【オンカジは違法?】昔アフィリエイトの某塾でベラジョンカジノを推されたが一切関わらなかった理由
かつて高額報酬と信頼性を強調して、オンラインカジノのアフィリエイト案件を、塾側から推される経験をしました。
推されたはベラジョンカジノです。
しかし、筆者は一切関与しませんでした。
なぜか?
理由はシンプルで、法律家でもない人間が、さも違法性がないかのように話すことに、大きな違和感を感じたからです。
結構、規模の大きいアフィリ塾なんですけどね・・・。
執筆の時点(25.2.16)で、芸人さんが事情聴取されている話題で、メディアは持ち切りですが、「知らなかった」では済まない状況 になっています。
さらに、倫理的な観点から見ても、思い切りギャンブルである案件を、安易に取り扱うことはできませんでした。
ちょうどよいタイミングにので、なぜ筆者がベラジョンカジノのアフィリエイトに手を出さなかったのか、その判断基準と健全なアフィリエイト案件の選び方について詳しく解説していきます。
アフィリエイトでは、あやしいモノに他人を巻き込んではダメ。
もくじ
なぜアフィリエイト塾でベラジョンカジノが推されたのか?
アフィリエイト塾では、ベラジョンカジノを推しているときは、以下のメリットを強調していました。
- 高額報酬
成約(プレイヤー登録&入金)で数万円~十万円の報酬だから。
例えば、一般的なアフィリエイト案件(クレジットカード発行やVODサービス登録など)では、1件あたり数千円の報酬が相場ですが、オンラインカジノの場合は桁違いの報酬となることが多いのです。 - 初心者でも稼ぎやすいと思わせる
アフィリエイト初心者にとって、高額報酬の案件は非常に魅力的に映ります。
が、そもそも稼ぎやすい案件なんて、推す側の常套句であり、そんなものはありませんので信じちゃダメ。 - 海外運営のため日本の規制が緩いと誤解されがち
ここが大問題。
そのアフィリエイト塾では、オンラインカジノの法的リスクについて詳しく説明されましたが、法律家を登壇させて講義するといったことはありませんでした。
ただ「海外に運営拠点があるから問題ない」とでも言いたげな説明に終始したような・・・。
(資料などが残っていないので明らかにできません)
ベラジョンカジノは日本語対応、しかも広告を大量に出しており、認知度が高いこともあって、
- カジノの興味層は一定数いるため、集客しやすい
- 「実際にプレイしてみた体験談」などの記事で誘導しやすい
とでも言い放てば、それを信じ込む塾生は、一定数、いたのではないかと考えます。
高い受講料を支払った塾生のためという大義名分はあったかもしれませんが、今となっては、過去の話となってしまいました。
ベラジョンカジノのアフィリエイトに関わらなかった理由
アフィリエイト塾では、「オンラインカジノは稼げる」と強く推す企画がありましたが、筆者は冒頭で申し上げたとおり、一切、手を出しませんでした。
塾生の中には、口座を開設して試した人もいたようですが、それすらもしていません。
手を出さなかった理由は大きく分けて、「法的リスク」「倫理的な問題」「持続可能性の低さ」の3つです。
法的リスクが大きい
オンラインカジノのアフィリエイトとは、興味関心のある人をオンラインカジノに誘導して利用者にする、ということが目的となります。
しかし、日本ではオンラインカジノのプレイ自体が、当時(もう10年ぐらいまえ)から、グレーゾーンだったと記憶しており、どうしてもそこが引っ掛かったのです。
ゆえに、実際にアフィリエイトで誘導された人が、残念ながら違法認定されるケースがあったら、それはそれで嫌な気持ちになりますし。
実際の拠点は海外だから問題ないという理屈だけでは、どうしても不安を隠せませんでした。
これ、グレーじゃなくてクロと判断された場合、下手するとアフィリエイターも違法行為に加担したと見られても不思議じゃないわけです。
オンラインカジノを紹介し、利用者を誘導する行為が、賭博の「幇助(ほうじょ)」に該当すると言われたら、そこで人生おしまいです。
このような危険性がある案件に、手を出す理由はどこにもありませんでした。
倫理的な問題
オンラインカジノは、合法・違法は一旦置いといて、ギャンブル依存症のリスクを考えた時に、無責任に推奨することはできません。
オンラインカジノの案件は、誰かを入会させて、その人が入金するまでがゴールです。
入金額が多ければ多いほど、報酬も上がるしくみだったと記憶しています。
稼ぎやすいなんて、よく言えたもんだなと。
自己責任だとか、その人が楽しく遊ぶだけならいいのでは、という意見もありますが、そんな商売、したくないです。
ともかく報酬の魅力より、リスクのある案件を無責任に紹介することは、いくらなんでもやりたくなかったのが本音です。
あくまでも、読者にとって有益な情報を届けることがアフィリエイトの本質だと考えます。
持続可能なビジネスではない
仮に、法的・倫理的な問題がなかったとしても、オンラインカジノのアフィリエイトは長期的に続けられるビジネスとは考えませんでした。
日本政府は、オンラインではない、いわゆる観光資源としてのカジノに対する規制は厳しいものがあります。
そのうち、オンラインでも同等な規制が導入されると、そこでアフィリエイトもできなくなる可能性があります。
例えば、
- GoogleやSNSでの広告規制の強化
- オンラインカジノに関連するサイトの閉鎖
- 当局の取り締まり強化
こうしたリスクが常につきまとう案件に、労力を費やすのは賢明ではありません。
対外的に、オンラインカジノの入会を仲介してる、なんてことも、たとえ言わなくていいとしても、なんかイヤだなと。
得た教訓と学び
今回のオンラインカジノ、特にベラジョンカジノのアフィリエイト案件を見送った経験は、非常に重要な教訓と学びを与えてくれました。
それは、アフィリエイト案件を選ぶ上で、目先の収益性だけにとらわれてはいけないということです。
アフィリ塾では「高単価」「簡単」「市場規模が大きい」といった、いかにも魅力的な言葉が並べたてます。
しかしながら、法的リスク、倫理的な問題、ユーザーへの影響、そして何よりも自分の価値観と照らし合わせた結果、どうしても「NO」という答えに行き着いたのです。
深く踏み込む前に、「本当にこの案件を積極的に推奨して良いのだろうか?」と自問自答したことが、結果的に良かったと断言できます。
この経験を通して痛感したのは、アフィリエイトとは情報発信を通してユーザーの行動を促す、影響力の大きな活動であるということです。
発信する情報においては、大げさかもしれませんが、案件次第で誰かの人生を左右する可能性すら秘めている可能性があります。
だからこそ、「高単価だから」「簡単そうだから」「売れやすい」といった、安易な理由や煽り言葉を受けて案件を選ぶのではなく、
- その案件は本当にユーザーにとって有益な情報なのか?
- 社会的に見て、推奨することに問題はないか?
- 長期的に見て、自分自身の価値感や倫理感を損なわないか?
といった 多角的な視点から、注意深く案件を検討する必要があるのだと学びました。
もちろん、市場の大きさ、ニーズといったマーケティングの観点と戦略、さらに収益追求もアフィリエイターとして重要な側面です。
が、冷静な判断力も欠かせません。
まとめ
オンラインカジノのようなリスクの高いアフィリエイト案件に手を出さなくても、長期的に安定して稼げる健全な案件はたくさんあります。
✅ VODアフィリエイト(動画配信サービス)
✅ クラウドツール・サブスク型サービス
✅ 転職・副業・スキルアップ系
✅ 不動産・住宅関連
✅ ふるさと納税・節約・ポイ活系
これらのジャンルは長期的に続けやすく、経験を活かしやすい案件でもあるため、安心して取り組めます。