幸せとは何か?幸せに対する概念の勘違い 大切なのは価値観を持つこと では価値観とは?

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「幸せ」とは何だと思いますか。多くの人は「幸せ」に対する概念を勘違いしているがゆえに、幸せになれないとも言われています。そこで大切となってくるのが「価値観」を持つことです。この価値観は自分以外の誰かが決めたことではなく、自身が決めたものでなければ意味がありません。では価値観とはいったい…。

幸せになりたいと思う人が幸せになれない理由

「幸せになりたいんです」そう言う人が、よくいます。

たしかに、幸せになりたいと、誰もが思うことでしょう。

しかし、「幸せになりたければ、幸せになろうとしてはいけない」なんていう、禅問答のような格言があるのもまた事実。

これってどういう意味なのでしょう。

そもそも「幸せ」ってなんなんでしょう?

どうやら、「幸せになりたい」と思う人が幸せになれない理由も、「幸せとは何か」という概念の勘違いにありそうです。

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「幸せ」という概念の勘違い

多くの人は「幸せ」を、「喜びに満ち溢れた状態がずっと続く状態のこと」をイメージしている人が多いようです。

しかし、冷静に考えてみて、そんな状態が続くことはありません。

というのも、感情は常に移り変わるものだからです。

このように感情が常に変化するものである限り、常に喜びに満ちた状態にあるということは、ありえないのです。

なので、何かを手に入れたり、結婚したり、子供を持ったりしたとしても、幸せの瞬間を感じることはあっても、永続的に幸せな状態が続き、ネガティブな要素がまるでない状態であり続けることはありえないのです。

価値観を持つと人生の充実度が増す

そこで大事になってくるのが「価値観」です。

価値観がないと、目標がぶれてしまいます。

目標がぶれていては、努力も続きません。

しかし、しっかりとした価値観を持っていると、人生の指針ができ、どう生きればよいかが明確になります。

すると、他人の評価や他人の目標を追うことなく、自分で決めた目標を掲げ自分の選んだ道を歩いていくことができます。

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価値観と目標

価値観と目標は違います。

目標とは、具体的なもので、そして期限を伴うものです。そして、目標を達したら、そこで終了します。

価値観には達成も終わりもありません。価値観は、「どう生きたいか」「どんな人間でありたいか」「どのような原則を貫きたいか」といった、いわば自身の「美学」のようなものです。

自身の価値観に沿って生きるということは、「選んだ道」を歩み続けるということでもあります。

その道を進む途中では、様々な困難も起こります。人生とは必ず困難を伴うものだからです。

しかし、自身の価値観を持って生きるということは、その道を外れることなく困難を克服していくということです。

そうやって困難や自身が決めた目標(チャレンジ)を克服していくことで、人生を有意義に感じ、学び、自己肯定感も増していきます。

言うなれば、この道(価値観)からブレずに進み続けるというプロセスこそが、「幸福」と言えるでしょう。

なので、未来に幸せを求めるというのはおかしなことで、価値観に従って生きている、努力している限り、有意義で幸せな人生を送っているということに相違ないと言えます。

それ故に、自身の価値観を明確にすることは、とても重要となります。

まとめ

「幸せになりたければ、幸せになろうとしてはいけない」などと言われます。

これは多くの人が幸せの概念を勘違いしているからです。

そこで大事になってくるのが「価値観」です。

価値観がはっきりすると、生きるべき道(指針)ができます。ゆえに価値観は、自分が決めたものでなければ意味がありません。

そしてその価値観に則りながら、自身が掲げた目標を達成していくよう努力していくところに、困難でありながらも面白さがあります。

つまり、「幸せ」とは未来に求めるものではなく、価値観に従ってもがき努力しながらも生きている今にこそ、有意義で幸せな人生があるということです。

それ故に、自身の価値観を明確にすることはとても重要です。当然、人生の過程において価値観は変化しても良いものです。

今回の話はジェリー・スミスさんの書かれた『メンタルマネジメント大全』の中の、「「幸せになりたいだけ」に関する問題」を要約し、私の意見を織り交ぜてまとめたものです。

興味を持たれた方は、『メンタルマネジメント大全』の方も、ぜひ読んでみてください。

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