アメリカのチップ文化がよくわからない!手渡すタイミングは?相場は?キャッシュレスではどうやって?
日本にはチップの文化はありません。
ポテトチップスなら世界一だと思いますが、大人が我が子にお手伝いの報酬として小銭を渡す「お駄賃」に近いものがあるのでしょうか。
かつてハワイに行ったときは、毎日のようにベッドメイクをしてくれるメイドさんに、毎朝1ドルを手渡したことはあります。
日本円で数百円ですが、大変、よろこんでいました。
数百円で喜ぶのか・・・とは思いましたが、毎日の積み上げを考えると、ボディーブローのように負担が増してくるのではないかと感じたものです。
そこで今回は、アメリカのチップ文化について調べてみました。
もくじ
アメリカのチップ文化発祥の歴史
チップ文化は、古代ローマや古代ギリシャの時代から存在していましたが、現代のチップ文化は主にアメリカ合衆国の発展とともに変遷してきました。
チップのきっかけについては、19世紀半ば、アメリカ合衆国のサービス業において、従業員が基本給以上の報酬を得るために、顧客から直接現金を受け取ることが一般的になったのです。
特にレストランのウエイターやバーテンダーは、その収入の大部分をチップに頼っていたと言われていますが、この傾向は今でもありそうですよね。
20世紀に入ると、アメリカ合衆国でのチップ文化はさらに定着し、今では各種サービス業で一般的な文化となっています。
一方で、チップの支払いを強制・強要することはなく、サービスの質や提供された商品やサービスの価格に応じて、顧客が自由に決めることができるようになりつつあります。
チップの相場
チップの相場は、サービスの質や提供された商品やサービスの価格に基づいて異なりますが、一般的にはサービス料や税金が含まれていない場合に支払われます。
レストランなどで食事をした場合、通常は食事代の15%~20%のチップが一般的です。
意外と高いですよね・・・。
ホテルのベルボーイやルームサービスのスタッフには、1回あたり1ドルから5ドル程度のチップが相場です。
タクシードライバー、美容師などのサービス提供者には、サービス料金の10%~20%程度のチップが一般的なので、結構、面倒臭いなと感じました。
キャッシュレス時代のチップの渡し方
現金での手渡しがチップの基本だと思いますが、キャッシュレス時代に突入した現代では、どうやってチップを渡しているのでしょうか。
まさか、スマホでやりとりするんじゃ・・・。
めっちゃ嫌。
ということで気になったので調べると、すごいことになってました。
多くのレストランやサービス業では、例えばクレジットカードで支払いをする際に、チップを追加するための機能を提供しています。
カード決済のレシートには、わざわざ「チップ」という項目が表示されて、客は追加したいチップの金額を記入するのです。
なんという卑しいしっかりした考え方!
モバイル決済アプリでも、SquareやPayPal、Venmoなどのアメリカでは主要なアプリでは、レストランの支払いやタクシーの運賃を支払う際にチップを追加することができます。
UberやLyftなどの配車アプリにおいても、ドライバーに直接チップを支払うことができるしくみが出来上がっているのです。
カネにモノを言わせてる感じがして、何となくいい気分じゃないです、個人的には・・・。
チップ疲れ
チップ文化の国でも、チップを支払うことに疲れてしまう人がいるそうです。
特に、レストランでのチップは、食事代に上乗せして支払う必要があるため、本来の支払い額よりも高額になりがちで、財布の中身を圧迫することがあります。
ボックタリとは言わないまでも、日本でも「お通し」という強制的な料金積み上げのシステムがありますからね・・・。
だから居酒屋にはアルコールが苦手なこともあって、20年近く足を運んでいませんし、これからも個人的には必要ない場所です。
また、チップの支払い額については、一定の基準があるわけではなく、サービスの質や提供された商品やサービスの価格に応じて顧客が自由に決める必要があるため、どれだけの金額を支払えば良いのか迷ってしまうこともあります。
チップ文化に馴染みのない人は当然として、チップ文化で生まれ育った人でも疲れるわけですから、チップ疲れが生じることは理解できます。
まとめ
「アメリカのチップ文化がよくわからない!手渡すタイミングは?相場は?キャッシュレスではどうやって?」というテーマで、チップについて書きました。
ディズニーキャラクターのチップ&デールは大歓迎なのですけど、ちょこちょこと吸い取られるチップについては、納得できないものがあります。
渡米の必要性もないので、チップ疲れには縁が無いのですが、なんというかカネへの執着心というか、そんなのが垣間見えて、あまり馴染めそうにありません。