断熱材の入っていない古い住宅を冬暖かく夏涼しくするためのリフォーム3選

※広告

義実家は築年数40年ほどの2階建て住宅です。

間取りも昭和っぽくて動線も全く無視のめちゃくちゃな設計であり、口には出せませんが、よく買ったなという印象(汗)

冬は何よりもトイレと風呂が極寒の場所となり、特に風呂に関しては温度を45度に設定しても、まったく保温がされずに温まる気配すら感じませんでした。

そんな環境なので筆者は、約20年で通算3泊ぐらいしかお世話になっていません。

その3泊も止むを得ずで・・・。

ともかく断熱材の重要さが痛いほどわかったので、勝手にリフォームをしてやろうかと考えるほどです。

そこで断熱工事について、3パターンあることを知りましたので、調べたことをシェアしたいと思います。

断熱材の無い住宅での生活

現代の住宅設計では考えられないかも知れませんが、断熱材の入っていない住宅は実在します。

冬はとにかく暖かくありません・・・。

風呂については前述しましたが、断熱材が無いとエアコンの暖房が効きにくいことも体感しています。

石油ストーブとの二刀流でなければ、ある程度の暖かさを維持できません。

2階建ての一軒家にひとりで年金暮らしですから、無駄に広いことが禍して、あちこちに暖房器具なければ居室内を移動することすらイヤになるほどです。

ちなみに先月の電気代は4万円とのこと。

年金暮らしにとっては家計への電気代に対する割合の負担は大きいです。

健康にも良くない・・・。

広告

断熱工事には3つの選択肢がある

さて建築済みの古い住宅に断熱工事をする場合、3つの方法があります。

  1. フルリフォーム
  2. 動線レベルの断熱工事
  3. 部屋レベルの断熱工事

それぞれ簡単に紹介します。

フルリフォーム

ともかく間取りから何から、全て新しくするリフォームです。

外壁も含めてですから、完全に住宅を現代仕様に変えることができます。

ただし費用負担が大きいこと、しばらく仮住まいが必要なことなど、考慮すべきことがありますので、慎重に計画をすすめる必要があります。

いわゆるテレビ番組の「劇的ビフォーアフター」な感じです。

動線レベルの断熱工事

ゾーン断熱と呼ばれる方法で、主に生活の中で活動量が多いゾーンに必要な断熱改修工事を行う方法です。

一般的には、

  • リビング
  • ダイニング(キッチン)
  • 寝室
  • 風呂・トイレ

などが対象で、一番のメリットは工事の方法によっては住みながら断熱改修工事が可能なとこです。

またコストもフルリフォームより断然安いので、最も中古住宅の断熱工事には適している可能性が高いです。

特に工法次第で仮住まいをしなくて良い点がすばらしい。

部屋レベルの断熱工事

前述したゾーンではなく、1部屋のみに断熱工事を行う方法です。

正直なところ、あまり大きな効果は期待できないと考える方が無難と言えます。

施工した部屋は快適でしょうが、他の部屋はこれまでどおりの環境です。

寒暖の差を生む部屋をあえて一か所作ることに、何の意味があるのかといえば、ただ、身体への負担を増やすだけとも考えられます。

コストは一番安くできますが、費用対効果の面ではおすすめとは言えません。

断熱工事に必要な費用と期間

あくまでも一般的な相場ですが、

  • フルリフォーム:数ヶ月で数百万円以上の費用
  • ゾーン断熱:部屋数によって異なるため要見積もり(後述)
  • 部屋断熱:1ヶ月前後で数十万円

となります。

ゾーン断熱の費用感は、部屋断熱以上フルリフォーム以下です。

さらにゾーン断熱では「工事の方法によつては住みながら断熱改修工事が可能」と前述しました。

一般的な断熱リフォームは、壁を剥がして断熱材を施工しますが、内壁に断熱パネルを貼り付ける工法だと、納期も費用も大幅に改善されます。

断熱パネルの貼り付けならば、1㎡あたりの単価は4,000~5,000円ほどになり、通常の壁剥がしでの費用の約半分程度です。

広告

まとめ

「断熱材の入っていない古い住宅を冬暖かく夏涼しくするためのリフォーム3選」というテーマで、断熱改修工事について調べたことをシェアしました。

断熱リフォームを含め住宅の改修工事の費用相場は、これだけ必要!と言い切れるものではありません。

全てがオーダー仕様なわけですから、見積もりが肝心です。

仮にリフォーム業者側がチラシなどで「トイレリフォーム30万円」として売り出していたとしても、施工の条件に適合するかどうかは別の話という点も理解しました。

それを考えずに料金だけを見て発注するからトラブルになります。

リフォームするなら勉強も必要ですね。

損したくなければ基礎知識や住宅設備の価格相場を知ることが、自衛の手段でもあります。

補足情報

住宅リフォーム推進協議会┃住宅リフォームガイドブック

参考になったらシェアしてくださいね!