台風情報の見方がちょっとわからないという方に向けてシンプルに円の色や種類を解説
九州ではお馴染みの台風がまたやってきます・・・。
イマイチ危機感が無いのが怖いのですが、何十回という台風を経験して無傷だったことから、正常性バイアスに包まれているという自覚はあります(汗)
毎度毎度、今回の台風はスゴイと聞かされて、肩透かしが続いていることもありますが、一応、避難場所などのチェックはしていますが・・・。
それよりも台風情報で定番の台風進路図って、どう読めばよいか、わかりにくくないですか?
今回は台風進路図を中心に、台風情報の見方について書きたいと思います。
もくじ
台風進路予想図
台風進路図は、文字通り台風がどの方向に進むかを予測した図です。
ここではYahoo!天気・災害を例に出して解説します。
図上の色付き円や線についての名称は、すでに書かれていますが、その意味についてはコチラになります。
- 赤色の円:風速25m/s以上の暴風域
- 赤色の線:暴風警戒域
- 黄色の円:風速15m/s以上の強風域
- 白点線円:12時間後、24時間後、48時間後、72時間後の台風の中心を表示
ちなみに予報円とは白点線円のことを言います。
台風の指標
台風情報では、位置、速度、中心気圧なども表示されますが、土地の物件情報ぐらい意味がわからない指標もあります。
概ね台風に関する情報としては、
- 名称:台風○号以外の名称
- 強さ:非常に強いなど
- 中心気圧:hPa
- 最大風速:m/s
- 最大瞬間風速:m/s
- 暴風域:km
- 強風域:km
- 中心位置:緯度と経度
- 進行方向:東西南北方式
- 速さ:km/h
などが記されていますが、個人的にわかりにくいのは、
- 中心気圧
- 最大風速
- 最大瞬間風速
です。
この、わかりにくい指標について、さらに調べてみました。
中心気圧と台風
例えば中心気圧に関しては、大体、900hPa台であると思いますが、この数字と台風の関連性がわかりませんでした(汗)
単位はhPaで「ヘクトパスカル」です。
かつてはミリバールという単位だった記憶がありますが、このヘクトパスカルについては数字が低いほど風が強いということになります。
中心気圧とともに注視しなければならないのは、天気図における等圧線の間隔です。
高気圧や低気圧には等圧線と呼ばれる線で表示されていて、地形の傾斜にも似た感じではありますが、台風における等圧線の意味としては、
- 間隔が狭い:風が強い
- 間隔が広い:風が弱い
ことを示しています。
つまり中心気圧が低い台風で等圧線の狭い間隔に当たってしまう地域は、もはや最悪という見方もできるわけです。
風の強さと大きさ
次に台風の規模などは、「風の強さ」と「台風の大きさ」でも見極めることができますが、その独特の基準を理解する必要があります。
まず風の強さは、
- 強い台風:秒速33メートル~44メートル未満
- 非常に強い台風:秒速44メートル以上~54メートル未満
- 猛烈な台風:秒速54メートル以上
という3段階ありで、台風の大きさについては強風域の半径を基準に、
- 大型台風:500キロ以上800キロ未満
- 超大型台風:800キロメートル以上
となっています。
気象予報士やお天気キャナスターは、この基準でもって情報を伝えているわけです。
しかし一般視聴者の立場としては、この言い方に基準があることは、夢にも思いません・・・。
しかも「秒速○○メートル」は、わざわざリポーターが体感して伝えてくれるわけですが、そんな危ないシーンはもう見飽きました。
危ないですよ・・・。
令和の時代に昭和からやってる手法が、まだ続いているからこそ、テレビ離れが加速しているのではないかという印象が拭えないですね。
まとめ
「台風情報の見方がちょっとわからないという方に向けてシンプルに円の色や種類を解説」というテーマで、台風情報に関することを書きました。
台風進路図の円の意味がわかるだけでも随分と情報量がかわると思います。
それと中心気圧の数字と等圧線の間隔ですね。
今まさに台風11号が、日本を縦断する可能性を台風進路予想図では示していますが、筆者のように天気痛持ちは、これからの心身の異変の方がイヤです(汗)