ホワイトカラーの生産性を劇的に向上させるシンプルな方法!優先順位の決定法とは
ホワイトカラーの生産性向上は日本では大きな課題となっています。
そもそもホワイトカラーとは、わかりやすく言えば事務的労働、つまりはデスクワークです。
対して労務的労働、つまりは現場で働く人々はブルーカラーと呼ばれています。
デスクワークは華やかに見えますが、労働時間が長い、残業は当たり前といった点は、長年に渡って解消されていません。
時代が移り変わってもホワイトカラーの生産性は上がらない原因は、どこにあるのでしょうか。
また少しでも生産性を向上させるための方法は無いのでしょうか。
もくじ
日本の労働生産性の現状
まず大局から。
公益財団法人日本生産性本部が発表している「労働生産性の国際比較」の2020年版において、日本の一人当たり労働生産性はOECD(経済協力開発機構)加盟37カ国中26位です。
めちゃめちゃ低い!
国内ではDXだのデジタル庁の創設だの、いかにもホワイトカラーの生産性に寄与しそうなワードが飛び交っていますが、どうも言葉だけが先行している印象です。
DXって「デラックス」と勘違いしている人も、未だに多いと思いますよ(汗)
即実行可能なホワイトカラー生産性向上の方法
取り急ぎ、明日の業務も手一杯という人も少なくないはず。
そんな時には優先順位を決めると良いです。
「何度も聞いたし知ってるけれども、でも出来なかった」
そんな声が聞こえてきそうですが、アイゼンハワーマトリックスを試したことはありますか?
業務の重要度によって優先順位を決めていく方法です。
具体的には、
- 緊急かつ重要:直ちに行うべき業務に相当
- 重要だが緊急ではない:後日完了する必要がある業務に相当
- 緊急だが重要ではない:他の人に任せたほうがよい業務に相当
- 緊急でも重要でもない:To-Doリストから削除
という具合です。
上から順に優先順位が高い業務になります。
特にTo-Doリストに10以上のタスクが並んでいる人は、かなり有効です。
マルチタスクなんて無理なのですから、シングルタスクを小気味よくこなすほうが結果的に効率的なんとこは良くあります。
是非、お試しを。
マルチタスクは生産性向上を阻害する
巷では生産性向上の切り札として「マルチタスクだ!」なんて意識高い系が特に声高に叫んでいる印象もありますが、もうマルチタスクは幻想だと気付き始めている人もいます。
人間の脳は優秀ですが、並行処理には向いていないのですよ。
その証拠のひとつとして「ながら運転」での事故が多発しているではありませんか。
スマホ歩き(ながらスマホ)も同様で、神奈川県大和市に至っては全国初の歩きスマホ規制条例を制定しています。
警告)上記リンクはHTTPS通信が使用されていません
ゆえにマルチタスクは幻想です。
まとめ
ホワイトカラーの生産性を劇的に向上させるシンプルな方法は、アイゼンハワーマトリックスの利用です。
優先順位が適切かどうかの判断に使ってください。
マルチタスクについては「そう思い込んでいるだけ」と言えます。
参考情報
マルチタスクという言葉の響きは良いですが、実益からするとマイナスです。