洗濯機のかさ上げが必要になるパターンとは?防水パンが洗濯機周りを快適にする
水回りのトラブル、あまり歓迎されませんし、起こってしまうと大変です。
しかも突然ですからね、参りますよ(汗)
水回りの中でも、あまり注目されないのが屋内の洗濯機置場です。
防水パンと呼ばれる洗濯機専用の排水口が付いている水漏れ防止アイテムの存在は、誰でも知っていると思います。
今回は、この防水パン周辺のトラブル対策について、情報をシェアしたいと思います。
ちなみに筆者は、かつて分譲マンションの水回りを担当する設計技師でしたので、そこそこ記事の信憑性は担保しているものと自負しております。
参考にしてくださいませ。
もくじ
防水パンとは
前述しましたが、洗濯機専用の排水口が付いている水漏れ防止アイテムです。
メーカーによっては防水パンではなく「洗濯パン」「洗濯機パン」という表記にしているケースもありますが、機能的な違いはありません。
以降、この記事では「防水パン」で統一します。
昔のたらいから比べると洗濯機も多様化していますので、防水パンの種類も時代に合わせて開発されています。
防水パン周辺のトラブル
大きく二つに分かれます。
- 振動と音
- 水漏れ
防水パンは水漏れ防止対策で、振動は防ぎきれません。
つまり防振性能がショボイということです。
それを防ぐのが防水パンのかさ上げ。
振動が直接、床に伝わるのを防ぎます。
そのほかにもかさ上げにはメリットも多いので、ぜひ、検討してみてください。
防水パンのかさ上げメリット
- 防振や防音
- 洗濯機下の掃除がしやすい
- カビ発生の予防
- 少しだけ洗濯ものが取り出しやすくなる(腰をおる角度が変わる)
などがあります。
防水パンのかさ上げの必要性
以下のような状況の時は防水パンのかさ上げが必要と考えます。
- 排水口の位置が洗濯機の下に隠れてしまうとき
- 洗濯機が大きくて防水パンに収まらない
排水口の位置が洗濯機の下に隠れてしまうような小さい防水パンだと、まず設置の時に苦労します。
エルボが邪魔して傾くんですよ(汗)
そんなときは、かさ上げするしか逃げ道がありませんし、ホースを納めることもできません。
かさ上げすると掃除もしやすくなります。
排水口周りは、どうしてもホコリが積もるとベトベトになって不衛生ですから、こまめに掃除ができるようになります。
また湿気を含みやすいので、カビ防止にもなりますよ。
近年の洗濯機は大型化しています。
持ち家の場合、買い替えのタイミングで防水パンごと交換することもありですが、賃貸の場合は防水パンを勝手に交換できません。
そういうときもかさ上げが役立ちます。
まとめ
簡単ですが防水パンのかさ上げの必要性について書きました。
かさ上げ台は通販でも売ってますので、防水パン周りが何となく掃除に不便だな、カビ臭い臭いがするなと思ったら、業者に依頼しましょう。
自力でやると、洗濯機の移動などで腰、やっちゃいますよ。
排水口とホースの接続も甘かったら、かさ上げ効果も台無しですしね。