二世帯住宅のメリットとデメリットを比較すると実はデメリットの方が大きすぎる!

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ご近所に立派な二世帯住宅が2軒あります。

ともかく建物がデカくて広そうだなという、インパクトのある外観が特徴です。

まだ珍しい部類に入る二世帯住宅が近所に2件もあることから、日々、考えていました、メリットとデメリットについて。

核家族化が叫ばれ、さらには親との同居も難しいケースも多い時代に、あえて2世帯住宅を決心した背景なども調べたことはあります。

そこで今回は、ある意味では貴重な2世帯住宅についてのメリットとデメリットについて、知り得たことをシェアしたいと思います。

2世帯住宅の価格相場

まず2世帯住宅について、ざっと不動産的な側面から見ていきます。

不動産情報が満載のポータルサイトを見てわかるように、2世帯住宅の情報はほとんどありません。

ハウスメーカーも2世帯住宅の標準プランは持っていますが、あまり表には出していないことが多いです。
ゆえにセミオーダーや注文住宅のようなものと考えておいた方が良いです。

当然、新聞の折り込みや投函されるチラシも、2世帯住宅を取扱うことはほとんど見かけません。

つまり、それだけ特殊ということなんです。

敷地や建物も、ある程度の広さが求められますので、やや価格は高くなる傾向にありますし、住宅ローンの負担割合もそれぞれ世帯で異なるでしょう。

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2世帯住宅のメリット

2世帯住宅の入居者は、

  • 両親(義両親)
  • 本人家族

というパターンが典型で、3世代(親・子・孫)が同じ屋根の下で暮らすというイメージが浮かびます。

同居と違って、お風呂もトイレ、寝室それから玄関なども基本的には別なので、お互いのプライバシーはある程度は守られます。

ひつとの部屋を挟んでお互いの部屋を行き来できるという便利さも兼ね添えているので、何かあったら相談や団らんがしやすい面があります。

お孫さんが居れば面倒を見てくれたりと、子育てに関しては強い味方が傍にいることはメリットにもなり得るでしょう。

2世帯住宅のデメリット

建物のプランによりますが、土地は駐車場スペースも含めて、十分な広さを確保しなければなりません。

ゆえに前述しましたが、建築費用の面で負担が比較的大きくなる傾向があります。
建築コストが高額になると住宅ローンの融資額にも影響します。

2世帯でお互いに自己資金を出しあい、なおかつ共同で返済するとなると、世帯ごとの返済額は少なくて済むというメリットもあります。

しかし、親(両親・義両親)世帯の収入が年金受給のみで、どちらか一方が亡くなったり介護のために施設に入ることになった場合は要注意です。

返済プランの均衡が崩れてしまい、子世帯の家計が苦しい状況になりかねません。

流通の面で言えば、2世帯住宅は売れにくいのが定説。
ニーズが限定的で、1世帯用にリフォームするにも広すぎて、コストの負担も大きくなります。

また駐車場も2世帯分が確保されていたならば、敷地を持て余す可能性もあるので、敬遠されがちな面もあります。

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まとめ

二世帯住宅のメリットとデメリットを比較して知り得た情報を、一部の側面ではありますが紹介しました。

近所に2件ある二世帯住宅が、必ずしも問題があるとは言いません。

しかし、メリットとデメリットを知っておけば、二世帯住宅の話題が出た時に建設的な話しができます。

詳細は最寄りの不動産会社かハウスメーカーに問い合わせることをおすすめしますが、慎重に検討することが求められる住まいであることは間違いありません。

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失敗しない二世帯住宅の間取り|セキスイハイム

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