Webライター初心者あるある疑問を挙げて正直にクライアントの立場から回答してみた
副業でWebライターを選んだ人は、順調に実績を積み上げているでしょうか。
クラウドワークスやランサーズなどでは、Webライターの初心者をターゲット(という時点でダメ)にした案件も多いです。
案件の内容も非常に多岐に渡るため、どれを選べばよいのかわからいこともあるでしょう。
報酬の高い案件を狙うべきなのか、文字数が少ないほうが良いのか、指定納期より早く納品するほうが印象が良いのか、報酬が安くて数を積み上げればスキルが身につくのか・・・。
段々、悩みも増えていきます。
そこで今回は、Webライター向けのあるある疑問について、正直に、回答してみようと思います。
もくじ
報酬が高い案件を狙うべき?
まず大前提として初心者に対して高い報酬は出しません。
さらに「初心者ですが・・・」と断りを入れている応募者は、採用の検討に値しないです。
つまりカネを払う意味が無い。
初心者かどうかは関係なく、課題やテーマに対して、クライアントの意向に沿った原稿を納品できるかどうかを知りたいわけです、こっちとしては。
これは自称初心者以外にも多く見られる傾向で、応募文や依頼の意図を一切無視して、無関係なジャンルの実績を見せられても意味は無いのです。
だ・か・ら!
こっちはコノ案件について書けるかどうかを聞いてんだよ!ということが毎回あるので、リピーターに頼らざるを得ません。
ゆえに初心者だと自覚しているならば、報酬は関係なく、クライアントの意図に対応できるアピールをすることが重要です。
文字数が少ないほうが良いのか
ひどい案件になると、文字単価0.5円で4,000文字なんて条件も存在するのですが、仮に2,000文字だったとしても依頼を受けますかって話なんです。
文字数は自分自身で上限を設けておいてもよいですが、自己紹介欄に「5,000文字までしか対応しません」なんて余計なことは書かないようにしましょう。
ああコイツ、面倒臭いヤツだと思われます。
そりゃね、文字数は少ないほうが労力も少しは軽くなりますが、その分、制限があるなかでしっかり言語化できるかどうかという別の能力が必要です。
たとえ文字単価3円で1,500文字でまとめろと指示が出て、その内容が、
2050年カーボンニュートラル実現において、2030年までの目標とされる新築住宅などはZEH基準の水準の省エネ性能の確保、および新築の一戸建て住宅の6割に太陽光発電設備などが導入されていることについて、説明してください。
なんてものだったら、できますかって話で。
宅建士やFP資格所有者で、そのジャンルに実績があるWebライターなら、ごく普通のお題です。
ですが特に不動産ジャンルに知見も実績もなければ、対応は難しいでしょうし、まず採用されません、いや採用しにくいです。
つまり、そういうこと。
指定納期より早く納品すべき?
これは難しいところですが、納期だけは早いけど品質がなあっていうタイプのWebライターも多いのです。
量産型Webライターと個人的には呼んでいるのですが、ともかく評価は度外視で、数を稼ぐタイプだと発注の翌日には納品ということはザラにあります。
が、品質は別問題。
こういうことをクライアントはイヤというほど経験しているので、必ずしもアピールにはならないのですよ。
いやいや、こっちも予定あるから、この納期で依頼してんねんっていう事情もあったりするので、早めに納品しても差し支えないかを聞くという姿勢が重要と言えます。
これが求められるコミュニケーションなのですが、多くのWebライターは勘違いしまくっていて、
- 24時間以内には返信します
- コミュケーションには問題ありません
- 報連相はしっかりやります
程度しか言えないわけです。
こんなもん、信用できるかい。
報酬が安くても実績が大事?
Webライターの世界でも「安かろう悪かろう」があるので、安い案件は、スキルの上昇がやはり遅いです。
なぜか?
そのような案件は、誰でも書ける内容を求めていることが多いから。
例えばアンケートとか、体験の感想とか、めっちゃ安いですよ。
逆に医療系であれば、文字単価10円20円の世界もあるのですが、これは現役の医師、薬剤師、看護師だけが太刀打ちできる内容が多くて、一般のWebライターでは務まりません。
ただし医師の監修付きなら、Webライターでも対応できるのですが、少なくとも薬機法などに詳しくない限りはハードルが相当に高くなるのが定番です。
要は受注数だけじゃなく、ジャンルや内容が最も重要になります。
まとめ
「Webライター初心者あるある疑問を挙げて正直にクライアントの立場から回答してみた」というテーマで、初心者Webライターが遭遇するであろう疑問について回答してみました。
簡単で誰でもできるという触れ込みで、Webライターを副業に選んだ人も多いかもしれませんが、稼げるとは誰も言わないのは、まあ、今回書いたことも要因としてあります。
予算がガッツリあるクライアントと渋賃なクライアントでは、同じような内容と条件でもやはり報酬がちがいますから、そういう部分も見て営業をかける必要があるわけです。
ね、こういうこと、Webライターのブログには書いてないことが多いでしょ。
知らなくて書けないのか、知っているけど書いてないのか、それは知りませんが・・・。
参照
令和4年の医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)等の一部改正について|厚生労働省