しまった!塩分を摂り過ぎた!と思った時にすべきこととは?塩分を摂りすぎるとなる病気
毎日の食事の中で、つい塩分を摂り過ぎた!ということもあるかと思います。そんな場合の対処方法をお伝えします。とあるものを食べることで、摂りすぎた塩分を体内から排出することができます。その食べ物とは?また、塩分を摂りすぎると様々な病気を引き起こします。その病気はいずれも命に関わる病気なので、塩分の摂りすぎはくれぐれも注意が必要です。
塩分を摂り過ぎた!と思った時にすべきこと
塩分の摂り過ぎは体に良くない、そうわかってはいるものの、つい美味しいラーメンのスープをつい全部飲んでしまった!なんてこと、ありますよね。
せっかく美味しいものを食べたのに、塩分摂りすぎた罪悪感で、折角の幸せ気分も帳消しに、なんてなったら、なんとも悲しいもの。
そこで、思いがけず塩分を摂りすぎてしまったときの対処法をお伝えします。
塩分を摂り過ぎたら排出せよ!
塩分は私たちが生きていくうえで、体のなかで一定の割合で保たれる必要があります。
しかし塩分を摂りすぎてしまうと、これは体に悪影響を及ぼすことにもなってしまいます。
もしも思いがけず塩分を摂りすぎてしまったときは、体内から塩分を排出するようにしましょう。
一体どうやって?と思いましたか。
それは、塩分を摂り過ぎたときには「カリウム」を含む食べ物を摂ると良いのです。
その理由は、カリウムはナトリウムを体の外に排出しやすくする働きがあるからです。
カリウムを多く含む食材は、
- 野菜(ブロッコリー、トマトなど)
- 果物(バナナ、キウイ、アボカドなど)
- 海藻類(昆布やひじきなど)
- いも類(じゃがいも、さつまいもなど)
- 豆類(大豆やいんげん豆など)
などです。
また、コーヒーや牛乳、オレンジジュース、トマトジュース、玉露などの飲み物も、カリウムを多く含みます。
塩分は1日にどれくらい摂っていいものなのか
塩分の摂り過ぎは体に良くないと言いいますが、では一体塩分は1日にどれくらい摂っていいものなのでしょうか。
日本人の成人が1日にとって良い塩分量は、男性で7.5g未満、女性で6.5g未満とされています。
これ以上の量を摂った場合は、塩分の摂りすぎということになります。
ただしこれは健康体の人の場合で、高血圧や腎臓病の方は、もっと塩分を控えなくてはなりません。
目安としては、1日の塩分摂取量を6g未満にしたいところです。
塩分を摂りすぎるとどんな病気になるか
塩分を摂りすぎると、
- 脳卒中
- 高血圧
- 動脈硬化
- 心肥大
- 心不全
- 虚血症心疾患
- 腎障害
などの病気になりやすくなります。
これらは命に関わる病気でもありますので、塩分の摂りすぎには十分に注意が必要です。
特に糖尿病やメタボリックシンドロームの人は、塩分による影響を受けやすい状態にありますので、くれぐれも塩分の摂りすぎにはご注意を。
腎臓を悪くすると
塩分を摂りすぎたときは、カリウムを多く含む食品を食べて、塩分を排出したほうが良いというアドバイスをしましたが、これには例外があります。
それは既に腎臓が悪い方の場合です。
腎機能が低下すると血液中のカリウムが高い状態にあります。
通常であれば、体の中のカリウムは尿と共に排出されるのですが、腎機能が低下している場合、尿と共にカリウムが上手く排出されません。
そのため血液中のカリウム値がより高くなってしまいます。
血液中のカリウム値が高くなりすぎると、不整脈が現れ、最悪の場合心臓が止まってしまいます。
なので、腎臓が悪い状態にある人は、塩分を摂りすぎてもカリウムを多く含む食品を摂らないようにしましょう。
というよりも、腎臓が悪い状態であるなら、そもそも塩分を摂りすぎてはいけません。
まとめ
塩分を摂り過ぎた!と思ったら、カリウムを多く含む食品を取って、体内から尿とともに塩分を排出させましょう。
カリウムを多く食品は、野菜や果物、海藻類、いも類、豆類です。
飲み物だと、コーヒーや牛乳、オレンジジュース、トマトジュース、玉露など。
ただし腎臓が悪い人はカリウムの摂取は良くありませんので、この方法は通用しませんのでご注意ください。
というよりも、既に腎臓が悪い人は塩分を摂りすぎては絶対にダメです!