浄水器はオワコン?これからは軟水器だ!水の種類である軟水と硬水の違いをチェック
日本の水道水は世界的にも安全と言われています。
ただ個人的な懸念としては、浄水場できれいな水を作って各地域に送ったとしても、水道管や給水管の内部が汚いと、住宅内の蛇口から出るまでに水質はダダ下がりなのではないかという点。
浄水場できれいになった水道水は、送水施設の送水ポンプによって配水施設に送られます。
配水施設から配水管(いわゆる水道管)によって地域に水道水が行き渡り、水道管から宅内に引き込むための給水管を通って、蛇口から水が出るしくみが基本です。
ゆえに蛇口に浄水器を付けるのは、意味のあることだと思いますが、軟水器も流行っているみたいです。
そこで今回は浄水器と軟水器、そして軟水と硬水の違いについて、シェアしたいと思います。
もくじ
軟水器とは
水道水に含まれているマグネシウムやカルシウムなどの硬度成分を低減する装置です。
肌の弱い人は食器洗いやシャンプーでさえ手が荒れます。
体質以外にも、硬度成分を多く含む地域の水では、そのようなことが起こりやすいのではないかという面も否定できません。
なぜ、わざわざ軟水にするのか?
軟水を使うことで、
- 肌のつっぱりが感じにくい
- 髪のゴワゴワを防止
- お湯にすると保湿効果
- 石鹸類の泡立ちの良さ
- 水垢が付きにくい
という特徴が現れやすくなります。
軟水と硬水の違い
軟水と硬水の違いを端的に挙げてみます。
軟水
- ミネラル分が少ない
- 口当たりが良い
- 飲料に適している
- 粉ミルクにもOK
- 和食料理に最適
硬水
- クセを感じることがある
- ミネラル分は軟水より多い
- マグネシウムの量次第ではお腹がゆるくなる
- 石鹸などの泡立ちがイマイチ
- 洋風料理に最適
軟水と硬水の違いを知れば、使い分けができます。
市販されている水は軟水が多いのですが、硬水が欲しい場合は、以下の銘柄を選ぶと良いです。
- クールマイヨール
- コントレックス
- エビアン
日本の水は軟水が多い
硬度成分を多く含む地域の水では、手が荒れたりしやすい・・・。
そのように書きましたが、日本国内の水道水については硬度を大体50~60mg/lで保たれていて軟水あるいは準軟水の分類です。
だから軟水器は必要ないとも言えるのですが、なぜ、わざわざ軟水器が存在するのでしょうか。
一部の地域、具体的には千葉県大多喜町の水は、水道水の平均硬度より約4~5倍も高いのです。
実はこれ、有名な話ではあるのですが、ピンとこないので話題としてはパンチがありません。
ゆえに、その地域に住んでいて水が馴染まない場合は、軟水器を使っていることもあるようです。
浄水器はオワコンか
オワコンではないと思います。
ただ浄水器もたくさんの製品があり、浄水能力もさまざまで、比較が非常に難しいということだけは間違いありません。
実際に筆者の自宅には賃貸ですが、タカギの蛇口一体型浄水器が備わっていました。
賃貸にしろ販売にしろ、住まいに浄水器が標準装備だと、消費者目線で言えば何となくお得だと感じます。
まとめ
浄水器はオワコンではありません。
しかし、これからは軟水器だということも、ちょっと違うような気もしました。
ただ、何となく浄水器が付いていると、浄水能力の差はあれど安心感はあります。