タクシーの倒産が止まらない!手を挙げると止まるにもかかわらず倒産が続く理由とは?
タクシー業界がかなれ厳しい状況におかれています。
東京商工リサーチの調査では、2022年が過去10年間で最多の倒産件数だったとか。
タクシー会社がなぜ、そこまで苦境に断たされているのか?
倒産が最多となった背景にはコロナの影響も無視できませんが、それ以外にも原因があるとしたら・・・。
そこで今回はタクシー業界について書いてみます。
もくじ
タクシー業界の不運
コロナ禍による行動制限が一番の打撃だと感じます。
夜の外出を自粛しろ、飲食店の営業は20時まで、など主に全国的に経済が停滞するような対策の副作用が、タクシー業界を直撃した印象です。
夜の繁華街や駅周辺は、人の移動が多くなりますから稼ぎ時ではありますが、その人の数が少ないわけですから、相対的にタクシーの利用も減ってしまいます。
コロナ禍の初年度はふんばっても、2年目、3年目となると持たない会社も出てきます。
タクシー会社の8割~9割は小さな規模の会社ですから、法人としての体力が尽きてしまうのは時間の問題だったのかもしれません。
倒産したタクシー会社は無念だったでしょうね。
タクシー料金は高いのか
国内では「タクシーは料金が高いから乗れない」という声もある一方で、海外からの旅行客は安いと感じる人もいるはず。
一部の国でしょうが、タクシーは「ぼったくり」が前提とも言えるほど、リスクの高い公共?の乗り物です。
迂闊に乗ってしまうと、オーダーとは違う場所に連れていかれて、法外な料金を請求されたあげく置き去りなんて話も。
国内では考えられないほど、安全でクリーンな料金体系が日本のタクシーなのですが、他の公共交通機関、つまり路線バスや電車が安すぎるため比較されると分が悪いのは確かです。
しかしタクシーは、
- 安全性が高い
- オーダーに忠実
- プラベート空間が保てる
- スピーディー
- 支払いの種類が豊富
- 乗務員さんから貴重な情報が入る
というメリットは見過ごせません。
積雪でも安心
数年前ですが、子どものピアノ発表会の日が滅多にない大雪で、移動に困ったことがありました。
我が家はタイヤチェーンもスタッドレスタイヤも常備しておらず、頼みのバスも運行停止という最悪な状況の中、それでも営業しているタクシー会社にすがったことがあります。
電話でようやく1台チャーターし、颯爽と現れてくれました。
その時のドライバーさんの存在が、なんと心強いことか。
前日からタイヤチェーンを巻き、自動車の整備をして備えていたというのです。
危険なポイントを説明しつつ慎重に運転して、無事に会場へ到着することができました。
もちろん帰りも予約して、何事もなく帰宅。
請求料金に2割上乗せしたのは言うまでもありません。
しかし、その会社も今は無く・・・。
タクシー業界の今後
確かにタクシーを使う頻度は少ないです。
が、仮にちょっとした用事があり、アプリで依頼するとサッと現れて用事を済ませてたらサッと自宅まで帰れるような、使い勝手のよいサービスがあれば利用したい思いはあります。
料金体系がサブスクであれば、たぶん、契約します。
ドライバーを指定する場合は少し割増とか、一日確保したいときは別売りのチケットを買うとか、そういう「我が家のお抱え運転手」のようなサービス、あったらいいなと。
個人タクシーが、そんなサービス初めても良さそうですけどね。
まとめ
「タクシーの倒産が止まらない!手を挙げると止まるにもかかわらず倒産が続く理由とは?」というテーマで、タクシー業界について書きました。
タクシーはアプリで予約が取れるなど、時代に合わせてサービスを提供していますが、
- 料金
- 利用頻度
- 利用の必然性
などを考えると、やはり二の次、三の次の選択肢となります。
我が家のお抱え運転手っていいと思うんだけどなあ。
参照
タクシー業の倒産が過去10年で最多、コロナ禍が促す業界変革:東京商工リサーチ