」というテーマで、転職についての実体験と得られたポイントについて書きました。
表向きの仕事、裏の仕事があるのは分かっていても、実際は働いてみないと、やりがいや充実度は分かりません。
自分がしたい仕事が、自分に向いているとも限らず、視野を広げることでチャンスが転がり込んでくることもあります。
たくさんの選択肢の中から、自分に合った仕事を見つけることが、最高の結果と言えます。