爪の縦線(筋)はどうして出るの?不足している栄養素と爪の縦線を治す方法 黒い縦線が見られる場合
爪の縦線(筋)が現れているのが気になり始めました。これはどうして出るのでしょう。何か原因や不足している栄養素があるのでしょうか。そしてこの爪の縦線を治す方法にはどんな方法があるのでしょう。また、黒い縦線が見られる場合に考えられることとは?
爪の縦線(筋)が出るのはなぜ?
「爪の状態を見ると、その人の健康状態がわかる」などと言われています。そして自分の爪を見ると、縦線(筋)が入っていることが気になってきました。
若い頃は爪もツルツルしていたのに、いつの間にやら爪に縦線…。これは、どうしてそうなったのでしょうか。
爪の縦線は爪甲縦条(そうこうじゅうじょう)と呼ばれるものだそうす。そして、この原因は主に加齢によるもののだとか。
若い頃はあまり気にならなかったのが、50代頃から急に目に入るようになるのはそんな理由だからだそうです。
基本的には老化現象のひとつだそうで、特に心配することもないそうですが、ただ進行すると爪が縦に割れやすくなるそうです。
それはそれで痛そうだし、困りますね。これを防ぐ方法はないのでしょうか。
爪の縦線は何不足?
爪の縦線は、ビタミンB群が不足すると起こりやすいそうです。なので積極的に、ビタミンB群を摂取したいと思います。
ビタミンB群とは、
- B1
- B2
- B6
- B12
- ナイアシン
- パントテン酸
- 葉酸
- ビオチン
などのこと。
具体的にどういった食品に多く含まれているかというと、
- 豚肉
- レバー類
- うなぎ
- いわし
- さんま
- 貝類
- ナッツ類
- 落花生
- 牛乳
- 緑黄色野菜
などだそうです。
うなぎは高級品なので積極的に摂るのは難しいですが(笑)、その他はなんとかなりそうです。
爪の縦線を治す方法は?
食事でビタミンB群を接種する以外に、ケアする方法はないか調べてみました。
爪の縦線をケアするには、保湿性の高いハンドクリームを塗ると良いそうです。また、キューティクルオイルというものを爪の根元と裏側にも塗り込むとなお良いとか。
そうすることで爪が丈夫になり、表面のでこぼここ綺麗になるそうです。
縦線を取ろうとしてヤスリで削って滑らかにしようとすると、爪が薄くなるためより割れやすくなるのでやってはいけません。
ちなみに、キューティクルオイルとはネイルオイルとも呼ばれるもので、爪や爪の生え際の乾燥を防ぎ保湿してくれるオイルだそうです。調べてみたら、500円以下でも手に入るわりとリーズナブルのものでした。
まずは手全体のケアにも使える保湿性の高いハンドクリームを、爪にも塗るところから始めてみようと思います。
爪に黒い縦線が入るのはなぜ?
まれに爪に黒い縦線が入ることがあるそうですが、これは爪甲色素線条(そうこうしきそせんじょう)と呼ばれるものです。
爪甲色素線条は、爪の付け根にある爪をつくる部分に色素を作る細胞が混入してしまったために起こるそうです。
これが一旦できてしまうと、ほくろの様に消えないそうです。ただ通常はほくろと同じで、体には害はありません。
ただ、爪の黒い縦線が爪のメラノーマの初期症状である場合もあります。
メラノーマとは悪性黒色腫という非常に悪性な皮膚がんの1つで、日本人に比較的多くみられものです。
爪の黒い線幅が拡大したり、爪のまわりの皮膚にまで黒いしみシミが広がったり、それらに伴って爪が変形してきているといった場合は、メラノーマの可能性がありますので病院にて診察を受けてください。
まとめ
爪は肝臓の状態を表している、などとも言われることがあります。
肝臓が弱ると血液に影響を及ぼします。爪の生え際には毛細血管集中しているため、肝臓が弱ると爪の健康状態に影響が出る、といったことから爪と肝臓の関係が言われているわけですね。
爪の縦線が気になる人は、肝機能の回復を図るために、アルコールの摂取量を抑えたり、肥満を解消したりすることも行うと良いでしょう。