数字の入力頻度が多い場合は外付けテンキーが便利だけどウッカリ落とし穴もある
デスクトップパソコンや15インチ以上のノートパソコンのキーボードには、テンキーが配置されていることが多いです。
テンキーとは、0から9までの数字を打ち込むために配置されたキーですが、事務処理によっては非常に便利な機能と言えます。
数字を多用する資料を作成するにあたっては、恐らく重宝されていることでしょう。
問題はテンキーが無い場合です。
そこで今回は、テンキーが配置されていないノートパソコンのための外付けテンキーの選び方や注意すべきことについて、シェアしたいと思います。
もくじ
外付けテンキーの接続方法
外付けテンキーの接続方法については、
- ワイヤレス
- 有線
の2種類に大別されます。
ワイヤレス接続
USBとBluetoothについては、いわゆるワイヤレス状態での接続が可能となります。
Bluetoothのテンキーを使用する場合は、パソコン側にBluetooth機能が備わっていることが条件になりますが、Bluetooth非対応ならアダプタでも対応できます。
Bluetoothではペアリング作業が発生しますが、説明書に沿えば問題なくできるでしょう。
なかには初期不良もあるらしいですが・・・(汗)
ワイヤレスのUSBについては、SUBアダプタ(レシーバー/ドングル)が付属しているので、ノートパソコンのUSBポート(挿入口)に差し込むだけで使えます。
有線接続
外付けテンキーから一定の長さのケーブルの先にUSBコネクタが付いていることが一般的です。
USB-A、USB-Cにいずれかになりますが、どちらかと言えばUSB-Aが多いと言えます。
外付けテンキーの機能
機能については数字の入力はもちろん、
- Tabキー
- 00(ゼロ2つ)キー
が付いていると、より用途は拡大します。
エクセルでのデータ入力、あるいは会計処理での数値入力などでは、Tabキーと00キーは重宝することになります。
NumLockキーも備わっていることがほとんどですが、これについて後述します。
対応OS
意外と見落としがちなのは、OSによって対応できない製品があるということです。
- MacOS
- Windows
- Android
- iOS
マルチで対応できる製品もあれば、Windows専用、Mac専用、あるいは一部の機能が作動しないなど、何かしらの制限がありますので要注意ポイントです。
キーの種類
テンキーにもキーの種類があります。
- パンタグラフ(ノートパソコンのような打鍵感)
- メンブレン(デスクトップパソコンのような打鍵感)
- メカニカル(ゲーミングパソコンのような打鍵感)
外付けテンキーなら、比較的音の小さいパンタグラフ方式が好まれることでしょう。
打鍵感を味わいたいならメンブレンかメカニカルですね。
外付けテンキーは左手で操作
理想としては右手にマウスまたはペンや筆記用具、左手にテンキーが最も合理的な気がします。
しかしながらキーボードに搭載されているテンキーは全て右側です。
ノートパソコンで絵を描く場合などは右手でペンを持ち、左手で外付けテンキーを操作するというイメージがありますが・・・。
両手を効率的に使えるようになると作画の効率も上がるはずです。
マウスから手を放してテンキーを打つなんて、作業効率から考えると、あり得ないのですが・・・。
ちなみにショートカットキーを登録するためにテンキーを利用するという方法もありますので、より作業性を重視したい場合はチェックしてみると良いですよ。
NumLockのワナ
さて最も注意すべきことが、NumLockのワナです。
ワナというと大げさに聞こえますが、原則として外付けテンキーは、キーボードに内蔵されているテンキーと挙動が同じと考えて良いです。
キーボードに内蔵されているテンキーは、この図のようなことを言います。
つまり「NumLockキー」を機能させることで、一部の文字キーで数字が打てるようになります。
NumLockキー連動は避けたい
外付けテンキーの「NumLockキー」を機能させて、外付けテンキーで数字を打った場合、キーボードにも「NumLockキー」の影響が出ることがあります。
具体的には、うっかり前述のリンク先にある図の範囲の文字を打ったとき、数字が入力されてしまうということです。
これが外付けテンキーの副反応になります。
もちろん「NumLockキー」の機能を解除すると、キーボードで文字は打てますが、余計な連動ではあります。
したがって、それを排除した「非連動タイプの外付けテンキー」もありますので、選択の優先順位の上位にすると後悔することがありません。
まとめ
「数字の入力頻度が多い場合は外付けテンキーが便利だけどウッカリ落とし穴もある」というテーマで、選び方や連動と非連動などについて言及しました。
購入前にいろいろと知ったわけですが、外付けテンキーは「US配列」がベースになっているので、NumLockキー連動は仕方がない部分はありそうです。
ところが国内メーカーの外付けテンキーは、非連動タイプの製品を販売しているので、目を付けてみてはいかがでしょうか。
ちなみに筆者は、MOBO TenkeyPad を使用しています。