早起きは三文の徳と言うが三文てどの程度の価値なの?現代に通用することわざ?
昔から「早起きは三文の徳」ということわざは知ってしますが、そもそも「三文」とは、どの程度の価値なのかについては深く考えていませんでした。
単純に、3つぐらいは良い事があるのでは、なんて適当に考えてはいましたが、
- 眠い
- 頭が働かない
- 二度寝の誘惑がひどい
という悪魔のお誘いが強烈すぎで、果たして三文分の価値があるのか、いささか懐疑的という理由で、いろいろと調べてみました。
もくじ
言葉の意味
まず「早起きは三文の徳」という言葉の意味を調べました。
早起きをすると健康にもよく、また、そのほか何かとよいことがあるものであるということ。朝起きは三文の徳。
引用:早起きは三文の徳(はやおきはさんもんのとく)の意味 – goo国語辞書
ちなみに「徳」と「得」とも書くことは間違いではありません。
恐らくですが、
- 徳:有形無形の徳を積む
- 得:何かしら利益を得る
といったように、どちらの意味でも通用します。
どちらが良いかはアナタ次第。
三文を現代の価値に換算
さて「三文」とは、昔の1文銭3枚分ですから、決して多くは無いです。
しかも「文」という単位は長く使われていたため、価値の変動もあったでしょうから、一概に「現代では〇〇円」とは言い切れない部分もあります。
例えば、江戸中期の寛政から天保あたりでは、大体、二八そば1杯16文という説が多くあります。
現代のかけそば1杯の相場が600円前後としたら、1文は約38円ですので3文なら114円ぐらいと、少し前に米ドル円の為替程度です。
ただし自動販売機ではドリンクは買えません・・・。
つまり3文は、ちょっとした小銭程度と言えそうです。
実際に早起きすると良いこと
早起きすると癒されるのはすずめの泣き声です。
チュンチュンと聞こえてくると、なぜか、得した気分になるのですが、そのようなことはありませんか?
薄暗い空が段々と白けてくると、朝だなあと実感します。
早起きすると、なぜか空腹が早めにやってくるのですが、共感していただけますか?
6時起床が早起きかどうかは別として、11時前後にはグーグーと腹時計が鳴り響くことが多いのです。
その分、お昼ご飯がおいしく感じるということも付け加えておきます。
反動として眠くなる時間も早いですね(汗)
結局、人間の活動時間は一定ということなのでしょうか。
朝活は効果があるのか
朝活という言葉自体が、もう懐かしい雰囲気を醸し出していますが、朝活とは通勤や通学前の時間を利用して、勉強や仕事を行う生活習慣を指します。
会社近くのカフェで朝活♪
なんて気取ったツイートが最盛期の当時はバンバンに流れたでしょうが、身に入らんでしょう絶対に。
住職に至っては毎日が超朝活ですから、あれぐらいじゃないと効果はないですよ、きっと。
朝活に丁度良いのは、
- スキルアップのための勉強
- 副業
- 軽い運動
- 読書
ですが、結局は何でも良いのでは。
逆にマンガを読む、映画を見る、SNSで情報収集なんてものは朝活と銘打った単なる「くつろぎ」でしかありません。
SNSで情報収集なんて聞こえは良いですけど、自分ひとりで楽しむおもろいネタ探してるだけでしょ。
目標なき朝活は朝活とは言えないとでも考えないと、折角の貴重な時間をムダに浪費しているだけになります。
まさに早起きしただけ。
まとめ
「早起きは三文の徳と言うが三文てどの程度の価値なの?現代に通用することわざ?」というテーマで、おもに江戸時代の三文の価値を現代に換算するという目線で書きました。
結論としては3文は100円少々ということで、早起きは三文の徳については、大儲け前提ではないことがわかりました。
しかし3文分の価値を積み上げることに意味があるわけです。
持続すると大きな差が生まれるという目線が大事かもしれないですね。