顎関節症とは 症状や原因・治療法について 顎関節症は治るのか?受診は何科に行けばいい?

2人に1人は経験すると言われている顎関節症。いったいどんな症状があるのでしょうか。また、顎関節症になる原因や治療法、そして顎関節症は治るのかといったことについてお伝えします。受診の際には何科を訪れれば良いかもご紹介します。

顎関節症 その症状とは

2人に1人はなると言わている「顎関節症」。一体どんな症状が起こるのでしょうか。

顎関節症になると、

  • 噛むと痛みや異常を感じる
  • 口を開け閉じする時に顎関節がカックンとなる
  • 口を大きく開けにくい
  • 口の開閉がスムーズにできない
  • 口が左右に動かしずらい

といった症状が見られるようです。

そして、時にあごが外れるということもあるそうです。

中でも顎関節症の3大症状と言われているのが、

  • 口を開けたり噛みしめた時のあごの痛み
  • 口を開いたときにカクンとかジャリといったような音がする
  • 口を大きく開けない

といったもの。

また、顎関節症の初期症状で見られるのが、顎を動かしたときの痛みだそうです。

これらに該当する場合は、顎関節症である可能性があります。

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顎関節症の原因

ではいったいどうして顎関節症が起こるのでしょうか。

その原因はというと、

  • 歯ぎしり
  • 食いしばり

といった噛み合わせに原因があると言われています。

また、

  • 猫背
  • 頬杖をつく

といった姿勢の問題や、

  • 精神的なストレス

からなることもあると言われています。

また、一般的に男性よりも女性の方が顎関節症を発症する人が多いようです。

その理由として、女性は骨格や筋肉が弱く、そのために血液の循環があまり良くない傾向にあるからなのだそうです。

顎関節症の治療について

顎関節症の治療には症状等によりいくつかの治療法があるようです。

その治療法とは、

  • 薬物療法
  • 理学療法
  • 運動療法(リハビリ)
  • スプリント療法(マウスピース)
  • 心身医学療法

などです。

顎に痛みがある場合は、対処法的に痛みを薬で抑える薬物療法が行われたあと、症状に合わせた治療法が取られるようです。

ただ、顎関節症は明確となっていないことが多く、世界共通の定義がないものです。

症状も多岐にわたるため、効果の高い治療方法も明確なものがなく、顎関節症の治療方法は病院によってそれぞれ異なる治療法がとられているのが現状のようです。

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顎関節症は治るのか?

それでは、顎関節症は治るのか、ということが気になってくると思いますが、必要以上に顎に負担をかけないようにすることで症状が緩和し、自然と痛みや不具合が治まったという人も少なくありません。

顎の負荷を避けるように意識するだけでも、だいぶ改善することがあるようです。

ただし、就寝時に歯を食いしばったり歯ぎしりをしていることが原因で顎関節症を起こしている場合は、想像以上に歯や顎に負担がかかっていることは間違いありません。

この場合は就寝時に使用するマウスピースを作ってもらうことで、歯や顎に対する負担を軽減することができます。

痛み等がある場合は1週間程度様子を見て、症状が改善されない場合は病院にて診察を受けることをおすすめします。

放っておくと頭痛などの他の症状を併発する可能性があります。

顎関節症の受診は歯科口腔外科を訪れましょう。

まとめ

口を開けたり噛みしめた時にあごに痛みがあったり、口を開けたときにカクンと音がする、口を大きく開けることができないといった症状は、顎関節症を起こしている可能性があります。

顎関節症はおよそ半数の人が人生で経験すると言うほど、よくあるものです。

症状がさほどひどくない場合は、顎に負荷をかけないよう意識して過ごすことで、自然と治る場合もあるそうです。

1週間程度様子を見て改善しない場合は、病院にて診察を受けましょう。顎関節症の診察は歯科口腔外科です。

歯ぎしりや食いしばりの癖がある人は、自分の歯型にあったマウスピースを作ってもらうことで、歯や顎のダメージを抑えることができますので、病院にて相談してみてください。

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