成功者に必要なもの それはハッタリと錯覚資産、鈍感力?でも真の成功者とはいったい?
成功者に必要なもの。それはハッタリと錯覚資産、鈍感力なんて言われています。たしかにビジネス的に成功したいなら、これらの要素はとても大事だと思います。というか上手くやれば、これだけで成功できたりするでしょう。でも、世の成功者像と真の成功者とは、実は違うと思います。では真の成功とはいったい?
もくじ
成功者と呼ばれる人たちは…
ことビジネスにおいて、成功者と呼ばれる人は、自己肯定感が高く、根拠のない自信に満ちあふれているので、一見して「何でもデキる人」みたいに見られがちです。
実はこの「他人からどう見えるか」というのは、ビジネスにおいて成功するには、とても重要な要素だったりします。
そして面白いのが、自信に満ちたなんでもデキそうな人に見せるのに、お金は掛からないということです。
よく「社長になりたかったら、社長のように行動しろ」と言われたりします。
社長になったら社長らしく振る舞うのではなく、社長になる前から社長のように振る舞えば、気づけば社長になっているという、なんだか「本当かよ?」と疑いたくなるような格言ですが、あながち間違ってはいないような気がします。
成功者が必要なもの
成功するために必要なものって、なんだと思いますか?
努力?忍耐?根性?
うーん、昔の漫画とかだと、こういったものをよく主人公に科せていましたが、現実のいわゆる成功者を見ると、あまりこういうタイプはいないように思えます。
日本人はむしろ、努力や忍耐、根性で頑張るタイプは多いように思いますが、そういう人たちは意外と目立たず、評価もされずに報われないことが多い気もします。もっと評価されても良いはずなんですけどね。
それよりも成功者が必要なのは、「錯覚資産」だと思います。
錯覚資産とは、先にもあげた、他人から、「この人はデキそう」と思わせる力のことです。
例えばモテる人って、堂々としていると思いませんか?なんか自身に満ちていて、キラキラして見えます。
その雰囲気に飲まれて、なんだか「この人モテそう」と思ってしまいますよね。
これが錯覚資産です。
錯覚資産を磨く
ではこの成功に必要な「錯覚資産」は、どうやって磨けば良いのでしょう。
例えば、学歴も立派な錯覚資産です。
例えば、ミュージシャンやお笑い芸人なのに東大を卒業していると聞くと、急に音楽自体が崇高なものに感じ、お笑いネタも実はとても奥が深いものなのではと勝手に想像してしまいがちです。
これが錯覚資産です。
同じことをやっていても、相手が勝手に「すごい」と評価してくれるのです。もちろん、評価が高いということは、チャンスもつかみやすくなります。
就職活動などは、正に錯覚資産がモロに現れるところですよね。面接官が短期間の間に評価できることなんてタカが知れていますから、わかりやすい学歴で判断するんです。
言うなれば、学歴は最もコスパの高い錯覚資産と言えます。だって、たった1年必死で勉強しただけで、一生使える強いカードが手に入るわけですから。こんなにラクなことはありません。
この先何をするにしても、高学歴という錯覚資産を手に入れておいて、損はありません。
実際のビジネスにおいては、身なりや、自身に満ちた言動、信頼感、といったものが錯覚資産になります。
人は自信のなさそうな人には仕事を依頼しませんので、実績のないときはハッタリをかまして、とにかく実績づくりに漕ぎ着ける必要があります。
そうすると次からは、その実績とハッタリとで、更なる大きな仕事をつかむチャンスが得られるようになります。
もちろん時にはハッタリをかまして仕事を取ったものの、大失敗して、相手から見放されることもあるでしょう。
しかしそんなことにはメゲずに、どんどんと次へとアプローチを掛けていく行動力も必要です。
つまり、失敗や叱責にめげない「鈍感力」も成功者には必要です。
成功に向かない人
なんだか、錯覚資産とハッタリと鈍感力とで成功しているのなら、意外と中身は大したことないなという感じがしてきますよね。
でも実際のところはそんなもんです。人間そう大して中身の実力は変わりません。
でも、ハッタリで得た経験の差は、その後の自信には大きく影響してきます。
外国に行ったことがある人と行ったことがない人がいた場合、外国について語るなら、行ったことがある人のほうが説得力がありますよね。それに事実に基づいた、自分の経験談を話すことができるからです。
なので長い目で見ると、成功者はより成功していくんです。
でも、ハッタリをかますのが苦手だったり、鈍感力のない繊細さんだったりした場合は、錯覚資産をなかなか相手に抱かせるような言動を取るのは難しいかもしれません。
もしこのような行動を取ることが無理だと感じたなら、いわゆる世の中が抱く成功者になるのは難しいかもしれません。
でも、ほんとうの意味での成功とは何かと考えてみればわかるように、人により成功というものはそれぞれ違います。
なので、世間から成功者と思われなくとも、自分にとっての成功を目指せば良いのです。
「週3日しか働かずにのんびり生きたい」というのが理想であれば、アルバイトだろうが、年収がいくらだろうが、それを実現できた時点で成功者です。
「結婚して家族を持つ」ということがやりたいことであれば、なんとか家族でやっていけている時点で、他人から大変そうと思われようと、本人にとっては十分成功者なんです。
このように自分の理想に忠実に成功像を描けるのなら、錯覚資産もハッタリも鈍感力も必要ないかもしれません。
大事なのは、他人が描いた成功像ではなく、自分が思い描いた「自分だけの成功像」をはっきりとさせ、それを実現できるよう行動することだと思います。
まとめ
自己肯定感は、自分自身を肯定する力のことですぐが、意外にも他人から認めらることで自己肯定感が高まるという人も多いと思います。
なかなか自分自身で自己を認めるのって、難しいんですよね。
それ故に承認欲求が高まり、つい他人のものさしで自分を評価してしまいがちになります。
そうすると、世の中の平均や、みんながどういった物を手に入れているか、どういった生活レベルが求められているのかといった、基準を探してその基準と今の比較とをしてしまいがちです。
でも多分、それでは真の幸せはいつまで経っても掴めないし、心穏やかに生きていくことなどできないでしょう。
いちばん大事なのは、他人や世の中の評価や基準ではなく、自分がどうしたいか・どうありたいかだと思います。
この軸がブレず、それを求めて手に入れた人こそが、「真の成功者」だと思うのです。