デトックスって何?大量の汗をかくのは効果があるのでは?デトックスの正しいやり方について
デトックスってそもそも何なのでしょう?デトックスにはなんとなく体に悪いものを体から排出するというイメージがあることから、大量の汗をかいたらデトックス効果もあるように思っている方もいるようです。ちょっとそのあたりのデトックス周りについて、今回は解説していきます。デトックスの正しいやり方もご紹介しますので、参考にしてみてください。
もくじ
デトックスとは?
デトックスという言葉、数年前から耳にするようになりましたが、一体何なのでしょうか。
デトックスとは、英語で「解毒」を意味するDetoxificationの略語で、体内に溜まった毒素(有害な物質など)を排出させる行為のことです。
体内にたまる有害物質には、老廃物や有害化学物質、有害ミネラルなどがあるそうです。
この中でも銀や鉛、カドミウム、ヒ素といった「有害ミネラル」を、デトックスでは主に排出していくことを目的としているようです。
有害ミネラルはなぜ体に貯まるの?
「有害ミネラル」は、日々私たちが食べている食物や水などから体内に入り込み、蓄積されていきます。
しかし、これらを便や尿、汗、また、毛髪や爪などから排出しさえすれば、問題はないそうです。
こうして「有害ミネラル」をデトックスすると、体調が整い、次第に調子良くなっていくのだそうですよ。
毒素が貯まるとどうなるの?
ちなみに、毒素が体に溜まった状態だと、どういった症状が現れるのでしょうか?
毒素が貯まると、次のような症状が現れるといいます。
- 便秘
- ニキビ(吹き出もの)
- シミ
- 血行不良による肩こり、関節の痛み
- 気分が沈む・イライラ
- 風邪をひきやすい
毒素が貯まることで、体のバランスが崩れたり、免疫力が落ちたり、自律神経に支障をきたしたりするわけですね。
デトックスのやり方
では、そんな毒素を体から取り除くデトックスは、どう行えばよいのでしょうか。そのやり方を次に紹介しましょう。
まず、デトックスには、大きく2つの考え方があります。1つは毒素を出すこと。そしてもう1つは、毒素を入れないようにすることです。
当たり前ですが、毒素をなるべく入れなければ、毒素を排出する必要もないわけです。ただ、完璧に毒素を摂り入れないというのも難しいので、この2つの両方を行う必要があります。
ではまず、毒素を摂り入れない方法から解説します。
毒素を体に入れないためには
毒素を体に入れないためには、なるべく農薬を使っていない無農薬野菜を選んで食べるようにします。野菜は水道水で洗ったあとに、ミネラルウォーターや浄水器を通した水に浸けておくとよりベターです。
魚や貝を食べる際は、えらやはらわたなどは極力食べないようにします。現代の海は汚染されているため、その中に住む魚たちも汚染の影響を受け、内蔵などに毒素が溜まっているのです。
また肉類に関しては、なるべく煮る調理をし、その際に十分にアクを取り除きましょう。
当然、食品添加物が含まれているものは、極力食べないようにします。
現代は大気も汚染されているので、空気清浄機を使用すると良いでしょう。
こうして、なるべく体内に毒素を入れないように心がけることが、デトックスの基本となります。
体内から毒素を取り除く
次に、溜まってしまった毒素を抜いていくやり方になります。
デトックスは尿による排泄を促すことが主となります。そのためには、1日のうちに水分をよく摂ることがひつようとなります。1日に1リットル以上飲むことを目標としましょう。
また、尿の排泄効果を高めるためには腎臓の機能を良好にしておく必要があります。
ニンニクやしょうが、ねぎなどと、青物系の野菜は、毒素を排出する機能があります。ゴボウやこんにゃくなどの食物繊維を多く含むものにも、毒素を流す効果がありますので、意識的に食べると良いでしょう。
また、毒素の無毒化促進という観点から、トマトやイワシなどもおすすめです。
食事以外ですと、ストレッチや半身浴などの体を動かすことはデトックスに有効です。体を内臓から温めると、内蔵の機能が良くなりますので、そういう意味から岩盤浴もおすすめです。
便秘は要注意
デトックスにおいては、便秘は要注意です。
本来、便は体内の毒素を外に排出する役目を行っていますが、便秘になと腸内に長い時間便がとどまるため、腸壁を通して便から毒素を再吸収してしまいます。
なので、便秘こそデトックスにおいては最も悪い状態といえます。
便秘は水をよく飲むことと、バランスの取れた食事をよく噛んで食べること、また、規則正しい生活や、適度な運動により解消することができます。
デトックスを心がけるなら、便秘は必ず克服するようにしましょう。
汗をかくこととデトックスについて
激しい運動をしたり、サウナに入ったりすることで大量の汗をかくことは、デトックス効果かあるのか?ということですが、さほどデトックス効果はないとのことです。
実際、汗の成分は水とミネラルなのですが、この中に有毒物質も含まれてはいます。なので、デトックス効果がまるでないというわけではないのですが、デトックスを目的として汗をかくというのは、期待できるほどの効果は得られないといえます。
デトックスは主に尿から排泄されるものなので、その役目は腎臓と肝臓とが主に担うことになります。
なので、腎臓と肝臓の機能を高めることは、デトックス効率を上げることにもつながるといえるでしょう
まとめ
サウナで大量の汗を書いて「ととのう」ことは、さっぱりとして気持ちがよくなるのでリラクゼーション効果は抜群だと思いますが、デトックス効果に関してはさほど期待できないようですね。
もしも体内の毒素を排出して体調不良を改善したいのであれば、この記事内で紹介したデトックス効果のあることを行うようにしてみてください。