価格高騰!お買い得なポルシェのモデルはどれ?今なら買える・今しか買えないポルシェとは
ここ数年のあいだに、急激に旧車の価格が高騰しています。特に旧いポルシェの値上がりは、目を見張るものがあります。ではいったい、いま現在でお買い得なポルシェのモデルはあるのでしょうか。あるとしたらどれ?今なら変える・今しか買えないポルシェについて、ご紹介しましょう。
もくじ
旧いポルシェの価格が高騰!
旧いポルシェがここ数年で高騰しました。一時は200万円台でスーパーカー時代のポルシェ911が買えたのに、もはや1000万以下では買えない状態に。
感覚としては、一時の4倍くらいに跳ね上がっている感じですかね。
株価のように、いつかまた値下がりしてくれれば良いのですが、株と違って旧い車はどんどん減っていくので、値下がりすることはないでしょうね。
アンティークとなり得るものの値段はまるでレ点チェックのマークのように、新品時からある時期までは値下がりしますが、ある時を境に上昇し、そのうち販売時の定価すら超えていきます。
まさに空冷ポルシェがそんな感じで、ついに新車価格を超えてきました。
いつかは空冷ポルシェを!と思って夢見てきましたが、どんどんと夢が遠ざかっていきます…。
ポルシェにかかわらず、旧車や旧い時計、旧い楽器など、ビンテージと呼ばれる領域のものが、どんどんと高くなっています。
ポルシェ911でも歴代モデルにより中古価格に雲泥の差がある
憧れの空冷ポルシェは手の届かない存在になりつつあります。
そして、最新型のポルシェなど、端から買えるわけがありません。
ここでおさらいですが、ポルシェの911というのは、いわば車名であって、モデルチェンジすると変わるいわゆる型式がタイプ930とかタイプ997といったものになります。
ちなみに、若番が旧い型式かというとそうでもありません。途中まではそうでしたが、あるときから変になってきました(笑)。
古い順から並べると、
901
930
964
993
996
997
991
992
となっています。
つまり、今の最新式の911はタイプ992になります。
そして、901から993までが空冷時代のポルシェで、現在もっとも高騰しています。
ポルシェ911はタイプ996から水冷になりました。ここがポルシェ好きの中でも、好みが分かれるポイントです。
どの時代のポルシェも好きという人がいる反面、空冷時代の旧いポルシェしか興味がないという人もいます。
いま狙い目のポルシェ911はどのタイプ?
先程紹介したように、物の価値はレ点チェックのマークのような動きをします。
もちろんポルシェ911も例外ではありません。
言うならば、空冷ポルシェは数年前にレ点の最下点を過ぎ、上昇モードに入って、現在は起点(新車時)よりも高い位置に来たわけですが、現在が最下点であろうというものもあります。
それがタイプ996です。
タイプ996は1997年から2004年まで作られたモデルで、この996から水冷エンジンになりました。
今からおよそ26年前にデビューし、最終モデルでも20年が経過しています。
このタイプ996だと、230万円くらいから販売されており、ターボやGT34を除けば、走行距離の少なバリモノ996でマックス750万円くらい。
なので、大体350万~400万円くらい出せば、そこそこ程度の良い996が買えそうです。
350万でポルシェ911のオーナーになれるなんていいですよね!これなら頑張れば、なんとかなりそう?
ちなみに、タイプ996は前期型と後期型とでヘッドライトの形状等が異なりますが、個人的におすすめは後期型です。
ボクスターやカイエンにも狙い目のタイプあり!
ポルシェ911はポルシェを代表するモデルだけに、安くなってもある程度の下限値がありますが、2シータのスポーツモデルであるボクスターやSUVタイプのカイエンなどは、もっと安いものがあります。
ボクスターの方は初代の986型(1996年-2004年)が手頃価格となっており、130万円くらいから入手することができます。
カイエンも初代の955/957型(2002年-2010年)はかなり安くなっており、100万円くらいから販売されています。
ただ、ボクスターはまだしも、カイエンは将来的に価値が出て再び値が上がりそうかというと、ちょっと希望が薄いです。
ボクスターの方はひょっとしたら、ユーノスロードスターの初期型(NA)の値が上がったように、今後価値が出てくるかもしれませんね。
ただ、ボクスターもカイエンも、もとは超高級車ですから、壊れたときの修理費はそれなりに掛かるので、その点だけは覚悟してくださいね(笑)。
まとめ
「以前はこの価格で買えたのにー!」なんて言っていたら、もう何も買えません。
それでも欲しければ、がんばって買うしかありません。もしくは諦めて別の車を買うとかね。
いつまでも手に入るモノなんて、実はないのかもしれませんね…。